2017年に韓国で放送されたドラマ「サム、マイウェイ～恋の一発逆転!～」は、20年来の幼なじみのアラサー男女が、挫折や迷いを乗り越え、人生を切り開いていく等身大の姿を描いた青春ラブロマンスです。
韓国でトップクラスに君臨する大人気俳優パク・ソジュンを始め、今話題の女優キム・ジウォンなど、豪華キャストが出演しています。
本記事では、「サム、マイウェイ～恋の一発逆転!～」のあらすじ、キャスト、登場人物の相関図を詳しくご紹介します。
あらすじはネタバレなしなので、ご安心ください。
目次
「サム、マイウェイ～恋の一発逆転!～」のあらすじ（ネタバレなし）
コ・ドンマン（パク・ソジュン）は、高校時代にテコンドーの天才選手として有名になり、将来を期待されていました。
しかし、ある出来事をきっかけにテコンドーの道を諦めざるを得なくなり、現在はスポーツとは全く異なる仕事に就いています。
ドンマンが選んだ職業はダニ駆除の仕事で、かつての輝かしい栄光とはほど遠い現実に向き合いながらも、どこか満たされない日々を送っています。
ドンマンの幼なじみで親友でもあるチェ・エラ（キム・ジウォン）は、幼い頃からアナウンサーになるという夢を抱いていました。
しかし、現実の壁にぶつかり、その夢を諦めざるを得なくなり、現在はデパートの案内係として働いています。
そんな二人は20年来の付き合いで、同じアパートに住み、日常の中でお互いを支え合いながらも、それ以上の関係には踏み込まず、友人としての距離を保っていました。
そんなある日、エラは勤めているデパートの館内放送を担当することになります。
エラは館内放送をしたことで、自分がかつて夢見たアナウンサーの仕事の魅力を再確認し、再びその夢を追いかける決意をします。
同じ頃、ドンマンもまた自分の心に眠っていた熱意を思い出し、かつての挫折を乗り越えて格闘技の世界に戻ることを決めていました。
それぞれが自分の夢に向き合う中で、新たな挑戦が始まりますが、彼らの前にはさまざまな困難が立ちはだかります。
そして、エラの前に、高スペックな新しい恋人候補が現れたことがきっかけになり、二人が築いてきた「友人以上、恋人未満」という関係にも微妙な変化が訪れます。
お互いを大切に思う気持ちが次第に形を変え始め、友情と恋愛の狭間で揺れ動く中、二人は本当の気持ちを見つめ直していきます。
また、ドンマンとエラの幼なじみであるキム・ジュマン（アン・ジェホン）とペク・ソリ（ソン・ハユン）のマンネリカップルにも関係の変化が訪れます。
「サム、マイウェイ～恋の一発逆転!～」の主要キャスト＆登場人物紹介（相関図付き）
画像引用：「サム、マイウェイ～恋の一発逆転！～」公式サイト
パク・ソジュン（コ・ドンマン役）
画像引用：KBS
パク・ソジュンが演じるコ・ドンマンは、ダニ駆除の会社で働いています。
高校時代にテコンドーの天才選手として知られていましたが、ある事件をきっかけに夢を諦めました。
モヤモヤとした人生を送っていましたが、再びテコンドーの道に挑戦することを決意します。
幼なじみのエラの恋心に全く気づかないなど、鈍感なキャラクターです。
パク・ソジュンは、ドラマ『ドリームハイ2』（2012年）でデビューし、ドラマ『キルミー・ヒールミー』『彼女はキレイだった』などのヒット作で着実にキャリアを築いてきた韓国トップクラスの俳優です。
爽やかで飾らない魅力から「国民の男友達」と称され、老若男女問わず、幅広い層から親しまれています。
また、数多くのラブコメディドラマに出演しており、「ラブコメの神」とも呼ばれています。
映画『ミッドナイト・ランナー』（2018年）でも大きな評価を得ており、ドラマ『梨泰院クラス』（2020年）の世界的な大ヒットで、国際的な大スターに上り詰めました。
『サム、マイウェイ～恋の一発逆転!～』では、2017年KBS演技大賞の男性優秀賞とベストカップル賞、ネットユーザー賞を受賞しています。
キム・ジウォン（チェ・エラ役）
画像引用：KBS
キム・ジウォンが演じるチェ・エラは、デパートの受付嬢として働いています。
幼い頃からアナウンサーになるという夢を抱いていましたが、現実の壁にぶつかり夢を諦めたつもりが、まだ諦めきれていません。
明るくしっかり者の性格ですが、男運がなく、ダメ男とばかり付き合っています。
初恋相手は幼なじみのドンマンですが、そのことは隠しています。
キム・ジウォンは中学3年生の時にスカウトされ、清涼飲料水のCMで一躍注目を浴びました。
その後、多数のCM出演を経て、ドラマ『相続者たち』（2013年）で知名度を上げ、ドラマ『太陽の末裔』（2016年）ではその名を不動のものとしました。
近年ではドラマ『涙の女王』（2024年）で世界的にも注目を浴び、国際的にも知名度を上げています。
他にもドラマ『私の解放日誌』『アスダル年代記』『都会の男女の恋愛法』など、多様なジャンルの作品に出演し、幅広い演技力を発揮しています。
『サム、マイウェイ～恋の一発逆転!～』では、2017年KBS演技大賞の女性優秀賞とベストカップル賞、ネットユーザー賞を受賞しました。
アン・ジェホン（キム・ジュマン役）
画像引用：KBS
アン・ジェホンが演じるキム・ジュマンは、ドンマンの高校時代からの親友で、就職浪人を経てテレビショッピング会社に就職した努力家です。
幼なじみのソリと6年間交際しながらも、結婚に踏み切れずにいます。
仕事と恋愛の間で揺れ動くジュマンの姿は、等身大の社会人として多くの視聴者の共感を呼びました。
アン・ジェホンは映画『見物(原題)』（2009年）で俳優デビュー後、大ヒットドラマ『恋のスケッチ〜応答せよ1988〜』（2015年）で注目を集めました。
親しみやすい雰囲気で、ぽっちゃりとした優しい印象が特徴で、個性派俳優として多くのオファーを受ける実力派俳優です。
『サム、マイウェイ～恋の一発逆転!～』では、等身大のキャラクターを魅力的に演じ、2017年KBS演技大賞の新人賞を受賞しました。
他の出演作には『キングダム シーズン2』『青い海の伝説』『マスクガール』などがあります。
ソン・ハユン（ペク・ソリ役）
画像引用：KBS
ソン・ハユンが演じるペク・ソリは、ジュマンの恋人で、ジュマンと同じテレビショッピング会社で契約社員として働いています。
面倒見のいい性格で、母親のいなかったエラを子どもの頃から支えていたエラの親友でもあります。
将来の夢は「良妻賢母」になることで、ジュマンに尽くす日々を送っています。
ジュマンと6年間交際しているにも関わらず、結婚に踏み切らないジュマンに対し不安と葛藤を抱える姿が、多くの女性の共感を呼びました。
ソン・ハユンは、高校時代から雑誌やCMでモデルとして活動し、ドラマ『サンドゥ、学校へ行こう！』（2004年）で女優デビューし、多くのドラマや映画に出演し、コツコツとキャリアを築いてきました。
近年では『私の夫と結婚して』（2024年）での悪女役としての名演技が話題を呼び、幅広い演技力を持つ実力派女優として注目を集めています。
『サム、マイウェイ～恋の一発逆転!～』では、愛らしくも複雑なキャラクターを見事に演じ、2017 KOREA DRAMA AWARDSで女性優秀賞を受賞しました。
他の出演作には『必殺！最強チル』『それでも青い日に』『いとしのクム・サウォル』などがあり、さまざまなジャンルで活躍を続けています。
イ・エリヤ（パク・ヘラン役）
画像引用：KBS
イ・エリヤが演じるパク・ヘランは、華やかなキャリアを持つ人気アナウンサーです。
エラが不合格になったアナウンサー試験に合格し、アナウンサーになった過去を持っています。
高校時代からドンマンと付き合っていましたが、大富豪と結婚して離婚しました。
バツイチとなったヘランは、恋愛がうまくいかないたびにドンマンに接近して、ドンマンの周囲をかき乱していきます。
イ・エリヤは、その神秘的な美貌と独特の存在感でファンを魅了する女優です。
CMやミュージックビデオへの出演経験が豊富で、ドラマ『バスケットボール』（2013年）で女優デビューし、その後も多くのドラマに出演しています。
他の出演作には『本当に良い時代』『帰ってきたファン・グムボク』『パンドラ 小さな神の子供たち』などがあります。
チェ・ウシク（パク・ムビン役）
画像引用：KBS
チェ・ウシクが演じるパク・ムビンは、エラに真っ直ぐな好意を寄せる医師です。
ドンマンとは高校の同級生で、当時から目立つ存在だったドンマンに対して複雑な感情を抱いていました。
高校時代のわだかまりが現在にも影響を及ぼしており、ムビンとドンマンの関係も見どころの一つです。
チェ・ウシクは、小学5年生の時に家族とともにカナダのバンクーバーに移住した韓国系カナダ人俳優です。
カナダのサイモンフレーザー大学で舞台演出を学んだ後、韓国に戻り『チャクぺ -相棒-』（2011年）で俳優デビュー。
映画『パラサイト 半地下の家族』（2019年）では、高い演技力を披露して世界的に注目を浴び、ポン・ジュノ監督から「若手の代表格」と評されたことが話題になっています。
そして、ドラマ『その年、私たちは』（2021年）で主役を演じ、こじらせ男役がハマり、人気を確固たるものにしました。
他の出演作には『私のファンタスティックな葬式』『恋するパッケージツアー』『殺人者のパラドックス』などがあり、どの作品でも安定した演技力を発揮しています。
ピョ・イェジン（チャ・イェジン役）
画像引用：KBS
ピョ・イェジンが演じるチャ・イェジンは、ジュマンとソリが働くテレビショッピング会社に新たにやってきたインターン生です。
どこか守ってあげたくなるような愛らしさと真面目さを兼ね備えたイェジンは、優しく接してくれるジュマンに淡い恋心を抱きます。
ジュマンへの気持ちは次第に強くなり、積極的にジュマンにアプローチするにようになります。
イェジンの存在が、ジュマンとソリの関係に影響を与えていきます。
ピョ・イェジンは、ドラマ『オ・ジャリョンが行く』（2012年）で女優デビュー後、コツコツとキャリアを積み上げてきた若手女優です。
大韓航空の客室乗務員として働いていたという異色の経歴があり、客室乗務員時代から美人CAとして有名だったそうです。
『サム、マイウェイ～恋の一発逆転!～』と『キム秘書はいったい、なぜ？』に出演したことで、グンと知名度を上げました。
2023年以降は主役に抜擢されることが増えており、今後の大ブレイクが期待される注目株です。
他の出演作には『VIP』『復讐代行人～模範タクシー～』『ホテルデルーナ』などがあります。
キム・ソンオ（ファン・ジャンホ役）
画像引用：KBS
キム・ソンオが演じるファン・ジャンホは、ドンマンがテコンドー選手として活躍していた頃からドンマンを支えてきた熱血コーチです。
現在はジムを経営する一方で、腸詰め屋台を営むというユニークな生活を送っています。
ジャンホは、ドンマンの秘めた才能を誰よりも信じており、彼が再び格闘技の世界に挑戦するきっかけを作る重要な存在です。
キム・ソンオは、劇団員出身の実力派俳優であり、役柄ごとに体型や雰囲気を大きく変える「カメレオン俳優」として知られています。
主演映画では16kgもの減量を行うなど、そのストイックな姿勢と高い演技力で観客を魅了してきました。
多くのドラマや映画で独特の存在感を放ち、様々なジャンルで活躍しています。
出演作には、ドラマ『夜警日誌』『感激時代～闘神の誕生』『ペーパー・ハウス・コリア』などがあります。
幅広い役柄を見事に演じ分ける才能から、ファンや視聴者だけでなく業界内でも一目置かれる存在です。
まとめ
韓国ドラマ「サム、マイウェイ～恋の一発逆転!～」は、等身大のアラサー男女の夢を追う姿や恋愛模様が描かれた大人気のラブコメです。
この記事では、「サム、マイウェイ～恋の一発逆転!～」のあらすじやキャスト・相関図を紹介しました。
「サム、マイウェイ～恋の一発逆転!～」の世界観やキャスト、登場人物の関係性を把握することで、ドラマをより一層楽しんでいただけると思います。
