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ドラえもん都市伝説15選!行かなきゃ・タレント・最終回の真相を徹底解説

ドラえもん都市伝説15選!行かなきゃ・タレント・最終回の真相を徹底解説

アニメ『ドラえもん』には、謎めいた都市伝説が数多くあります。

この記事では、そんなドラえもんにまつわる有名な都市伝説15選を紹介します。

「行かなきゃ」「タレント」「電池切れの最終回」など、噂の真相が気になる人は、ぜひ続きをご覧ください。

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目次

ドラえもん都市伝説①謎の回「行かなきゃ」

引用:ドラえもん公式サイト

ドラえもんの都市伝説「行かなきゃ」は、1996年9月23日の深夜に放送された謎の回です。

本作は、のび太が最後に「行かなきゃ」という意味深なセリフを残して、いきなり物語は幕を閉じると言われています。

ここではそんな「行かなきゃ」について、以下3つの内容を紹介します。

  • 「行かなきゃ」の内容
  • 作者の追悼番組という説がある
  • テレ朝が語る「行かなきゃ」の真相

深夜に放送されたのび太の後ろ姿

ドラえもんの「行かなきゃ」は、1996年9月23日の深夜に突然流れました。

暗闇の中をのび太が後ろ姿で10分近く歩き続け、最後にこちらを振り向き「行かなきゃ」とつぶやいて終わるという内容です。

この回はいつものオープニングやエンディングはなく、BGMも一切流れなかったと言われています。

また、スケッチブックを持ったのび太とドラえもんが登場するという説もあります。

その内容は、スケッチブックを片手にのび太が歩いていると、ドラえもんがやってきて「もう行くの?」と問いかけるというもの。

のび太が「もう行かなきゃ」と答えた直後、彼の姿が藤子・F・不二雄さんの姿に変わったそうです。

しかし、当時の放送時間は金曜夜7時であり、深夜にドラえもんが放送されることはあり得ません。

実際の映像を見たという目撃証言は多いものの、新聞のテレビ欄には記載がなく、本当に放送があったのか真相は不明です。

作者が死去した日に追悼番組として流れた

ドラえもんの「行かなきゃ」が放送された1996年9月23日は、作者である藤子・F・不二雄さんが亡くなった日でした。

そのため、「作者の追悼番組として放送されたのではないか」という説があります。

しかし、藤子・F・不二雄さんが他界した時間は、9月23日の深夜2時10分。「行かなきゃ」が放送された時間と同じです。

また、「ドラえもんの作者が死去した」というニュースが報道されたのは、翌日の9月24日でした。

仮に23日の深夜に追悼番組として放送するなら、死の知らせを受けた後、たったの数時間でアニメを納品する必要があります。

さらに深夜の放送枠をすぐに確保する必要があるのです。

こうした点を考えると、藤子・F・不二雄さんの追悼として「行かなきゃ」が放送されたという説は、現実的に無理があると言えるでしょう。

テレ朝が語る「行かなきゃ」の真相

ドラえもんの「行かなきゃ」は、長らく真偽不明の都市伝説として語り継がれてきましたが、2023年にテレビ朝日が「放送していない」と噂を否定しました。

2023年、週刊女性PRIMEがドラえもんの都市伝説を特集し、「行かなきゃ」の真相についてテレビ朝日広報部に取材を行いました。

そこで以下のように、「当時そのような放送はなかった」という回答を得ています。

アニメ『ドラえもん』の放送局であるテレビ朝日広報部に、「件の映像が放送された事実があるのか」と問い合わせたところ、「テレビ朝日でご指摘のような放送はしておりません。」という回答だった。
引用:週刊女性PRIME

以上のことから、「行かなきゃ」が深夜に放送されたという事実はなく、この都市伝説が嘘であることが判明しました。

ドラえもんの「行かなきゃ」は、他の番組の記憶が混在している可能性も指摘されています。

誰かが発したデマに記憶違いをした人たちが同調した結果、このような都市伝説が広まったのではないでしょうか。

ドラえもん都市伝説②幻の回「タレント」

引用:ドラえもん公式サイト

ドラえもんの都市伝説で特に有名な話が「タレント」です。

のび太とドラえもんが「地下世界の商店街で不気味な体験をする」内容と言われています。

ここでは幻の回「タレント」について、以下の4つを紹介します。

  • 「タレント」の内容
  • 本当のタイトルは「死ネ」だった説
  • スネ夫が交通事故死した説
  • 「タレント」に関する考察と真相

地下商店街で遭遇した不気味な出来事

「タレント」のストーリーは、雨の日にのび太がドラえもんに「地下世界の商店街に行きたい」と頼む場面から始まります。

ドラえもんは、大きめの「通り抜けフープ」のようなひみつ道具を取り出し、2人で地下世界へ行くことに。

到着した先は明るく照らされた人工的な部屋で、そこでベレー帽を被った少女と出会いました。

少女は2人に封筒とインク瓶、えんぴつを手渡すと、壁の中に消えてしまったのです。

その後、警察官のような男性と縞模様の学ランを着てなぜか泣いている青年と遭遇。

撮影ならアチラだ」と案内され、巨大な地球のミニチュアがある場所へとやって来ます。

そのとき地球が割れて黒い血のような液体が流れ出し、のび太とドラえもんが恐怖するところで終わります。

本当のタイトルは「死ネ」だった?

作品タイトルの「タレント」は、本当は「死ネ」だったのではないかと言われています。

「タレ」と「ント」の文字を崩すと「死ネ」に見えるからです。

ドラえもんの「タレント」は、キャラクターの顔が面長だったり歪んでいたりと、作画が不安定な回だったそうです。

そのため、歪んだ文字の「死ネ」が「タレント」に見えたのかもしれません。

しかし、子ども向けアニメで「死ネ」のような不適切な表現が使用される可能性は低いため、ただの都市伝説と言えるでしょう。

「タレント」にまつわるスネ夫の死

ドラえもんの「タレント」にまつわる都市伝説で「スネ夫が死ぬ」という話があります。

スネ夫の死はいつの頃からか、タレントのストーリーの一つとして語られるようになりました。

内容は、スネ夫が交通事故に遭遇し、ドラえもんに助けを求めるが断られてそのまま死んでしまうというもの。

タレントの内容と直接の関連性はなく、なぜこの話がタレントのエピソードとして語られているのか不明です。

考察はあるが真相は闇の中

ドラえもんの「タレント」は、1984年7月20日金曜の夜7時に放送されていたと言われています。

しかし、公式記録によるとその日に放送されたのは「のび太の童話旅行」と「四次元ポケットのスペア」だったのです。

「タレント」は実際の映像を見た人が数多くいますが、複数のエピソードが混同されている可能性があります。

ドラえもんの以下の作品は、タイトルや一部の内容が「タレント」と似ており、記憶が混ざったのではないかと言われています。

  • 夢の町 ノビタランド
  • 地底の国探検
  • 地球製造法
  • 風船が届けた手紙

また、放送事故や他のアニメの記憶が混ざったという考察もありますが、タレントに関する公式の放送記録がないため真相は不明です。

ドラえもん都市伝説③噂の最終回「電池切れ」

引用:ドラえもん公式サイト

ドラえもんの都市伝説には、「電池切れ」と呼ばれる最終回が存在します。

その名の通り、ドラえもんの電池が切れて突然動かなくなるという内容です。

次に以下3つの詳細について解説します。

  • 「電池切れ」の内容
  • 最後はのび太が博士になる
  • 同人誌の作者が著作権問題で訴えられる

ある日、電池が切れるドラえもん

ドラえもんの「電池切れ」は、ある日、ドラえもんが突然動かなくなるシーンから始まります。

驚いたのび太はドラミちゃんに相談すると、ドラえもんの電池切れが原因であることが判明します。

しかも、ドラえもんのバッテリーを交換すると、今までの記憶がすべてリセットされてしまうと告げられました。

本来ならドラえもんの耳にバックアップ用の記憶メモリーが搭載されているはずでしたが、耳はネズミにかじられたため、もうありません。

究極の選択を迫られたのび太は、ドラえもんとの大切な思い出を失いたくないという強い思いから、電池交換を断念します。

そして、自分の力でドラえもんを復活させると決意しました。

その後、動かなくなったドラえもんを押し入れにしまい、「ドラえもんは未来に戻った」と周囲に説明します。

最終回でのび太が博士になる

のび太はドラえもんを再び動かすために、一生懸命に勉強してロボット工学の博士になりました。

その後、しずかちゃんと結婚し、ついにドラえもんの修理をやり遂げるのです。

ドラえもんのスイッチを入れると、今までと変わらぬドラえもんが目を覚まし、のび太に話しかけてきました。

実はドラえもんの開発者は、のび太くん自身だったという結末を迎えます。

しかし、この物語はインターネット上でファンが考えた最終回であり、ドラえもんの作者による公式の最終回ではありません。

電池切れの最終回はチェーンメールで広まり、多くの人が知ることになったと言われています。

作者が著作権問題で訴えられた

2005年、ネットで広まった「ドラえもんの電池が切れる最終回」を男性作家が漫画化し同人誌として販売しました。

この同人誌は約13,000部が売れ、ネットでも拡散される事態に。

作品の絵柄や装丁が本家のドラえもんによく似ていたため、本物と勘違いして小学館に問い合わせる人もいました。

小学館は著作権侵害や作品の世界観が変わることを危惧し、作家に販売停止と在庫の破棄を求めました。

その後、作家は謝罪し、売上の一部を小学館に支払うことで和解したのです。

現在でも本当の最終回だと誤解している人がいますが、「電池切れ」はファンによる二次創作であり、原作やアニメ公式の最終回ではありません。

ドラえもん都市伝説④6人目の謎の友達

引用:ドラえもん公式サイト

ドラえもんには、「6人目の友達がいる」という都市伝説があります。

6人目の謎の少年は、アニメ1話の「ゆめの町ノビタランド」に現れました。

引用:ドラえもん公式サイト

ひょろっとした体型、青い帽子、黄色のTシャツ姿が特徴的で、彼が発した言葉は「一度、道の真ん中で寝てみたかった」だけでした。

少年はのび太たちの友達っぽい雰囲気だったにもかかわらず、その後のエピソードには一切登場しなくなります。

彼の正体は、原作3巻に登場する「安雄」と同一人物ではないかという説もありました。

しかし、2019年に放送されたリメイク版では、6人目の少年とは別に「安雄」という名前のキャラクターが新たに登場したのです。

結局、6人目の少年は安雄という噂は否定されてしまい、今でも彼が誰なのか真相は明かされていません。

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ドラえもん都市伝説⑤のび太の有名な噂

引用:ドラえもん公式サイト

ドラえもんのび太には、以下のような有名な都市伝説が存在します。

  • 交通事故で植物人間になっている
  • 実年齢が20歳を過ぎていた
  • 0点を取る確率が奇跡的

そんなのび太にまつわる都市伝説を3つ詳しく紹介します。

のび太は交通事故で植物人間になっている

ドラえもんの都市伝説で有名な内容の一つに、「のび太は交通事故で植物状態になっている」という都市伝説があります。

ドラえもんが未来に帰ることになり、残されたのび太は悲しみに暮れます。

しかし、現実ではのび太は植物人間となり、ベッドで眠ったままドラえもんの夢を見ていたのです。

寝ているのび太が涙を流す姿を見たママが、「どんな夢を見ているのかしら」とつぶやきました。

またドラえもんの正体は、ベッドで眠るのび太の枕元にある青いぬいぐるみという説があります。

この都市伝説は、1986年頃に子供たちの間で広がり、小学館に問い合わせが来るほど話題になりました。

作者の藤子・F・不二雄さんは、「ドラえもんは不幸な終わり方をしない」と明言しており、植物人間の都市伝説はデマだと明かされています。

のび太の実年齢は20歳を過ぎていた

のび太の都市伝説の中で、実年齢が20歳を過ぎているというものがあります。

この話は、原作14巻に収録されている「のび太が無人島へ家出する話」がもとになっています。

ある日、親に叱られたのび太は無人島へ家出をします。

予想外のトラブルに見舞われ家に戻れなくなったのび太は、10年間も1人で無人島生活を続けることになるのです。

10年後、SOS発信機を見つけたのび太はドラえもんに助けられました。

ドラえもんはタイムマシンで10年前に戻り、タイムふろしきを使い大人になったのび太を子どもに戻します。

見た目は子どもに戻っても、のび太の精神は大人のまま。

そんな「見た目と精神年齢にギャップがあるのび太が怖い」と話題になり、都市伝説になりました。

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テストで0点を取る確率が奇跡

のび太には、「テストで0点を取る確率が奇跡的にすごい」という都市伝説が存在します。

「ドラえもん」の作品の中でのび太が何度も0点を取るシーンがありますが、確率的に考えるとその数字は驚異的。

例えば、20問ある○×式の二択テストで、のび太は2回連続で0点を取りました。

全問不正解になる確率は約100万分の1なので、まさに0点を取ること自体が奇跡と言えるでしょう。

ちなみに、のび太が二択問題で2回連続で0点を取ったエピソードは、アニメ「テストにアンキパン」に登場します。

そのため、この噂は単なる都市伝説ではなく、実際に描かれた事実だったのです。

ドラえもん都市伝説⑥しずかちゃんの笑える話

引用:ドラえもん公式サイト

ドラえもんのしずかちゃんには、笑える都市伝説が存在します。

  • パパが4人いる!
  • 結婚相手はのび太より出木杉くん

ここでは、そんなしずかちゃんにまつわる都市伝説を2つ詳しく紹介します。

しずかちゃんのパパは4人いる!

しずかちゃんの都市伝説で、「しずかちゃんのパパは4人いる」という話があります。

ドラえもんの作品内で、しずかちゃんのパパが別人のような姿で描かれているからです。

しずかちゃんのパパは時期により異なるデザインで描かれており、以下のように変化しています。

  • 1970年8月:原作の初登場時、メガネをかけていない姿。
  • 1973年4月:センターパートの髪型とメガネを着用するデザインに変更。
  • 1981年10月:メガネはなく、痩せたサラリーマン風のパパに描かれる。
  • 1999年3月:映画「のび太の結婚前夜」の頃、最も有名なデザインとなる。

しずかちゃんの父親はキャラクターデザインが定まっていなかったため、時期により姿が変わっていますが、全て同一人物です。

おもしろいネタとして「パパが4人いる」という噂が広まることになりました。

しずかちゃんの結婚相手はのび太より出木杉くん

しずかちゃんは、のび太よりも出木杉くんと結婚する方が幸せになれたという都市伝説があります。

しずかちゃんの名前は「源静香」で、姓名判断によると総画数は39画です。

この画数には、試練を乗り越えて成功をつかむ強い運気があります。

しかし、しずかちゃんが「野比静香」になると、運気が下がり、不運で思い通りにならない波乱の人生を送ることになるというのです。

一方、「出木杉静香」の総画数は41画で運気が良くなり、財を受け継ぎ栄えていくとのこと。

姓名判断では、しずかちゃんの結婚相手はのび太より出木杉くんの方がいいと言われています。

あくまで占いの結果に過ぎないので、原作やアニメとは関係ありません。

ドラえもん都市伝説⑦スネ夫には弟がいる

引用:ドラえもん公式サイト

ドラえもんの「スネ夫には弟がいる」という都市伝説があります。

スネ夫は一人っ子だと思われていますが、実は弟の「スネツグ」がいるのです。

引用:ドラえもん公式サイト

スネツグは親戚のおじさんの養子となり、現在はニューヨークに住んでいます。

原作の連載初期に何度か登場しましたが、その後しばらく姿を消しました。

しかし、原作40巻「スネ夫は理想のお兄さん」でスネツグが再登場。

一時的に日本に戻ったスネツグがスネ夫と再会するのです。

原作者の藤子・F・不二雄さんは弟の存在を長らく忘れていたそうで、ファンサービスとしてスネツグを再び登場させました。

弟のスネツグは原作やアニメに登場する公式キャラですが、存在を知る人が少ないため、都市伝説のように語られています。

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ドラえもん都市伝説⑧ジャイアンの意外な話

引用:ドラえもん公式サイト

ドラえもんのジャイアンには、以下のような意外な都市伝説が存在します。

  • 実は音痴ではなく歌がうまい
  • ジャイアンシチューはセミの抜け殻入り
  • 母ちゃんが一度死亡している

そんなジャイアンにまつわる都市伝説を3つ詳しく紹介します。

ジャイアンは音痴ではなく歌がうまい

ドラえもんのジャイアンは音痴ではなく、実は歌が上手いという都市伝説があります。

ジャイアンの歌声には音感のズレがほとんどなく、圧倒的な声量と低周波の方に問題があったという説です。

ジャイアンのリサイタルで窓ガラスが割れたり、失神しそうになったりするのは、低周波が振動を引き起こし、不快感を与えているのが原因だと言われています。

また原作の8巻「キャンデー舐めて歌手になろう」のシーンでは、正しく音程が取れている様子が描かれており、音痴説が否定されました。

このような理由から、ジャイアンの歌がうまい説は広まったと考えられます。

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ジャイアンシチューはセミの抜け殻が入っている

引用:ドラえもん公式サイト

ジャイアンが作る恐怖の料理「ジャイアンシチュー」には、セミの抜け殻が入っているという都市伝説があります。

ジャイアンシチューは、原作13巻の「ジャイアンシチュー」で初めて登場。

原作41巻の「恐怖のディナーショー」で再び描かれ、その際のレシピではセミの抜け殻が含まれていたのです。

ジャイアンシチューのレシピは回によって異なりますが、以下の材料を鍋に入れて煮込むことで完成します。

  • 豚のひき肉
  • たくあん
  • 塩辛
  • イチゴジャム
  • にぼし
  • セミの抜け殻
  • インスタントコーヒー
  • 味噌

実際に作ると味のバランスが悪く、まずいそうです。

ちなみに、セミの抜け殻は「蝉退(せんたい)」という漢方薬として使われることもあります。

ジャイアンがそれを知っていてセミの抜け殻を食材にしたのかは不明です。

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ジャイアンの母ちゃんは一度死亡している

ジャイアンには、「母ちゃんが死亡している」という都市伝説があります。

アニメ「ドラえもん」の中でジャイアンの母ちゃんが一度亡くなっているという設定があるのです。

ジャイアンの母親は、日本テレビで1973年に放送された「ドラえもん」の8話「ガキ大将をやっつけろの巻」に登場します。

作中で優しく微笑む母親の遺影が映るシーンがあり、ジャイアンが父子家庭だと明かされます。

父親の名前は「小助」で、名前の通りジャイアンよりも小柄な体型をしていました。

その後、日本テレビ版の「ドラえもん」は、制作会社の社長が失踪した影響で放送が半年で打ち切りとなったのです。

ジャイアンの母ちゃんが死亡しているという都市伝説は本当ですが、あくまで日本テレビ版の設定。

現在放送されているテレビ朝日版「ドラえもん」に登場するジャイアンの母ちゃんとは異なる人物です。

ドラえもん都市伝説⑨ジャイ子には本名がない

引用:ドラえもん公式サイト

ジャイアンの妹・ジャイ子には、本名がないという都市伝説があります。

実は、公式の設定ではジャイ子に本名はありません。

2006年に「ドラえもん誕生物語 藤子・F・不二雄からの手紙」という番組で、アニメスタッフが真相を語っていました。

ジャイ子に名前をつけようとした際、藤子・F・不二雄さんは「同姓同名の女の子がいじめられたら可哀想だから」と、あえて本名をつけなかったのです。

ちなみにジャイ子の名前は「ジャイアン」に「子」を付けて、女の子らしい名前を意識したとのこと。

都市伝説の中にはジャイ子の本名は「香」という説もありますが、公式な設定ではありません。

藤子・F・不二雄さんはジャイ子に名前をつけることなく、亡くなったそうです。

ドラえもん都市伝説⑩ドラえもんの過去

引用:ドラえもん公式サイト

主人公のドラえもんには、以下のような知られざる都市伝説が存在します。

  • 地球破壊爆弾で地球を滅ぼそうとした
  • 最初の妹は「ガチャ子」だった

そんなドラえもんにまつわる都市伝説を2つ紹介します。

地球破壊爆弾で地球を滅亡させようとした

ドラえもんは「地球破壊爆弾」で地球を滅亡させようとしたことがあるという都市伝説があります。

ネズミが苦手なドラえもんが、ひみつ道具の「地球破壊爆弾」で地球を滅ぼしかけたというストーリーです。

ある日、家に現れたネズミを見たドラえもんは、「ジャンボ・ガン」や「熱線銃」などの強力な武器でネズミを退治しようとしました。

しかし、失敗してしまい、最終手段として「地球破壊爆弾」を使おうとします。

地球破壊爆弾は名前の通り、地球を破壊できるほどの威力があるのです。

のび太とママが「ネズミは逃げた」と嘘をついてドラえもんを落ち着かせたため、爆弾の使用は回避できました。

そんな狂気のドラえもんの姿は、原作7巻「ネズミとばくだん」で読むことができます。

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ドラえもんの最初の妹は「ガチャ子」だった

ドラえもんの都市伝説で妹の「ガチャ子」が存在するというものがあります。

初期のドラえもんには「ガチャ子」という幻の妹キャラクターがいました。

ガチャ子はアヒルのような外見をした女性ロボットです。

ドラえもんがのび太を助けるのに失敗したため、セワシが新しい助っ人としてガチャ子を送り込みました。

ドラミよりも先に登場したガチャ子ですが、わずか5回で姿を消してしまいます。

作者の藤子・F・不二雄さんによると、本来のドラえもんの路線とは異なるキャラクターとなってしまい、作品の世界観と合わなかったとのこと。

大失敗なキャラ」と公言され、完全に抹消されました。

ガチャ子の回はコミックスに収録されておらず、長らく幻のキャラとなっていました。

しかし、約40年ぶりに「藤子・F・不二雄大全集」2巻でガチャ子が再収録され、再び注目を集めています。

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ドラえもん都市伝説⑪ひみつ道具が怖い

引用:ドラえもん公式サイト

ドラえもんのひみつ道具には、怖い話や真実のような都市伝説が存在します。

  • 通った人間は死んでいる「どこでもドア」
  • 栗まんじゅうで宇宙が滅亡する「バイバイン」
  • 願えばみんな消えちゃう「独裁者スイッチ」
  • 国立図書館にあると噂の「バラバラボタン」
  • ひみつ道具の意外な値段

ここでは、ひみつ道具にまつわる都市伝説を5つ紹介します。

通った人間が死んでいる「どこでもドア」

ドラえもんの「どこでもドア」の仕組みについて、怖い都市伝説があります。

それは「どこでもドアを通るとその人間は死ぬ」というものです。

どこでもドアは使う人の情報をすべて記憶して、目的地に完全なコピーを作ることで瞬間移動をしていると言われています。

そして移動が終わると同時に元の体は焼かれてしまうというのです。

つまり、目的地で生きているのは元の自分ではなく、自分そっくりの別人なのです。

とても恐ろしい仕組みですが、公式の漫画やアニメにそのようなシーンはなく、ただのデマだと言われています。

栗まんじゅうで宇宙が滅亡する「バイバイン」

ドラえもんのひみつ道具「バイバイン」は、宇宙を滅ぼすという都市伝説があります。

「バイバイン」は、物に使うと5分ごとにどんどん倍に増えていく道具です。

たとえば、栗まんじゅうにバイバインをかけると、5分後には2個、10分後には4個、30分後には64個、2時間後には1677万7216個と、驚異的なペースで増え続けます。

物語の中で、のび太がバイバインを栗まんじゅうにかけたことで、まんじゅうがどんどん増えて部屋を埋め尽くす展開に。

最終的にはロケットで宇宙に処分する結末になるのです。

しかし、このまま増殖が止まらなかったら「いつか宇宙全体が栗まんじゅうで埋め尽くされるのではないか」と話題になり、宇宙滅亡説が生まれました。

願うとみんな消えちゃう「独裁者スイッチ」

引用:ドラえもん公式サイト

ドラえもんのひみつ道具には、全人類を消せる「独裁者スイッチ」があるという都市伝説があります。

「独裁者スイッチ(正しくは、どくさいスイッチ)」は、原作の15巻に登場する道具です。

ある日、ジャイアンにいじめられたのび太が、ドラえもんから「どくさいスイッチ」を渡されます。

のび太はスイッチを押して、ジャイアンやスネ夫たちを次々と消していき、最後は世界中の人々を消滅させてしまいました。

誰もいなくなり、のび太が孤独と罪悪感に苦しんでいると、ドラえもんが現れて「どくさいスイッチ」は独裁者に制裁する道具だと語り、世界は元通りに。

しかし、なぜドラえもんだけは世界から消えなかったのか謎が残る作品です。

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国立図書館にあると噂の「バラバラボタン」

ドラえもんの都市伝説では、「バラバラボタン」というひみつ道具が存在すると言われています。

バラバラボタンは、自分の体の一部と他人の体の一部を交換することができる道具です。

ジャイアンに負けたのび太がドラえもんから受け取り、ジャイアンの腕など体の部位を交換していきます。

最後には犬の足と交換し、のび太の姿が不気味な生物に変わるという結末を迎えるのです。

そんなひみつ道具「バラバラボタン」ですが、原作やアニメには登場していません。

2007年に放送されたテレビ番組「やりすぎコージー芸人都市伝説」で紹介されたことをきっかけに広まった都市伝説です。

そのため、国立図書館に行ってもバラバラボタンを読むことはできません。

一説では、原作のエピソード「分かいドライバー」がこの都市伝説の元ネタになっていると言われています。

ドラえもんひみつ道具の意外な値段

都市伝説を含め、さまざまな種類があるドラえもんのひみつ道具。

「ドラえもん道具カタログ(1986年発行)」によると、以下のような価格がつけられていました。

ひみつ道具名価格
ロボ子さん150万円
タイムマシン120万円
ドラミちゃん100万円
どこでもドア64万円
もしもボックス62万円
しごきロボット60万円
ロボット福の神50万円
ドラえもん20万円
ミニチュア製造カメラ5万6千円
タケコプター1万5千円

現代人の感覚では、意外に安い印象を受けるのではないでしょうか。

タイムマシンやどこでもドアがこの値段で手に入るなら、いくらでもお金を出す人が続出しそうです。

ドラえもん都市伝説⑫ 映画に入った謎の声

引用:ドラえもん公式サイト

ドラえもんの映画には、謎の声が入った作品があるという都市伝説が存在します。

それは、1990年公開の映画「ドラえもん のび太とアニマル惑星」。

物語の約51分20秒あたりで「うわあぁぁぁぁあん…」という不気味な声が聞こえるのです。

謎の声が聞こえるのは、ジャイアンが森に入るのを嫌がり、スネ夫が説得するシーン。

のび太の声という説もありますが、声が聞こえるシーンでのび太は口を開けていません。

収録中のアドリブが残ったのではないかなど、さまざまな考察がありますが、誰の声なのかは謎のままです。

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ドラえもん都市伝説⑬放送禁止のアメリカ版

引用:テレ朝チャンネル公式

「ドラえもん」のアメリカ版は放送禁止になっていたという都市伝説があります。

アメリカでは、1985年にテッド・ターナーが「ドラえもん」の放映権を取得しましたが、放送されることはありませんでした。

当時のアメリカの保守的な価値観がドラえもんと合わなかったからだと言われています。

アメリカでは、子供向け番組には「善悪の価値観」を明確に示すことが求められます。

しかし、「ドラえもん」ではのび太が努力せずにひみつ道具に頼る描写が多く、自立心を重視する教育方針と相容れなかったそうです。

また母親の叱り方、ジャイアンのいじめ、しずかちゃんのステレオタイプな描写などが問題視されていました。

その後、2014年にウォルト・ディズニー・カンパニーがローカライズされた「ドラえもん」を放送開始し、長年に渡る放送禁止が解かれたのです。

ドラえもん都市伝説⑭不適切な表現でDVDが回収に

引用:ドラえもん公式サイト

ドラえもんの都市伝説に不適切な表現でDVDが回収になったという話があります。

実際のところ、2012年にドラえもんのDVD回収騒動が起きました。

回収の対象となったのは、以下のDVDです。

  • ドラえもんTVシリーズ名作コレクションDVD ゆめの町ノビタランド編
  • ドラえもんタイムマシンBOX 1979

回収理由は、「一生に一度は百点を」という収録作に、不適切な表現が含まれていたからです。

当時の作画スタッフがのび太のノートに「負荷がコンドームの場合」など、下ネタのいたずら書きをしたことが原因でした。

小学館は不適切な表現を問題視してDVDの自主回収を決定し、修正版と交換する対応を行っています。

ドラえもん都市伝説⑮クレヨンしんちゃんはコラボ禁止

引用:クレヨンしんちゃん公式

ドラえもんの都市伝説に、クレヨンしんちゃんとのコラボは禁止されているという噂があります。

クレヨンしんちゃんとコラボしない理由は、「ケツコプターのギャグ」が原因だと言われています。

1996年に放送されたコラボ特番で、のび太のコスプレをしたしんちゃんが、竹とんぼをお尻に挟んで「ケツコプター」と言うギャグを披露しました。

しんちゃんのギャグは、ドラえもんの「タケコプター」をバカにしていると思われ、藤子プロが怒ったそうです。

それ以来、両作品のスタッフは不仲になり、軽いコラボはあっても本格的な共演はありませんでした。

しかし2019年10月に23年ぶりのコラボCMが制作され、両者の関係性は改善されつつあると言われています。

まとめ

ドラえもんの有名な都市伝説を中心に15選を紹介しました。

特に有名な都市伝説の真偽は以下の通りです。

  • 行かなきゃ:テレビ朝日が放送を否定
  • タレント:公式の放送記録はない
  • 電池切れ:ファンの二次創作(本物の最終回ではない)

ドラえもんは、本当のようで実は嘘の都市伝説も数多くあります。

映画「ドラえもん のび太とアニマル惑星」の謎の声のように、自分で確認できる話もあるので、気になる人は自分の目で確かめてみるといいですよ。

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