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【シンドラーのリスト】映画は実話?あらすじ解説&赤い服の女の子と最後は本人かネタバレ

映画「シンドラーのリスト」は、スティーヴン・スピルバーグ監督によるホロコーストを題材とした歴史映画です。

主人公のオスカー・シンドラーは、第二次世界大戦時のポーランドで、強制収容所から1200人のユダヤ人を救った人物として有名。

この記事では映画「シンドラーのリスト」は実話なのか?やあらすじネタバレ部分について解説していきます。

映画を見る上で重要なポイント・見どころも紹介しているので、鑑賞の際に注目してみてください。

※この記事には映画の結末・ラストのネタバレを含む可能性があります。未鑑賞の方はご注意ください。

引用元:U-NEXT
作品名シンドラーのリスト
公開年1994年
上映時間195分
監督スティーヴン・スピルバーグ
脚本スティーヴン・ザイリアン
音楽ジョン・ウィリアムズ
キャストリーアム・ニーソン
ベン・キングズレー
レイフ・ファインズ
キャロライン・グッドオール
ジョナサン・サガール
エンベス・デイヴィッツ
マルゴーシャ・ゲベル
配給UIP
目次

【シンドラーのリスト】映画は実話?あらすじをわかりやすく解説

【結論】「シンドラーのリスト」はユダヤ人を救ったドイツ人実業家・オスカー・シンドラーの実話を元にした戦争映画。

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起:実業家とユダヤ人労働者

1939年、ナチス・ドイツがポーランドを占領すると、そこにいた1万人以上のユダヤ人がクラクフへ運ばれました。

その頃ドイツ人の実業家でナチス党員でもあるオスカー・シンドラーは、クラクフでユダヤ人会計士のイザック・シュターンを雇い、戦争ビジネスを始めます。

1941年3月20日には、全ユダヤ人がクラクフのゲットーとよばれる狭いユダヤ人住居地域へ、強制的に移住させられました。

ユダヤ人たちは愛着のある家や家具、貴金属などほとんどの所有物を取り上げられ、狭く不衛生な住居へ追いやられてしまったのです。

シンドラーはイザックの仲介でユダヤ人の廃工場を買い取り、軍用のスープ鍋などを作る「ドイツほうろう容器会社」を設立。

イザックの薦めでシンドラーの工場の労働者には、ポーランド人よりも賃金の安いユダヤ人が選ばれます。

職がないと収容所送りにされるユダヤ人たちは、工場に雇用され皆大喜びしました。

承:赤いコートを着た少女

美食家でお洒落なシンドラーは、ナチスの将校たちに酒やフルーツなどの贅沢品を贈り、その代わり軍用製品の受注をやんわりと要求します。

おかげで「ドイツほうろう容器会社」の経営は順調に進み、従業員数も増えていきました。

会社が儲かるとシンドラーは既婚者であるにもかかわらず、毎日酒を飲み女遊びを楽しみます。

故郷からシンドラーを訪ねてきた妻エミリエは、その破廉恥な暮らしぶりを見て驚きますが、何も言わず帰っていきました。

1943年3月13日ユダヤ人のゲットー解体が始まると、SS(ナチス親衛隊)は住民を乱暴に追い出し、抵抗する人々を次々と射殺していきます。

SSは子供や病人など罪のない人々を無差別に虐殺し、生き残った人はプワシュフ強制収容所へ送られました。

地獄のような光景の中、赤いコートを着た少女が無防備に行くあてもなく歩いています。

丘から大量のユダヤ人が無惨に殺されるのを見て、シンドラーはナチス・ドイツへの不信感を募らせました。

転:プワシュフ強制収容所の所長

新しくプワシュフ強制収容所の所長となったアーモン・ゲートは、パッと目についたユダヤ人を気まぐれに射殺するようなひどい男でした。

ゲートに気に入られたユダヤ人女性ヘレンは、メイドとして彼の屋敷で雇われ、度々虐待されます。

シンドラーはそんなヘレンを励ましながら、ゲートに賄賂を渡し、シュターンをはじめとする自分の従業員を工場に呼び戻すのです。

そんなある日収容所のスペース確保のため、子供や病弱な者は絶滅収容所へ送られてしまいました。

その後シンドラーはユダヤ人女性にキスをしたという理由で突然逮捕されましたが、ゲートのコネですぐに釈放されます。

シンドラーが刑務所の外へ出ると、まるで雪のように灰が降っていました。

1944年フヨヴァ・グルカの丘、プワシュフ収容所とゲットーで殺害された1万人以上の犠牲者の遺体が焼却されたのです。

結:命のリスト

生き残ったユダヤ人がアウシュビッツの絶滅収容所へ送られると聞いたシンドラーは、工場の労働者という名目でユダヤ人を買って救おうと考えます。

この話を聞いたゲートは、シンドラーから黙って高額の賄賂を受け取りました。

シンドラーが故郷のブリンリッツへ工場を移転させるという名目で連れていく1100人のユダヤ人をリストアップすると、シュターンは「命のリスト」と呼びました。

出発当日男性と女性は別の列車に乗り込みブリンリッツへ向かいますが、手違いで女性の列車だけアウシュヴィッツ収容所へ送られてしまいます。

シンドラーはアウシュヴィッツへ出向くとダイヤを渡し、女性たちを返してくれと頼みました。

散々な目に遭いながらどうにかチェコへ移ったユダヤ人従業員は、シンドラーの元で比較的安全に働きます

やがてドイツが戦争に負け、シンドラーはユダヤ人たちに別れを告げて逃亡しました。

その後ユダヤ人たちは、ソ連軍によってナチス・ドイツの支配から解放されました。

【シンドラーのリスト】映画のネタバレ解説!赤い服の少女&最後は本人?

ここからは映画「シンドラーのリスト」のラストや結末部分、赤い服の少女の登場シーンなどについて詳しく解説していきます。

「シンドラーのリスト」のラスト・結末部分の解説

ドイツが敗戦国となると、ナチス党員であるシンドラーは戦犯として追われる身になるため、逃亡しなければなりませんでした。

別れ際、何もかも略奪されたユダヤ人たちが、皆の金歯で作った指輪をシンドラーに渡します。

指輪の内側には、ヘブライ文字で「1つの生命を救うものが世界を救える」と彫られていました。

これを受け取ったシンドラーは、その気になれば車やバッジを売ることもできたと気づき「もっと救えた」と言って、泣き崩れます。

シンドラーがユダヤ人たちから指輪を受け取ったのは実話ですが、この会話劇は脚色で追加されたシーン。

感動的なシーンですが、一部ではお涙頂戴のメロドラマ調でありふれていると批判されています。

赤い服の少女は最後どうなった?正体を考察

映画の中盤にクラクフのゲットーの解体が始まり、ユダヤ人への無差別な殺戮がエスカレートします。

このシーンには赤いコートを着た少女が登場し、話題を呼びました。

危険な場所で幼い赤い服の少女が、1人トコトコ歩いているのを見て、目が離せなくなったシンドラー。

映画の中のこの少女は、これまで利益ばかりを追求してきたシンドラーが考え方を改めるきっかけを作った人といえるでしょう。

少女は「1時間8分頃」と「2時間16分頃」の2回、登場していました。

少女の赤いコートはパートカラーでハッキリ映し出されるため、観客は彼女を見つけやすくなっているのです。

2回目のシーンで、シンドラーが亡くなった少女を間近で見ているように、残念ながら彼女は命を落としてしまいました

少女が「シンドラーのリスト」に登場する理由は、スピルバーグ監督が戦争体験者であるオードリー・ヘプバーンから赤いコートを着た少女を目撃したと聞いたから。

また実際にホロコーストを経験した人からの証言で、赤いコートを着た少女を見たという証言が何件も上がっているようです。

映像が白黒だけの理由は?

映画「シンドラーのリスト」の冒頭とラストを除いた大半のシーンは、モノクロ映像です。

これはスピルバーグ監督が、戦争の記録映像は大抵がモノクロだから同じようにしたほうが説得力があるだろうと考えたため。

また一部では「シンドラーのリスト」がもしもカラー作品だったら、生々しくて見るに耐えないだろうという意見も出ています。

解放されたユダヤ人たちが横一列に並んで歩くシーンでは、モノクロからカラーに切り替わることで、現実に起こったことなのだと実感させられるでしょう。

また劇中では、ろうそくの炎と少女の着ている赤いコートだけ、パートカラーが使用されています。

映画の最後は本人が登場している?

映画「シンドラーのリスト」のラストシーンでは、実際のオスカー・シンドラーの墓石が映し出されました。

そこへ、シンドラーに救われたご本人で映画の制作当時ご存命だった人と演じた俳優さんが一緒に登場し、墓石に小石を置いて彼を悼んでいきます。

ここでは誕生会でシンドラーにキスした少女のニウジアや、ゲートのメイドだったヘレン・ヒルシュ、ミラ・ペファーベルグとレオポルド・ペファーベルグなどが登場。

ミラ・ペファーベルグは「下水道に逃げるのは嫌よ!」と言っていた女性で、その恋人のレオポルド・ペファーベルグは敬礼して笑われるも命拾いした男性です。

イザック・シュターンは1969年に亡くなっていたため、代理でシュターン夫人とイザック役ベン・キングズレーが献石しました。

そして本当のオスカーの妻であるエミリエ・シンドラーも石を置きます。

最後、墓石の真ん中に花を置いた男性は影しか映りませんでしたが、リーアム・ニーソンではないか?といわれています。

【シンドラーのリスト】映画の実話の部分を解説

映画「シンドラーのリスト」には一部脚色が加えられていますが、基本的には史実に忠実に作られています。

ここからは実在した人物として有名な、オスカー・シンドラーの実話部分について見ていきましょう。

実際のオスカー・シンドラー

オスカー・シンドラーは、1908年生まれのドイツの実業家で、1974年に亡くなっています。

シンドラーは、現在のチェコ(当時はオーストリア・ハンガリー帝国領)のメーレン地方に生まれました。

子供の頃の成績はあまり優秀とは言えず、成績証明書の改ざんを行い同級生から「詐欺師シンドラー」とあだ名をつけられたこともあったようです。

1928年に豊かな農場主の娘エミーリエと結婚しますが、1931年には勤めていた会社が倒産。

同じ頃父の経営する農業機械工場も倒産したため、その時期はエミーリエの父の援助を受け生活していました。

数年後には、ドイツ国防軍諜報部である「アプヴェーア」の諜報員になります。

ナチス党員になるも次第に不信感を抱く

1939年には志願してナチス党に入り、それと同時にポーランドのクラクフを拠点にした商売を考えます。

そして映画と同じくイザック・シュターンに会計を任せ、ドイツ軍が使う厨房用品を作る会社を設立。

会社はおよそ3年で800人近くの労働者を雇うほど大きくなり、労働者のうち370人はクラクフ・ゲットーのユダヤ人でした。

工場にユダヤ人を雇ったのは、おそらく彼らの賃金が安かったから。

シンドラーは元々戦争ビジネスで一攫千金を狙うような人で、人道主義者ではありませんでした。

しかしクラクフ・ゲットーが解体されユダヤ人が劣悪な環境のプワシュフ強制収容所へ強制移住させられると、シンドラーはナチス党に対しての不信感を抱きます。

ユダヤ人を労働力として雇い強制収容所行きを回避した

実話でも、プワシュフ強制収容所の所長アーモン・ゲートは残酷な人間で、ユダヤ人をゲーム感覚で虐殺していたようです。

収容所の暮らしが危険なものになるとシンドラーはオフィスと工場に従業員の宿泊所を作り、そこにユダヤ人を寝泊まりさせ労働者を守りました。

そこでは食料などもシンドラーが調達していたため、収容所よりははるかにまともな暮らしができたようです。

シンドラーがそのような大きな態度でユダヤ人を助けることができた理由は、社交が上手くゲートからも気に入られていたから。

また、話し上手な彼は大きな利益の出る契約を締結できます。

また軍需工場の経営という点でも、ドイツ軍にメリットを与えることができました。

収容者の絶滅収容所送りが決まると、シンドラーは工場の従業員たちを、自分の地元であるブリンリッツ労働収容所へ連れていきます。

細部は違っているものの、救出の際女性たちが1度アウシュヴィッツ収容所へ送られたのも実話のよう。

表向きはドイツ軍や自分の利益を優先するポーズをとり、その結果多くのユダヤ人を救うことになりました。

【シンドラーのリスト】映画の見どころ・重要ポイントを紹介

ここからは映画「シンドラーのリスト」の見どころや、絶対に見て欲しい重要ポイントをご紹介します。

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見どころ①:アカデミー賞では7部門を受賞

映画「シンドラーのリスト」は、第66回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、作曲賞、美術賞の7部門を獲得しています。

プロデューサーのブランコ・ラスティグは、実際にホロコーストを経験し生き延びた人でした。

ブランコ・ラスティグは本作の序盤のシーンにカメオ出演しています。

スピルバーグ監督は本作で作品賞、監督賞のW受賞を果たしました。

映画「ジョーズ」や「E.T.」などド派手なエンタメ作品を撮っていたスピルバーグ監督がホロコーストを題材にした映画を作ったことで、多くの人々に知られたことは大きいです。

見どころ②:序盤のシーンだけで充分怖い

映画「シンドラーのリスト」の終盤に映し出されるアウシュヴィッツ収容所や、床下に隠れるシーンが怖いのは言うまでもありません。

しかしその異様な光景は、序盤のシーンからすでに始まっています。

例えば、まだ小学生ぐらいの女の子が差別的な言葉を使い「出て行け」とユダヤ人を罵るシーン。

市民の差別感情がなければ悲劇は起こらなかっただろう、と思わずにはいられません。

さらに劇中では、ユダヤ人のカバンの中の靴や時計、貴金属などを振り分けていく様子が描かれていて、心底ゾッとさせられるでしょう。

労働がシステム化され、機械的に他人の所有物を振り分ける人たちは、自分たちにその権利があると思い込んでいるように見えます。

それぞれのカバンの中身が誰かの物だったはずなのに、その誰かという存在を一切無視して物の値段や価値を調べる態度は、超胸クソ。

物に対する姿勢1つとっても、特定の人種の尊厳が傷つけられているのは明らかで、その不快さや恐ろしさが視覚的に伝わってきます。

見どころ③:シンドラーはなぜ助けたのか?

シンドラーがなぜユダヤ人を助けたのか?」については、多くの考察がなされています。

また実際にシンドラーに助けてもらったホロコースト・サバイバーの中にも、一部このような疑問を抱いた人がいるようです。

その答えは明確ではありませんが、社交好きなシンドラーが人の顔や名前を覚えるのが得意だったことは想像がつきます。

そしてユダヤ人従業員に対して関心を持ち、1人の人間として接していました。

劇中のシンドラーは酒浸りで女遊びも酷い男でしたが、元々人権意識のほうは高かったのではないかと考えられます。

また危険を冒してまでユダヤ人を救出した理由としては、投獄されてゲシュタポと接している内に反発心が高まったのではないかとも考えられます。

いずれにしても鑑賞後「シンドラーはなぜ助けたのか?」を考えること自体が、意義のあることかもしれません。

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【シンドラーのリスト】映画は実話…ホロコーストを描いた戦争映画の代表作

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この記事では映画「シンドラーのリスト」のあらすじやネタバレ部分、実在したオスカー・シンドラーについて解説しました。

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