2022年に韓国で放送されたドラマ「財閥家の末息子」は、財閥家への復讐を描いたファンタジードラマです。
主人公を演じるソン・ジュンギが一人二役を演じたことでも話題となりました。
家族の絆や愛憎が絡み合い、意外な展開が続くストーリーは視聴者を惹きつけ、韓国国内外で多くのファンを魅了しました。
この記事では、「財閥家の末息子」のあらすじ・キャスト・登場人物の相関図について詳しくご紹介します。
あらすじはネタバレなしなので、ご安心ください。
あわせて読みたい
韓国ドラマ「財閥家の末息子」Netflixで見れない?配信はどこで見れるか動画配信サイトを調査
財閥家の末息子は、財閥に裏切られ命を落とした男性が、その家の末息子として転生し、復讐を誓いながら家族内の権力闘争に挑むドラマです。 本記事では、財閥家の末息子…
目次
「財閥家の末息子」のあらすじ(ネタバレなし)
主人公ユン・ヒョヌ(ソン・ジュンギ)は、韓国財閥スニャングループの未来資産チーム長として卓越した才能を発揮するビジネスマンです。
ヒョヌの目的は、グループ内の不正を徹底的に排除すること。
そんな中、ヒョヌは思いもよらぬ陰謀に巻き込まれ、命を落としてしまいます。意識を取り戻すと、そこには懐かしい光景が広がっていました。
なんとヒョヌは1987年にタイムスリップして、スニャン一族の末孫チン・ドジュンに生まれ変わっていたのです。
そしてヒョヌは、そのままドジュンとして新たな人生を歩み始めることに。この運命の転生をきっかけに、ヒョヌは自身を陥れた一族に対する復讐を企てます。
ヒョヌが立ち向かうのは、激しい権力争いが渦巻く冷徹な財閥の世界。
ヒョヌは、自身のビジネス知識と前世の記憶を巧みに活用して、一族の裏に潜む陰謀を暴いていきます。
そして、彼らの内紛に戦略的に関与し、さらなる混乱を巻き起こしていくのです。
「財閥家の末息子」の主要キャスト&登場人物紹介(相関図付き)
ソン・ジュンギ(ユン・ヒョヌ/チン・ドジュン役)
ソン・ジュンギが演じるユン・ヒョヌは、韓国財閥スニャングループの未来資産チーム長。真面目に働いていましたが、ある任務中に裏切りに遭い命を奪われます。命を失ったと思われたヒョヌですが、なんと1987年にタイムスリップしていて、スニャングループの末孫チン・ドジュンとして転生していました。前世で自身を死に追いやったスニャングループへの復讐を誓い、天才的な頭脳と冷酷さを武器に一族の権力争いに挑んでいきます。
ソン・ジュンギは、ヒョヌの悲哀とドジュンの鋭利な復讐心を巧みに演じ分け、見事に一人二役を演じました。「太陽の末裔」「ヴィンチェンツォ」などで高い演技力を示してきたソン・ジュンギは、「財閥家の末息子」でもその実力で視聴者を魅了しています。
イ・ソンミン(チン・ヤンチョル役)
イ・ソンミンが演じるチン・ヤンチョルは、韓国財界の頂点に君臨するスニャングループの創業者。冷徹かつ計算高い経営者です。末息子ユンギ一家を冷遇してきたヤンチョルですが、未来を見通すかのようなドジュンの発言に興味を抱き始めます。家族でありながらも無情に権力を追求し続けるヤンチョルの存在感は圧倒的です。
「ミセン」や「華麗なる誘惑」など数々の名作で高い評価を受けてきたイ・ソンミンは、「財閥家の末息子」でもその確かな演技力を発揮しています。
シン・ヒョンビン (ソ・ミニョン役)
シン・ヒョンビンが演じるソ・ミニョンは、韓国財閥スニャングループを捜査するソウル中央地検の検事。鋭い洞察力と強い正義感を持っています。仕事に情熱を燃やし、グループの裏に潜む真実を暴こうとするミニョンは、ヒョヌが転生したドジュンとの恋人関係により複雑な感情を抱くことになります。
シン・ヒョンビンは、「賢い医師生活」や「それでも僕らは走り続ける」などで注目を集めた女優です。「財閥家の末息子」でもその高い演技力で作品に欠かせない存在感を出しています。
キム・ヒョン(イ・ピルオク役)
キム・ヒョンが演じるイ・ピルオクは、スニャングループの創業者ヤンチョルの妻。スニャン家の奥様として家庭と企業の両面を支えています。夫ヤンチョルの頼れる同志であり、ヤンチョルを支える存在として、スニャンの発展に大きく貢献してきました。愛情深い母として家族を見守りながらも、スニャングループの後継者は自身が産んだ息子であるべきだと信じて疑わない強い信念を持っています。
キム・ヒョンは、韓国の人気ドラマ「太陽の末裔」や「賢い医師生活」などにも出演している実力派女優です。
ユン・ジェムン (チン・ヨンギ役)
ユン・ジェムンが演じるチン・ヨンギは、スニャン家の長男。長男として父の期待に応えようと奮闘するが、どこか頼りない存在。自分に欠けた実力を補うため、息子を後継者候補として前に出そうとします。父から特別扱いを受ける末孫ドジュンに嫉妬し、容赦しない姿勢を見せます。
「燃える青春」や「ヴィンチェンツォ」などで幅広い役柄を演じてきたユン・ジェムン。圧倒的な演技力が評価されています。
キム・ジョンナン (ソン・ジョンレ役)
キム・ジョンナンが演じるソン・ジョンレは、スニャン家の長男ヨンギの嫁。明洞の消費者金融業者の一人娘でもあります。夫ヨンギが、父ヤンチョルに認められない悔しさに加え、自分の妹の婿まで軽んじられることに憤りを感じています。
キム・ジョンナンは、「SKYキャッスル」や「紳士の品格」などで数多くの人気作に出演してきました。確かな演技力で、韓国ドラマ界での確固たる地位を再確認させてくれます。
キム・ナムヒ (チン・ソンジュン役)
キム・ナムヒが演じるチン・ソンジュンは、スニャン家の長男ヨンギの息子。幼少期から傍若無人で自分勝手に振る舞います。スニャングループは当然、自分が継ぐものと信じて疑わないソンジュンですが、祖父ヤンチョルの目が次第にドジュンに向けられていることに気づき、強い危機感を抱きます。
キム・ナムヒの出演作品として、「ある日」や「マイ・ディア・ミスター」などがあります。
パク・ジヒョン (モ・ヒョンミン役)
パク・ジヒョンが演じるモ・ヒョンミンは、スニャン家の長孫ソンジュンの嫁。ヒョンソン日報のオーナーの長女でもあります。スニャン家で挑発的な言葉遣いや大胆な行動を躊躇なく取るヒョンミンは、誰も自分を拒絶できないという揺るぎない自信を持っています。
「ユミの細胞たち」や「知ってるワイフ」などの作品で実力を示してきたパク・ジヒョンは、美しさと高い演技力を備えた女優です。
チョ・ハンチョル (チン・ドンギ役)
チョ・ハンチョルが演じるチン・ドンギは、スニャン家の次男。スニャングループを継ぐ立場にないものの、無能な兄を引きずりおろし、王座に就く機会を密かに狙い続けています。ドジュンをライバル視して、何度も罠に嵌めようとしますが、ことごとく失敗します。
人気ドラマ「ヴィンチェンツォ」や「二十五、二十一」などの作品で幅広い役を演じてきたチョ・ハンチョルは、圧倒的な演技力で視聴者を魅了し、韓国ドラマ界での地位を確固たるものとしています。
ソ・ジェヒ (ユ・ジナ役)
ソ・ジェヒが演じるユ・ジナは、スニャン家の次男ドンギの嫁。元経済省庁長官の娘でもあります。スニャングループに劣らぬ名門家の出身で、美貌と知性を兼ね備えたことに自信を持っています。成金の娘である長男の嫁ジョンレや、芸能界出身の末息子の嫁ヘインを露骨に軽視する一方、心の奥には息子を産めなかったという隠れたコンプレックスを抱えています。
ソ・ジェヒの他の出演作には、「夫婦の世界」や「マイン」などがあり、どの作品でも高い演技力を見せています。
チョ・ヘジュ (チン・イェジュン役)
チョ・ヘジュが演じるチン・イェジュンは、スニャン家の次男ドンギの娘。計算力や利益追求に優れたイェジュンは、父をサポートしながらスニャン家の王座を狙っています。
チョ・ヘジュは、「君の声が聞こえる」や「医師ヨハン」などで多才な演技力を示してきた女優です。
キム・シンロク (チン・ファヨン役)
キム・シンロクが演じるチン・ファヨンは、スニャングループ創業者ヤンチョルの一人娘。父ヤンチョルにとっては、愛嬌たっぷりの愛らしい唯一の娘であり特別な存在です。兄たちの無能さに失望しているファヨンは、自分こそがスニャンの後継者にふさわしいと信じ、父に認められるため、さらにはドジュンの助けまで借りて自らの立場を確立しようとします。
キム・シンロクは、「ヘル」「刑務所のルールブック」などで存在感を示してきました。
キム・ドヒョン (チェ・チャンジェ役)
キム・ドヒョンが演じるチェ・チャンジェは、スニャン家の一人娘ファヨンの婿養子です。検察庁で働く検事でもあります。検察庁では「チン・ヤンチョルの娘の婿」として見られることが多く、自身の力ではなくスニャン家の一員としての評価に苦悩しています。
キム・ドヒョンは、「ヴィンチェンツォ」や「アスダル年代記」などで多彩な役柄を演じてきました。
キム・ヨンジェ (チン・ユンギ役)
キム・ヨンジェが演じるチン・ユンギは、スニャン家の三男。他の兄弟が競争心を持つのに対し、ユンギは温厚で穏やかな性格です。他の兄弟とは母親が異なる婚外子でであるため、自分がスニャンの後継にふさわしくないと早くから悟り、スニャン家の権力争いには興味を持たずに生きてきました。しかし、息子のドジュンが父ヤンチョルの愛情を受け、事業感覚も備えている様子を見て、自身の中に長い間封じていた野心が少しずつ目を覚まし始めます。
キム・ヨンジェは、「悪霊狩猟団:カウンターズ」や「ミセン」などで幅広い演技を見せてきた俳優です。
チョン・ヘヨン (イ・ヘイン役)
チョン・ヘヨンが演じるイ・ヘインは、スニャン家の三男ユンギの嫁です。かつて華麗なトップスターとして活躍していましたが、その世界に居場所を感じられず、ユンギと出会い家庭を築きました。純粋な性格のヘインは、スニャン家の中では浮く存在であり、家の権力争いに関心を持たず、気後れすることもありません。何かを得たいという欲もなく、ただ自然体で家族に寄り添います。そのため、息子ドジュンがスニャン家の継承争いに巻き込まれ、ドジュンが傷つくのではないかと心配します。
チョン・ヘヨンは、「愛の不時着」や「ボイス」などで幅広い役柄を演じてきました。
カン・ギドゥン (チン・ヒョンジュン役)
カン・ギドゥンが演じるチン・ヒョンジュンは、スニャン家の三男ユンギの長男。ドジュンの兄でもあります。自由な心を持ち、歌とダンスに情熱を注ぎますが、残念ながらプレイヤーとしての才能には恵まれていません。流行するファッションをすぐに取り入れ、深刻な場面でも突如流行語を真似するという突拍子もない魅力の持ち主です。弟ドジュンの抜群の事業感覚には一目置くものの、自身は金儲けや継承争いに全く興味を示さない「貧しい財閥3世」として、独自の道を歩んでいます。
カン・ギドゥンは、ヒョンジュンのユニークで愛らしいキャラクターを見事に表現しています。「浪漫ドクターキム・サブ」や「賢い医師生活」などでも個性的な役をこなしてきた経歴があります。
チョン・ヒテ (イ・ハンジェ役)
チョン・ヒテが演じるイ・ハンジェは、平社員から昇進を重ね実力だけで役員の地位を築き上げたスニャングループの秘書室長です。ヤンチョル会長の腹心であり、目上の人への心配りや目下の人の扱いが得意。会長のせっかちで気難しい性格を深く理解し、孤独を共有するパートナーとして会長を支えています。しかし、スニャン家の兄妹たちから見れば、イ室長はただの管理人にすぎず、その冷徹な現実に苦しみます。
チョン・ヒテは、「梨泰院クラス」や「サイコだけど大丈夫」などで安定した演技力を見せてきました。
まとめ
「財閥家の末息子」は、財閥家の権力争いと、それに絡む複雑な人間関係が見どころのドラマです。
壮大な財閥グループの中で繰り広げられる陰謀や裏切り、そして愛と憎しみが交錯するストーリーは、視聴者を最後まで引き込みます。
この記事では、ネタバレなしであらすじを紹介し、主要キャストを相関図と共に解説しました。
「財閥家の末息子」を視聴する前にこの記事を参考にすることで、物語の概要を把握し、登場人物の魅力をより一層楽しんでいただければ幸いです。