韓国ドラマ「赤い袖先」あらすじ＆キャストを相関図付きでネタバレなしで紹介

2022年に韓国で放送されたドラマ「赤い袖先」は、朝鮮王朝を舞台に繰り広げられる王と宮女の切なく美しいラブストーリーです。

除隊後初の主演作となるPM2のジュノと、時代劇の女神と呼ばれる若手実力派女優イ・セヨンが豪華共演。

韓国で大ヒットしたベストセラー小説「袖先赤いクットン」をドラマ化しており、MBC演技大賞で8冠を受賞、最高視聴率17.4％を記録するなど、多くの支持を集めました。

本記事では、「赤い袖先」のあらすじ、キャスト、登場人物の相関図を詳しくご紹介します。

あらすじはネタバレなしなので、ご安心ください。

「赤い袖先」のあらすじ（ネタバレなし）

朝鮮王朝第21代国王・英祖（イ・ドックァ）の孫、イ・サン（イ・ジュノ）は、幼少期に父親を失い、宮廷で孤独に育ちました。

一方、幼い頃から宮女として宮廷に仕えるソン・ドギム（イ・セヨン）は、朗読の才能や好奇心あふれる性格で、周囲から愛される存在でした。

サンとドギムは、2人がまだ幼い頃に運命的に出会い、サンはドギムに想いを寄せるようになりますが、その後再会することなく時が流れます。

数年後、美しく成長したドギムは、尚宮たちからも一目置かれる存在に。

ある日、宮中を走っていたドギムは足を踏み外し、偶然居合わせたサンを巻き込み池に落ちてしまいます。

この一件をきっかけに、サンとドギムは距離を縮めていきます。

お互いに惹かれあっていくサンとドギム。

そんな中、宮廷内では激しい権力争いが繰り広げられており、サンは命を狙われるなど数々の試練に直面します。

サンは国を守るため、厳しい選択を迫られる傍ら、ドギムへの想いが溢れていきます。

宮女という立場にあるドギムもまた、サンへの気持ちと自分自身の生き方の間で葛藤。

サンとドギムの絆は次第に深まっていきますが、運命の波にさらされ波乱の展開が待ち受けているのです。

「赤い袖先」の主要キャスト＆登場人物紹介（相関図付き）

イ・ジュノ（イ・サン役）

イ・ジュノが演じるイ・サンは、第21代国王英祖の孫。若くして世孫となりながらも、宮廷内の陰謀と激しい権力争いに立ち向かう孤高の人物です。王としての責務と一人の人間としての感情との間で揺れ動きます。

イ・ジュノは韓国のアイドルグループ2PMのメンバーです。2013年には日本でソロデビューも果たしています。俳優としては、映画「監視者たち」でデビュー。その後「キング・ザ・ランド」や「ただ愛する仲」などの話題作に出演し、演技力を高く評価されました。「赤い袖先」は除隊後初の復帰作であり、MBC演技大賞最優秀演技賞を受賞するなど、俳優としての地位を確固たるものにしました。今では「演技ドル」と呼ばれており、今後も目が離せない俳優の一人となっています。

イ・セヨン（ソン・ドギム役）

イ・セヨンが演じるソン・ドギムは、東宮に仕える女官。周囲から愛される明るい性格の持ち主です。自分の人生を大切にしつつも、愛する人との間で葛藤します。

イ・セヨンは5歳のころに幼児向け番組「ポポポ」でデビューし、整った顔立ちと確かな演技力で注目を浴びました。子役としてのキャリアを積みながら、大人になってからも「王になった男」や「ルール通りに愛して！」など数多くの話題作に出演し、幅広い役柄を見事に演じています。「赤い袖先」ではイ・ジュノとの相性抜群の演技が話題を呼び、ファンから大きな支持を得ました。

カン・フン （ホン・ドンノ役）

カン・フンが演じるホン・ドンノは、イ・サンの忠臣であり、優秀な司書です。王宮随一の美男と称されるその容姿で女官たちを魅了しながらも、内心では野心を秘めているという二面性を持っています。

カン・フンは「赤い袖先」で人気急上昇し、2021年MBC演技大賞の新人賞を受賞するなど、大きな注目を集めました。「二十五、二十一」「シスターズ」「コッソンビ熱愛史」など話題作への出演を重ね、幅広い役柄を演じています。その存在感ある演技と爽やかなビジュアルで、これからのさらなる活躍が期待される注目の俳優です。

イ・ドックァ（英祖役）

イ・ドックァが演じる英祖は、朝鮮第21代王であり、イ・サンの祖父です。かつてイ・サンの父を死に追いやった過去を持ちながらも、孫に対しては厳しい愛情をもって育てています。王としての冷徹さと祖父としての複雑な感情を抱えています。

韓国の大御所俳優であるイ・ドックァは、韓国ドラマに欠かせない名優として知られています。高い演技力で時代劇から現代ドラマまで幅広い役柄を演じています。出演作として「あやしいパートナー」「第5共和国」「ジャイアント」などがあります。

チャン・ヒジン （中殿キム氏役）

チャン・ヒジンが演じる中殿キム氏は、英祖の新しい妻として宮廷に迎えられた英祖の継妃。王宮の中でさまざまな波紋を呼び、物語に重要な影響を及ぼす存在です。

チャン・ヒジンは、モデル出身の女優です。モデルデビューをした翌年に「ノンストップ」シリーズで新人の登竜門を果たしました。その後も「夜を歩く士＜ゾンビ＞」「いとしのソヨン」「悪の花」など、幅広いジャンルで実力を発揮し、その洗練された美貌と演技力で視聴者を魅了しています。

カン・マルグム（ヘビン・ホン氏役）

カン・マルグムが演じるヘビン・ホン氏は、イ・サンの母です。王室の一員として厳しい運命に翻弄されながらも、息子を思う母親としての愛情を強く抱き続けています。

元々は舞台女優としてキャリアをスタートさせたカン・マルグムは、舞台での豊富な経験を活かし、2018年にドラマデビューを果たしました。「良くも、悪くも、だって母親」「39歳」「イカゲーム」などの話題作に出演し、高い演技力で注目を集めています。舞台で培った表現力をドラマでも発揮しています。

キム・イオン（チョンヨン公主役）

キム・イオンが演じるチョンヨン公主は、イ・サンの最初の妹。ハツラツとした飾らない性格が魅力的なキャラクターです。宮廷という厳格な環境の中でも明るさを失わず、周囲を和ませる存在。その純粋さと温かさ癒されます。

2020年にWEBドラマ「美しかった私たちへ」でデビューしたキム・イオンは、新人ながらも可愛らしいビジュアルと自然な演技で注目を集めています。「赤い袖先」での初々しい演技には注目が集まり、今後の活躍も期待される若手新人女優です。

チョ・スンヒ（チョンソン公主役）

チョ・スンヒが演じるチョンソン公主は、イ・サンの2番目の妹。王家の一員としての品格と優しさを持ち合わせたキャラクターです。

「赤い袖先」で助演女優としてデビューしたチョ・スンヒは、その後も「その恋、断固お断りします」に出演し、今後の成長が期待される注目の若手女優です。「赤い袖先」では、初々しいながらも存在感を見せくれています。

パク・チヨン（チョ尚宮役）

パク・チヨンが演じるチョ尚宮は、百人の宮女を束ねる宮中の最高権力者。宮女たちの首長として絶大な影響力を持つ存在です。その威圧感のあるたたずまいと厳格な指導ぶりは、宮廷内の緊張感を一層高めています。

「ロマンスタウン」「天命」「ハウスメイド」など、数々の作品で存在感を放つパク・チヨンは、歴史ドラマにも数多く出演し、ドラマ女王として名高い女優です。50代とは思えない美貌と圧倒的な演技力で、多くの視聴者を魅了し続けています。

オ・デファン（カン・テホ役）

オ・デファンが演じるカン・テホは、イ・サンに忠誠を誓う護衛武士。優れた武術の腕を持つ頼れる存在です。サンの側で危険を未然に防ぎ、サンを守っています。

オ・デファンは2004年、映画のエキストラ出演をきっかけに芸能界デビューを果たし、その後数多くの作品に出演してきました。「帝王の娘スベクヒャン」「ショッピング王ルイ」「被告人」などで見せた独特の存在感と安定した演技力で、今や韓国ドラマに欠かせない存在となっています。

チャン・ヘジン（ソ尚宮役）

チャン・ヘジンが演じるソ尚宮は、東宮に仕える秘密内宮であり、幼い頃からドクイムを見守ってきた存在です。ソ尚宮の深い愛情と温かい眼差しが、ドクイムの成長を支えています。

チャン・ヘジンといえば、映画「パラサイト 半地下の家族」で妻役を熱演したことで有名。一躍国際的な注目を浴びました。他にも「愛の不時着」「女神降臨」「ドクタースランプ」など、数々の話題作で格別な存在感を発揮しています。

イ・ミンジ （キム・ボギョン役）

イ・ミンジが演じるキム・ボギョンは、ドクイムの親友であり、幼い頃から一緒に宮中で働いてきた関係です。陽気で明るい性格のボギョンは、宮廷という厳しい環境の中でドクイムを支えています。

イ・ミンジは「サイコパス ダイアリー」や「ロマンスは突然に～僕が恋した君とトマト～」など、数々の作品で安定した演技力を発揮してきました。これからの更なる活躍が期待される注目の女優です。

チョ・ヒボン （ホン・ジョンヨ役）

チョ・ヒボンが演じるホン・ジョンヨは、サンに敵対し、朝鮮王室を牛耳ろうと暗躍する野心家です。ジョンヨの策略と行動が物語の展開に大きな影響を及ぼします。

チョ・ヒボンは劇団員としてキャリアをスタートさせた実力派俳優です。「雲が描いた月明り」「グッドドクター」などの作品で確かな演技力を披露してきました。

ソ・ヒョリム （ファワン扇主役）

ソ・ヒョリムが演じるファワン扇主は、サンの叔母です。自分勝手で傲慢な性格が特徴のキャラクター。その振る舞いは宮廷内で波紋を広げ、物語の展開に大きな影響を与えます。

ソ・ヒョリムは多くの話題作に出演している実力派女優。「トキメキ☆成均館スキャンダル」「その冬、風が吹く」「キム秘書はいったい、なぜ?」などに出演し、印象に残る演技で多くの視聴者の心を掴んできました。

まとめ

韓国ドラマ「赤い袖先」は、朝鮮王朝の王と宮女の切ない恋愛を描いた歴史ラブロマンスです。

この記事では、「赤い袖先」のあらすじやキャスト・相関図を紹介しました。

「赤い袖先」の世界観や登場人物の関係性を把握することで、ドラマをより一層楽しんでいただけると思います。