バットマンはDCコミックスのヒーローの中でも、スーパーマンと並ぶ人気のヒーローです。
スーパーマンが人々に希望を与えてくれる存在なら、バットマンは闇のヒーロー。内向的な性格の正義漢でコウモリの格好をして、深夜治安の悪いゴッサムシティの悪党を倒します。
バットマン映画はたくさんあります。生まれたときにはすでにバットマンが何作も映画化されていて、気づいたら見るべき作品が膨大な量に！そんな方も多いでしょう。
この記事ではバットマンの映画作品を中心に、見る順番や各作品の特徴を解説していきます。
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『バットマン』シリーズを初めて見る方に！公開順やおすすめの順番は？
バットマン・シリーズはドラマや過去のアニメ作品を合わせると、視聴可能な作品だけでも40タイトル以上となり膨大な量になってしまいます。
これらの作品の中でどれが面白いのか、たくさんありすぎて全然わかりませんよね。この章ではバットマン・シリーズの映画作品を中心に、ごく基本的な作品をご紹介します！
長い歴史を持つバットマン・シリーズの公開順
以下がバットマン・シリーズの基本的な作品の公開順です。
- 連続活劇『バットマン』(1943年）
- 連続活劇『バットマン＆ロビン』(1949年)
- 映画『バットマン オリジナル・ムービー』(1966年)
- 映画『バットマン』(1989年)
- 映画『バットマン リターンズ』(1992年)
- 映画『バットマン フォーエヴァー』(1995年)
- 映画『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』(1997年)
- 映画『バットマン ビギンズ』(2005年)
- 映画『ダークナイト』(2008年)
- 映画『ダークナイト ライジング』(2012年)
- 映画『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』(2016年)
- 映画『ジャスティスリーグ』(2017年)
- ドラマ『GOTHAM/ゴッサム』(2014～2019年)
- CGアニメーション映画『レゴ®バットマン ザ・ムービー』(2017年)
- アニメーション映画『ニンジャバットマン』(2018年)
- 映画『THE BATMAN－ザ・バットマン－』(2022年)
- ドラマ『THE PENGUIN－ザ・ペンギン－』（2024年）
バットマン・シリーズの時系列順はどうなっているの？
『バットマン』シリーズは各作品の設定がそれぞれ異なっているため、1つの時系列で繋がっているというわけではありません。
しかしこのシリーズはさらに複数の小グループに分かれているので、その中でどのあたりの作品から見ていくか自由に選ぶことができます。
バットマン初心者にはランダム視聴がおすすめ！
ではどんな作品から見ればよいのでしょうか？初めて見る方はティム・バートン版かダークナイト三部作から鑑賞すれば、バットマンの概要をすんなり理解できるでしょう。
以下でそれぞれのグループの特徴を記載しておきますので、何から見るか迷ったときの参考にしてみてください。
- 連続活劇『バットマン』(1943年)
- 連続活劇『バットマン＆ロビン』(1949年)
- 映画『バットマン オリジナル・ムービー』(1966年)
バットマンは随分昔から映像化されていて、初期の古典的なバットマンは衣装や雰囲気が最近のバットマンとは随分違います。
『バットマン オリジナル・ムービー』は動画配信で見ることができますが、最初に見ることはあまりおすすめできません。とても面白い映画ですが、見る順番としては少し詳しくなった頃にチャレンジする方がよいでしょう。
- 映画『バットマン』(1989年)
- 映画『バットマン リターンズ』(1992年)
ティム・バートン版のバットマンは異色でありながら、多くの映画ファンから愛されている作品です。またこの『バットマン』が、現在のバットマン映画の雛型になっていると言って過言ではありません。
引きこもりがコスプレをして自警活動、それがこのシリーズのバットマンのはじまりでした。『バットマン』と『バットマン リターンズ』はそれぞれ単独見ても理解できますが、上記の順番での鑑賞が好ましいでしょう。
バットマンの世界にすんなり入れる映画なので、初めて見る方にもおすすめです。
- 映画『バットマン フォーエヴァー』(1995年)
- 映画『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』(1997年)
本来はティム・バートンが監督する予定だったジョエル・シュマッカー版。このシリーズは降板となったティム・バートンが製作に名を連ねています。
シュマッカー監督の2作品は、明るい色彩表現や奇抜な演出が魅力です。またこのシリーズには、バットマンの相棒であるロビンも登場！
ティム・バートンの前2作を引き継いでいるものの明るいファミリー向け作品になってしまったので、賛否両論ある作品となりました。
- 映画『バットマン ビギンズ』(2005年)
- 映画『ダークナイト』(2008年)
- 映画『ダークナイト ライジング』(2012年)
2000年代に新たに誕生したダークナイト三部作は、リアリティのある世界観が衝撃的だと話題をよんだ三部作です。
ダークナイト三部作についての詳しい記事はこちらになります。
「ダークナイト」三部作の見る順番！2作目から見ても平気か公開順・時系列を詳しく解説
- 映画『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』(2016年)
- 映画『ジャスティスリーグ』(2017年)
DC・エクステンデッド・ユニバース版とは
DCエクステンデッド・ユニバース（通称DCEU）は非公式な呼び方ですが、一般的にはそのように呼ばれています。DCコミックス原作のスーパーヒーローがワイワイと登場する映画シリーズなので、劇中ではバットマンだけでなくアクアマンやスーパーマン、ワンダーウーマンなども活躍しています。
ある意味、マーベルのMCUシリーズのようなものと考えればわかりやすいかもしれません。DC・エクステンデッド・ユニバース版は2013年の『マン・オブ・スティール』からはじまっています。
スーパーマンの世界もバットマンの世界も全て繋がっているので『ジャスティスリーグ』のように、各ヒーローが力を合わせ敵と戦うことができるんですよ！
けれども初めてバットマン・シリーズを見る場合、ややこしくなるのでDC・エクステンデッド・ユニバース版から入るのはあまりおすすめできません。
- 映画『THE BATMAN－ザ・バットマン－』(2022年)
- ドラマ『THE PENGUIN－ザ・ペンギン－』（2024年）最新作
2022年の『THE BATMAN－ザ・バットマン－』を主軸にした新ユニバースで、一般的にはバットバースと言われています。2026年米公開予定の『THE BATMAN-ザ・バットマン-2』もこのシリーズになる見込み。DC・エクステンデッド・ユニバースとは別シリーズになります。
- ドラマ『GOTHAM/ゴッサム』(2014～2019年)
- CGアニメーション映画『レゴ®バットマン ザ・ムービー』(2017年)
- アニメーション映画『ニンジャバットマン』(2018年)
これら「その他」の作品は、ティム・バートン版やダークナイト三部作、バットバース版など（いずれかでもOK！）を見た後の方が、作品の面白さが伝わりやすいです。まずオーソドックスなバットマン映画を見てから、個性溢れる作品の創意工夫を楽しみましょう。
バットマンの各作品のあらすじや見どころ・歴代キャスト
この章では、各バットマン映画のあらすじや見どころをみておきましょう。配信などで見ることのできるおすすめ15作品を厳選し、そのあらすじや見どころをご紹介します。
映画『バットマン オリジナル・ムービー』(1966年)
| 公開年 | 1966年 |
|---|---|
| 監督 | レスリー・マーティンソン |
| キャスト | アダム・ウェスト、バート・ワード、 バージェス・メレディス、 シーザー・ロメロ、 リー・メリウェザー |
バットマンの宿敵・凶悪4人衆、ペンギン、キャットウーマン、ジョーカー、ナゾラーが連合軍を組んだ！ それを知った市長は、夜空にサーチライトを投射し、バットマンの出動を要請する・・・！ バットマンが新兵器を引っ提げて、画面狭しと大活躍！同名TVシリーズ「バットマン」の劇場版。
- 実写作品でありながらポップな衣装やアナログ感のあるセットが面白くて新鮮！
- 昨今のバットマン実写ではなかなか見ることのできない漫画っぽい絵作りが魅力！
- まるで緊張感が感じられないユルいヴィランが楽しげでクセになりそう
アメリカで1966年から1968年まで放送されたドラマ『怪鳥人間バットマン』の劇場版です。
舞台となるのは、あっけらかんと明るい空のゴッサムシティ。ジョーカーをはじめとするヴィランは、人間を粉にする秘密兵器を使用して極悪非道な犯行に走ります。
バットマンとその相棒ロビンはジョーカーたちを止めようと、悪戦苦闘しますが…。
悪者が粉をちり取りで集めるシーンなど、今ではなかなか見ることのできない古い映画の面白さがあります。バカバカしい場面もありますが、ある意味とても貴重な作品と言えるでしょう。
バットマンが戦闘中ネコを安全な場所に避難させるシーンなどもあり、癒し系の作品になっています。
映画『バットマン』(1989年)
| 公開年 | 1989年 |
|---|---|
| 監督 | ティム・バートン |
| キャスト | マイケル・キートン、ジャック・ニコルソン 、キム・ベイシンガー |
悪がはびこるゴッサム・シティーで、次々と悪者を退治するヒーロー、バットマン。その正体を突き止めようと、報道カメラマンのビッキーは、記者ノックスを引き連れ取材を開始する。一方バットマンは化学工場を襲った悪者ジャックと対決し、ジャックは廃液の毒の中に落ち死亡……したかに思われたが、ジョーカーとして蘇る！真っ白な顔に不気味な笑みがはりついたジョーカーは、バットマンへの復讐に燃えるのだった。
引用：ワーナー公式サイト
- ジョーカーの作戦がユニークすぎて怖い！化粧品にある有毒なガスを仕込んで市民を脅かす
- 犯罪者の間で噂になっている男。勝手に自警活動に励むバットマン
- バットマンとブルース・ウェイン、1人の人物の二面性が描かれている
ティム・バートン監督の『バットマン』は心を揺さぶられるようなオープニングが素晴らしく、マニアックなバットマンのファンからも高く評価されている作品です。
舞台はハービー・デントが地方検事になってすぐのゴッサムシティ。犯罪グループの幹部であるジャックは、ボスのためにある化学工場に不法侵入します。
しかしそこで警官やバットマンに追い詰められ、ジャックは工場の薬品の中に落ちてしまいました。これがこの物語におけるジョーカーの誕生です。
ダークナイトで描かれるバットマンが正義の人だとすれば、ティム・バートン版のバットマンは狂気の人。この映画ではバットマンとジョーカーが根っこの部分で、似た者同士であることも示唆されています。
映画『バットマン リターンズ』(1992年)
| 公開年 | 1992年 |
|---|---|
| 監督 | ティム・バートン |
| キャスト | マイケル・キートン、ミシェル・ファイファー、ダニー・デビート、クリストファー・ウォーケン、マイケル・ガフ |
平和が戻ったのも束の間、暗黒都市ゴッサム・シティーがまたもや悪の手に落ちようとしている。数々の事件の影に見え隠れするのは、悲しい運命ゆえに異常な野望にとり憑かれた怪人ペンギンと、復讐に燃える美貌のキャットウーマンの姿。そしてバットマンは再び現れた！
引用：ワーナー公式サイト
- ペンギンの乗り物や傘、ショッピングモールのオブジェなど、小道具やセットが楽しめる
- キャットウーマンの登場により、バットマンの二面性がより強調的に描かれている
- クリスマスを楽しめない人々からも絶大なる支持を得ている作品
『バットマン リターンズ』で描かれているのは、クリスマスシーズンのゴッサムシティ。前作に引き続きティム・バートン監督の作品です。
生まれてからすぐ両親によって下水道に捨てられた鳥人間コブルポットは、ペンギン怪人として地下の動物園に住んでいます。
ある時市民の前に姿を見せ人気者になったペンギンは、キャットウーマンと手を組みバットマンを罠にハメますが…。
本作にはキャットウーマンの誕生シーンもあるので、彼女の衣装にも注目してみてください。ティム・バートンによるゴシック調のゴッサムシティが美しく、独特な世界観を楽しめるでしょう。
映画『バットマン フォーエヴァー』(1995年)
| 公開年 | 1995年 |
|---|---|
| 監督 | ジョエル・シューマカー |
| キャスト | ヴァル・キルマー、トミー・リー・ジョーンズ、ジム・キャリー、クリス・オドネル、ニコール・キッドマン |
ゴッサム・シティに新たな強敵が出現した。虚飾と邪悪、二つの顔を持つ”トゥーフェイス”。そして、恐るべき洗脳マシンを発明した謎の怪人”リドラ－”だ。共通の敵＝バットマンを永遠に葬るべく同盟を結んだ彼らは、街を破壊しバットマンをおびき寄せる。窮地に陥るバットマン。だがそのとき、最強のパートナー＝ロビンが登場した！バットマン＆ロビンｖｓリドラ－＆トゥーフェイス。正義と悪の最強タッグによる死闘が、いま始まる！
引用：ワーナー公式サイト
- ジム・キャリーの演じるなぞなぞ好きヴィラン「リドラー」の奇妙なファッションセンスに注目
- 陽気でポップなヴィジュアルのトゥーフェイスが、サーカス小屋でゴッサム市民を脅かすシーンは見ごたえあり
- バットマンのバディとして元サーカス団員のロビンも登場！
『バットマン フォーエヴァー』は1989年から始まったバットマン・シリーズの3作目で、監督はティム・バートンからジョエル・シューマカーに変わります。
これに伴いバットマン役も、マイケル・キートンからヴァル・キルマーに変更。今回のバットマンは、犯罪心理学者のチェイスに恋をします。
舞台はハロウィーンシーズンのゴッサムシティ。ウェイン産業で働く青年ニグマが、発明品をブルースに認めてもらえなかったことで逆ギレします。
怪人リドラーとなったニグマはトゥーフェイスと手を組んで、ある計画を実行するのですが…。
ヴァル・キルマー版バットマンはパリピ、ファミリー向けの明るいバットマン映画。他のバットマン映画よりもおしゃれで奇抜な衣装＆セットを堪能できます。
映画『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』(1997年)
| 公開年 | 1997年 |
|---|---|
| 監督 | ジョエル・シューマカー |
| キャスト | ジョージ・クルーニー、アーノルド・シュワルツェネッガー、クリス・オドネル、ユマ・サーマン、アリシア・シルバーストーン |
”Ａ ＦＲＥＥＺＥ ＩＳ ＣＯＭＩＮＧ！”すべてを氷づけにしようとする怪人Ｍｒ．フリーズがゴッサム・シティーに出現。事もあろうに、誘惑フェロモンと猛毒キスを武器にするポイズン・アイビーと手を組んだ！対するバットマンも、ロビンとバットガールという味方を得て迎え撃つが！
引用：ワーナー公式サイト
- アーノルド・シュワルツェネッガーが演じるヴィランMr.フリーズの犯行動機が泣ける
- ポイズン・アイビーのフェロモンのせい？ロビンとバットマンの関係に亀裂が！
- アルフレッドの姪がバットガールに。新しいヒーローの誕生か！
『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』は前作同様、ジョエル・シューマカーが監督を担当しています。
そして本作ではバットマン役が再び交代になりました。今回はジョージ・クルーニーが、セクシーなブルース&バットマンを演じています。
物語はMr.フリーズがゴッサム美術館に入り、ダイヤモンドを強奪するところからスタート。
本作の映像は、ピンクやブルーの街のネオンが派手派手しくティム・バートン版バットマンの同じシリーズとは思えないほど。前作よりもさらに色使いがビビッドで、やり過ぎという意見も上がっています。
>>映画『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』を無料視聴
映画『バットマン ビギンズ』(2005年)
映画『バットマン ビギンズ』はダークナイト三部作の1作目です。
ダークナイト三部作につきましては、こちらの記事をご覧ください！
「ダークナイト」三部作の見る順番！2作目から見ても平気か公開順・時系列を詳しく解説
映画『ダークナイト』(2008年)
映画『ダークナイト』はダークナイト三部作の2作目です。
ダークナイト三部作につきましては、こちらの記事をご覧ください！
「ダークナイト」三部作の見る順番！2作目から見ても平気か公開順・時系列を詳しく解説
映画『ダークナイト ライジング』(2012年)
映画『ダークナイト ライジング』はダークナイト三部作の3作目です。
ダークナイト三部作につきましては、こちらの記事をご覧ください！
「ダークナイト」三部作の見る順番！2作目から見ても平気か公開順・時系列を詳しく解説
映画『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』(2016年)
| 公開年 | 2016年 |
|---|---|
| 監督 | ザック・スナイダー |
| キャスト | ベン・アフレック、ヘンリー・カビル、エイミー・アダムス、ジェシー・アイゼンバーグ、ダイアン・レイン、ローレンス・フィッシュバーン、ジェレミー・アイアンズ、ホリー・ハンター、ガル・ガドット |
地球の危機を救って英雄と崇められるスーパーマンだが、一方でその驚異的な能力を危険視する人々も出現。彼の戦いにより自身の保有するビルを破壊され、大切な人々を失ったブルース・ウェイン＝バットマンも怒りを募らせ、スーパーマンの前に立ちふさがる…。
引用：U-NEXT公式サイト
- ストイックで壊れかけている中年のバットマンが、スーパーマンの活躍にケチをつけるのが面白い
- 犯罪者にコウモリの焼印を押すバットマン！それを見たスーパーマンのリアクションは？
- ジェシー・アイゼンバーグが演じるレックス・ルーサーが魅力的
『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』は、DCEUシリーズの2作目の作品となります。本作品は人気作でもあるのですが、一般的に話の内容自体が複雑で理解しにくいと言われているのでご注意ください。
またスーパーマンやワンダーウーマンなど他のDCコミックスのヒーローも登場するため、バットマンビギナーにはハードルが高く初めて見る作品としてはおすすめできません。
よって本作の鑑賞前に、他のバットマン映画を何作品か見ることをおすすめします。
冒頭では、前作『マン・オブ・スティール』の惨事がブルース・ウェインの視点から映し出されています。スーパーマンの映画の世界で実はあのときブルースも同じ場所にいたということが、本作を見て分かるのは面白いですね。
前作『マン・オブ・スティール』にバットマンは出ていません。しかし『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』を見るなら前作の視聴も必須となります。
本作品ではスーパーマンが大いに活躍するので、スーパーマン好きの人にもおすすめです。
>>映画『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』を無料視聴
映画『ジャスティスリーグ』(2017年)
| 公開年 | 2017年 |
|---|---|
| 監督 | ザック・スナイダー |
| キャスト | ベン・アフレック、ヘンリー・カビル、ガル・ガドット、ジェイソン・モモア、エズラ・ミラー、レイ・フィッシャー、エイミー・アダムス |
スーパーマン亡き後の世界、宇宙から侵略の手が迫っていた。世界の危機を察知したバットマンは4人の超人たちを集め、正義のために戦うチーム、ジャスティス・リーグを創設。地球征服をたくらむ敵・ステッペンウルフを倒すために立ち上がる。
引用：U-NEXT公式サイト
- ヒーローチームの中心的人物となったやや協調性のあるバットマンが新鮮！
- 若いヒーロー・サイボーグに注目！スナイダー版では彼のエピソードが拡大されている
- あのヒーローも復活か！チームの団結でステッペンウルフに立ち向かう
本作品は前作『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』の続編となります。
この映画のヴィランはステッペンウルフ。バットマンとワンダーウーマンは敵を倒すため、アクアマンやフラッシュなど仲間のヒーローを集めます。
ちなみに2017年の『ジャスティスリーグ』の監督クレジットはザック・スナイダーになっていますが、実際はスナイダー監督の家庭の事情により途中で降板。代わりにジョス・ウェドン監督が本作を完成させています。
2021年には、本作をザック・スナイダー監督が再構成したバージョンが公開されました。ザック・スナイダーカットの方は上映時間が4時間もある長作で、新たな場面も追加されています。
またあらすじは大きく変わらないものの、同じシーンでも別のカットが使用されるなど細部にこだわりが感じられる作品です。
ドラマ『GOTHAM/ゴッサム』(2014～2019年)
| シーズン | 公開年 | 話数 | キャスト |
|---|---|---|---|
| ファースト・シーズン | 2014年 | 全22話 | ベン・マッケンジー、ショーン・パートウィー、ドナル・ローグ ビクトリア・カルタヘナ、アンドリュー・スチュワート＝ジョーンズ コリー・マイケル・スミス、デヴィッド・マズーズ |
| セカンド・シーズン | 2015年 | 全22話 | ベン・マッケンジー、ドナル・ローグ、モリーナ・バッカリン デヴィッド・マズーズ、モリーナ・バッカリン、ショーン・パートウィー |
| サード・シーズン | 2016年 | 全22話 | ベン・マッケンジー、ドナル・ローグ、デヴィッド・マズーズ ショーン・パートウィー、モリーナ・バッカリン |
| フォース・シーズン | 2017年 | 全22話 | ベン・マッケンジー、ドナル・ローグ、デヴィッド・マズーズ ショーン・パートウィー、モリーナ・バッカリン |
| ファイナル・シーズン | 2019年 | 全12話 | ベン・マッケンジー、ドナル・ローグ、デヴィッド・マズーズ ショーン・パートウィー、モリーナ・バッカリン |
刑事になりたてのゴードンは、相棒ハービー・ブロックと共に、地元名士であるトーマス＆マーサ・ウェイン夫妻の殺人事件を担当することになる。
犯罪現場でひとり生き残った12歳の息子ブルースと出会ったゴードンは、彼に説明しがたい深い結びつきを感じ、必ず犯人を逮捕することを約束するのだった。引用：ワーナー公式サイト
- バットマンが出ていなくても、ちゃんとバットマンの世界がある
- 執事アルフレッドが子供のブルースを育てる姿を見ることができる
ドラマ『GOTHAM/ゴッサム』は、バットマン映画に登場する刑事ゴードンの若かりし頃が描かれた物語です。
本作品はバットマン誕生前の時系列で、まだ子供のブルース・ウェインが登場します。ファースト・シーズンはゴードンとその相棒が、ブルースの両親に関する捜査をするところからスタート。
このドラマの視聴は、バットマンビキナーにはあまりおすすめできません。単体でも大人向けの犯罪ドラマとして見ることができますが、バットマン映画を何作か見てからのほうがより楽しめるでしょう。
とはいえ、『GOTHAM/ゴッサム』とバットマン映画と直接的な繋がりはないので、主要キャラクターやヴィランをある程度知っていれば特に問題はありませんよ。
CGアニメーション映画『レゴ®バットマン ザ・ムービー』(2017年)
| 公開年 | 2017年 |
|---|---|
| 監督 | クリス・マッケイ |
| キャスト | ウィル・アーネット、ザック・ガリフィアナキス 、マイケル・セラ、ロザリオ・ドーソン、レイフ・ファインズ |
ヒーローも、悪者も、レゴ®になって大集合！ さぁ世界の運命は!?
悪いヤツらから街を守るレゴ®バットマンは、みんなの人気者！ だがその正体は超“かまってちゃん”な、こまったちゃんヒーローだった！ でも家に帰ると、彼はいつもひとりボッチ。
そんなある日、元気すぎる新入りがやってくる！ パンツ一丁の“パンいち”ボーイ、ロビンのせいでバットマンのペースはガタガタに。
おまけに世界をのっとろうと、ジョーカーが悪の軍団をめざめさせてしまった！ キングコング、「あの」怪獣、ハリポタの「あの人」まで！ あらゆるワルがおしよせて、世界が終わってしまう！？
はたしてレゴ®バットマンはロビンたち仲間と力を合わせ、世界を救うことができるのか！？引用：ワーナー公式サイト
- スーパーマンは案外パリピ？スーパーマン宅のパーティーに呼ばれてなかったと気づき傷つくバットマン
- ジョーカーの企みで、ファントムゾーンのヴィランが大暴れ！キングコングなど他作品のキャラクターも多数登場
『レゴ®バットマン ザ・ムービー』はLEGO®ムービーのスピンオフ作品です。
ゴードンの娘バーバラが、父を継ぎゴッサム市警の新本部長になります。バーバラの示す新しい方針は、警察とバットマンが手を組むこと。ソロ活好きのバットマンにとっては、きつい提案です。
一方ウェイン家には、養子としてやんちゃなロビンがやって来ます。ブルースは嬉しい反面、また家族を失うのではないかと不安を感じていて…。
ジョーカーはバットマンからかまってもらえない悔しさから、わざと自首してアーカム刑務所へ入ります。ジョーカーを追う目的を失い、精神が不安定になっていくバットマン。
本作品は子供が楽しめる明るいストーリーでありながら、バットマンとジョーカーの共依存的な関係性もさりげなく描かれている良作です。
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アニメーション映画『ニンジャバットマン』(2018年)
| 公開年 | 2018年 |
|---|---|
| 監督 | 水﨑淳平 |
| キャスト | 山寺宏一、高木渉、加隈亜衣、釘宮理恵、子安武人、田中敦子、諏訪部順一、チョー、森川智之、三宅健太、梶裕貴、河西健吾、小野大輔、石田彰、大塚芳忠 |
時は戦国、最狂の愉快犯＜ジョーカー＞による歴史改変を阻止するため、
＜バットマン＞はすべての武器を失い、それでもなお立ち向かう──。
現代の犯罪都市ゴッサムシティの悪党たちがタイムスリップし、群雄割拠する戦国時代の日本。戦国大名となった悪党たちがこのまま自由に暴れ続ければ、日本だけでなく、世界の歴史すらも変わってしまう！ 絶望的な乱世で、現代テクノロジーからも切り離されてしまったヒーローは世紀の歴史改変を阻止することができるのか？
日本と世界の歴史を賭けて、時空を超えた壮大な戦が幕を開ける！引用：ワーナー公式サイト
- アニメーションとしての面白さ！細部まで作り込まれた美しい絵作りに、うっとりさせられる
- 農民に成りすますジョーカーとハーレイの目的が恐ろしい
- ゴッサムシティの犯罪者が昔の日本に集結という目新しい設定が魅力
映画『ニンジャバットマン』ではDCコミックスのバットマンを、日本のアニメーションで表現しています。
アーカム刑務所にいたジョーカー、ハーレイ、ペンギンたちがゴリラ・グロッドの作ったマシンで日本の戦国時代へタイムスリップ！そこへ実験を止めようとしたバットマンも到着します。
城が動いたり敵も味方も大勢出てきたりで、とにかく見た目が華やか！また日本のタイムボカンシリーズのような懐かしい味わいもあります。
映画『THE BATMAN－ザ・バットマン』－(2022年)
| 公開年 | 2022年 |
|---|---|
| 監督 | マット・リーヴス |
| キャスト | ロバート・パティンソン、ゾーイ・クラヴィッツ、ジェフリー・ライト、ポール・ダノ、コリン・ファレル、アンディ・サーキス |
優しくもミステリアスな青年・ブルースが、両親殺害の復讐を誓い、悪と敵対する“バットマン”になって2年が過ぎた。ある日、権力者が標的になった連続殺人事件が発生。その犯人を名乗る最狂の知能犯・リドラーは、犯行現場に必ず“なぞなぞ”を残していた。
引用：U-NEXT公式サイト
- 他作品よりもさらに治安の悪いゴッサムシティ。汚職警官や犯罪者で溢れている
- ブルースも知らなかったウェイン家の闇とは？
- 終盤に明かされるリドラーの犯行目的はある人物への復習だった
2022年の公開された『THE BATMAN－ザ・バットマン』は『猿の惑星: 新世紀』や『クローバーフィールド/HAKAISHA』でしられるマット・リーブス監督によって作られました。
この映画のバットマンはまだ若く2年生。そんな経験に浅いバットマンが、治安の悪いゴッサムシティに起こる連続殺人事件に立ち向かいます。
本作のバットマンは敵をフルボッコにするシーンもあり、暗く歪んだヒーローです。ある意味野心的な作品で、映画ファンからの注目も集めました。
今回のヴィランはなぞなぞ好きの知能犯・リドラー。彼の登場のおかげで、ややミステリー色の強い映画に仕上がっています。
ドラマ『THE PENGUIN－ザ・ペンギン－』（2024年）
| 公開年 | 2024年 |
|---|---|
| 話数 | 全8話配信予定 |
| キャスト | コリン・ファレル、クリスティン・ミリオティ、レンジー・フェリズ |
リドラーがゴッサム・シティの防波堤を爆破してから1週間。爆破により洪水が発生し、さらにカーマイン・ファルコーネが殺害されたことでゴッサムの裏社会に”権力の真空”が生まれ、権力抗争が始まろうとしていた。
引用：U-NEXT公式サイト
- 毎回超ギリギリ！いつ殺されるかわからない状態で、どうにか生き残る主人公
- カーマイン家の娘ソフィアから目が離せない
- ストーリーはゴッサムシティが大洪水になった、あの事件の1週間後から始まる
タイトルどおり、バットマンのヴィラン「ペンギン」を主人公にしたスピンオフドラマです。このドラマは、2022年公開の『THE BATMAN－ザ・バットマン』を見ていないと理解できない部分があるので注意しましょう。
本作にバットマンは登場していませんが『THE BATMAN－ザ・バットマン』と、2026年全米公開予定の続編『THE BATMAN-ザ・バットマン-2』の架け橋になると言われているので、興味があればぜひご視聴ください。
物語の時間軸はザ・バットマンの直後。ペンギンはあることでカッとなり、ある重要な人物と揉めますが…。
コリン・ファレルが、再びペンギンことコブを熱演しています。映画ファンからも予想以上に面白いと評判のドラマです！
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バットマン映画はなぜ人気なのか？その世界観を徹底分析！
原作はDCコミックス
バットマンはアメリカンコミックの出版社「DCコミックス」のキャラクターです。DCコミックスの他のキャラクターでは、スーパーマンやワンダーウーマンが有名ですね。
映画のストーリーは基本的に脚本家によって書かれていますが、原作コミックをヒントを得て参考にしたと思われる作品が多数あります。
バットマンはどんなヒーローなのか？
バットマンは私たちと同じ普通の人間で、スーパーマンのような超人的な力を持っていません！
バットマンの中の人ブルース・ウェインはお金持ちの御曹司です。ブルースは自社で機密に開発したマントやスーツを着てバットマンに変身し、敵と戦っています。
自らがコウモリを恐れていることから、コウモリの格好をするようになったバットマン。バットラングとよばれるコウモリ型の手裏剣や、移動時に使うバットモービルも全て自前なのがバットマンの凄いところですね！
基本的にブルースは内向的な性格で、パーティーも苦手です。そんな彼を支えているのが執事のアルフレッド。
穏やかな性格のアルフレッドはどの作品でも印象深く、バットマン好きから人気のキャラクターといえるでしょう。
バットマンは子供の頃の経験上トラウマ抱えていて、自警活動を止められない人。
やや自警団中毒気味のヒーローなのです。そのためか他の人物が人助けをして注目を集めると、密かに嫉妬します。
異形・サイコパス野郎など印象的なヴィランが続々登場！
バットマンに敗れたヴィランたちは、アーカム刑務所行きとなります。アーカム刑務所は、精神を病んだ犯罪者が入る刑務所。
精神に問題を抱える犯罪者がヴィランであることは、バットマン映画の大きな特徴と言えるでしょう。
ジョーカー、リドラー、ペンギン、スケアクロウなど、どのヴィランも見た目や犯行手段がユニークです。
最新作『THE BATMAN－ザ・バットマン－』を見る前に最低限見ておきたい作品は？
この章では、最新作『THE BATMAN－ザ・バットマン－』をいち早く見たい方のために、最低限見るべき作品をお伝えします！
最新作『THE BATMAN－ザ・バットマン－』はいきなり見ても大丈夫？
『THE BATMAN－ザ・バットマン－』はバットマンの活動開始後、2年目の時代設定です！
また本作は単独の作品なので、いきなりこの映画から見てもストーリーを理解し楽しむことができます。
しかしあくまでもリブートなので、ある程度知っている人向けに作られている作品であることは否めません。一部の鑑賞者からはいきなり本作から見て、意味が分からなかったという意見も出ています。
最新作『THE BATMAN－ザ・バットマン－』を見る前に最低限見ておきたい作品
最新作のヴィランは、リドラーという知能犯です。ですからリドラーが登場する過去作と、ごく基本的なバットマン映画を事前に見ておくと表現の違いなどがわかり面白味が増すかもしれません。
以下はそのための見る順番になります。
- 映画『バットマン』(1989年)
- 映画『バットマン フォーエヴァー』(1995年)
- 映画『バットマン ビギンズ』(2005年)
- 映画『THE BATMAN－ザ・バットマン－』(2022年)
まず外せないのはリドラーの登場する『バットマン フォーエヴァー』。そしてそのシリーズの1作目となる映画『バットマン』を見ておきましょう。
さらにブルースの人格形成に関わる事件が、より精密に描かれた映画『バットマン ビギンズ』もおすすめです。
まとめ
この記事ではバットマン映画の見る順番について解説しました。
最新作『THE BATMAN－ザ・バットマン－』を見るなら
- 『バットマン』(1989年)
- 『バットマン フォーエヴァー』(1995年)
- 『バットマン ビギンズ』(2005年)
- 『THE BATMAN－ザ・バットマン－』(2022年)
の順番で見るとよいでしょう。バットマンシリーズは、今後も増えていく可能性大です。これ以上増えないうちに、今ある作品をなるべく早く鑑賞してみてください！
