映画「バイオハザード」は、カプコンの同名ゲームソフトが原作のサバイバル＆アクションホラー映画シリーズです。
人間や動物がゾンビ化してしまうウイルスが蔓延した世界で、主人公・アリスとウィルスを開発した企業の戦いを描いたストーリー。
実写版映画「バイオハザード」の見る順番、時系列やストーリーの繋がり、実写がひどいと言われる理由を紹介します。
【バイオハザード】映画の見る順番！時系列やストーリーの繋がりは？
「バイオハザード」映画の見る順番は、公開順でOK！
実写版「バイオハザード」の映画は、全部で7作品です。
1〜6作目は、ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるアリスが主役の物語で、公開順＝時系列順でストーリーが繋がっています。
7作目の「ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」だけは、他作品と直接ストーリーの繋がりがないリブート作品です。
映画「バイオハザード」の見る順番は、公開順がおすすめです！
| 作品名 | 公開年 |
|---|---|
| バイオハザード | 2002年 |
| バイオハザードⅡ アポカリプス | 2004年 |
| バイオハザードⅢ | 2007年 |
| バイオハザードⅣ アフターライフ | 2010年 |
| バイオハザードⅤ リトリビューション | 2012年 |
| バイオハザード：ザ・ファイナル | 2017年 |
| バイオハザード：ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ | 2022年 |
ちなみに実写映画とは別に、CGアニメの「バイオハザード」映画シリーズも存在します。
CGアニメ映画シリーズは、実写版とは繋がりがない別の世界線上の作品シリーズです。
実写映画シリーズとは直接的な関連はないので、シリーズごとに見ていくことをおすすめします。
【バイオハザード】映画の見る順番で作品を紹介
次に、「バイオハザード」映画のあらすじや見どころを、見る順番＝公開順でご紹介します！
映画の内容をサクッと知りたい人はチェックしてください。
- バイオハザード（2002年）
- バイオハザードⅡ アポカリプス（2004年）
- バイオハザードⅢ（2007年）
- バイオハザードⅣ アフターライフ（2010年）
- バイオハザードⅤ リトリビューション（2012年）
- バイオハザード：ザ・ファイナル（2016年）
- バイオハザード：ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ（2022年）
※↑タイトルをクリックで作品詳細へ飛べます。
バイオハザード（2002年）
| 公開日 | 2002年8月31日 |
|---|---|
| 監督 | ポール・W・S・アンダーソン |
| キャスト | ミラ・ジョヴォヴィッチ ミシェル・ロドリゲス エリック・メビウス ジェームズ・ピュアフォイ |
| 上映時間 | 100分 |
| 興行収入 | 23億円 |
近未来。巨大企業・アンブレラ社で秘密裏に研究されていたバイオ兵器のウイルスが拡散。完全閉鎖された研究所に特殊部隊が送り込まれ、記憶喪失だったアリスも帯同することに。死んだはずの大勢の研究員がアンデッドとなってアリスたちに襲い掛かる。
引用：U-NEXT公式
実写映画の第1弾で、ポール・W・S・アンダーソンが監督＆脚本を担当した作品です。
主人公は実写版オリジナルのキャラクターで6作品にわたってシリーズの顔となる、ミラ・ジョヴォヴィッチ演じる記憶喪失の特殊工作員アリス・アバーナシー。
赤いキャミワンピと黒のブーツというセクシーな出で立ちで、襲い来るゾンビたちをやっつけまくるアリスの美しくもカッコよすぎるアクションシーンが印象的な王道のサバイバル＆アクションホラー映画です。
主人公の名前のほかにも、地下の世界で奇妙な生物に遭遇するストーリー、「レッド・クイーン（＝赤の女王）」という名のAIなど、「不思議の国のアリス」のモチーフが取り入れられています。
本作のトラウマシーンとして有名な「レーザートラップ」の一幕。
屈強な特殊部隊のメンバーが次々とやられ、最後には一番頼りがいがありそうだった隊長が、格子状のレーザーでサイコロステーキ状態に…！
忘れたくても忘れられない伝説のシーン故、「レーザートラップ」は今後の作目でも登場しますよ。
バイオハザードⅡ アポカリプス（2004年）
| 公開日 | 2004年9月11日 |
|---|---|
| 監督 | アレクサンダー・ウィット |
| キャスト | ミラ・ジョヴォヴィッチ シエンナ・ギロリー ジャレッド・ハリス オデッド・フェール |
| 上映時間 | 94分 |
| 興行収入 | 27億円 |
アンブレラ社の研究所から漏洩したウイルスは、今やラクーンシティ全体に蔓延。アンブレラ社は事態を隠蔽するために街に核爆弾を投下すると宣言。研究所から生還したアリスは、街に残存する人たちと脱出を試みるが、ネメシスの影が迫って来る。
引用：U-NEXT公式
前作では閉鎖された空間でのサバイバルアクションでしたが、シリーズ２作目は舞台を地上に移しアクションやストーリーなど全てがスケールアップした内容です。
特殊部隊S.T.A.R.S.のジル・バレンタインや、ボスクリーチャー・ネメシスといった、ゲームで人気のキャラクターも登場し大暴れ！
ミニスカートに青のチューブトップという服装や、シエンナ・ギロリーの細かい演技など、ゲーム版のジルが忠実に再現されていてゲームファンも歓喜の仕上がりになっています。
T-ウイルスの実験体にされ、超人的な能力を得たアリスのド派手なアクションももちろん健在。
人型生物兵器ネメシスのあっと驚く（？！）正体と、胸アツ過ぎる2人の関係の結末に注目！
アリスが高層ビルの壁を垂直に駆け下りる超絶アクションシーンは、ミラが実際にワイヤーを装着して演じたということ。
バイオハザードⅢ（2007年）
| 公開日 | 2007年11月3日 |
|---|---|
| 監督 | ラッセル・マルケイ |
| キャスト | ミラ・ジョヴォヴィッチ イアン・グレン オデッド・フェール アリ・ラーダー |
| 上映時間 | 94分 |
| 興行収入 | 29億円 |
ウイルスが蔓延し、地上はアンデッドで溢れかえっていた。生き残った人類は安息の地を目指していく。一方、アンブレラ社のアイザックス博士は、クローン化したアリスのDNAから対アンデッド用の血清を抽出するため「オリジナル」であるアリスの行方を追う。
引用：U-NEXT公式
前作から数年後、T-ウイルスが世界中へ広がりディストピアと化した世界で、生き残った人間、アンデッド（ゾンビ）、そしてアンブレラ社の戦いが描かれています。
1作目は地下施設、2作目はラクーンシティ市内が舞台でしたが、今作は映画「マッドマックス」を彷彿とさせるような、荒廃して砂漠になった広大なラスベガスで死闘が繰り広げられます。
生き残った人類がどう生きていくのかという人間ドラマも描かれていて、クレア・レッドフィールドなど今後の作品にもつながる重要なキャラクターも登場。
物体を動かす念力のような能力も手に入れ、安定のアリス無双にも一層磨きがかかっています！
前作にも登場し、実は生き残っていたイケメンキャラのカルロス！
アリスと再会した喜びも束の間、自ら犠牲となってゾンビの大群にタンクローリーに突っ込み仲間を逃がすという勇姿を見せてくれて中身も伝説級のイケメン。
バイオハザードⅣ アフターライフ（2010年）
| 公開日 | 2010年8月16日 |
|---|---|
| 監督 | ポール・ＷＳ・アンダーソン |
| キャスト | ミラ・ジョヴォヴィッチ アリ・ラーター ウェントワース・ミラー ショーン・ロバーツ |
| 上映時間 | 97分 |
| 興行収入 | 47億円 |
東京・渋谷を基点としたウイルス拡大から4年。アリスとそのクローン隊は、アンブレラ社を急襲するが、大型爆弾によりクローンは全滅し、アリスは特殊能力を失う。その後、ロサンゼルスに向かったアリスは、街がアンデッドに埋め尽くされているのを目撃する。
引用：U-NEXT公式
4作目は前作から1年後、物語はなんと日本の渋谷から始まります！
日本、アラスカ、ロサンゼルスと世界各地を舞台に、アンブレラ社の幹部ウェスカーと、アリスと仲間たちとの戦いを描いたストーリー。
アリスはロサンゼルスで、それぞれクセが強く人間味あふれる生存者達と出会います。
そのうちの一人が、誤解によって刑務所に入れられていたクレアの兄・クリス。
ドラマ「プリズン・ブレイク」のウェントワース・ミラーが演じていて、「またしても脱獄成功！」と話題になりました。
1作目の監督で、ミラの夫となったポール・W・S・アンダーソンが本作で監督に復帰しています。
食虫植物のような口で襲いかかる「マジニ」や、麻袋を被り巨大な斧を振り回す衝撃ビジュアルな「処刑マジニ」など、本作で初登場した新種のアンデッドにも注目。
オープニングの渋谷スクランブル交差点のシーンで、歌手の中島美嘉が“第一感染者”役で登場し、すれ違う人に襲いかかるショッキングなシーンも。
バイオハザードⅤ リトリビューション（2012年）
| 公開日 | 2012年9月14日 |
|---|---|
| 監督 | ポール・Ｗ・Ｓ・アンダーソン |
| キャスト | ミラ・ジョヴォヴィッチ ミシェル・ロドリゲス シエンナ・ギロリー ケヴィン・デュランド リー・ビンビン |
| 上映時間 | 96分 |
| 興行収入 | 38.1億円 |
人類を生ける死者＝アンデッドから救うために戦うも、宿敵であるアンブレラ社に囚われて極秘施設に送られたアリス。脱出を図るが、なぜかモスクワや東京といった都市にワープしてしまう。さらに、これまで戦いを共にした仲間たちが現れて襲い掛かってくる。
引用：U-NEXT公式
前作のラストシーンで、アルカディア号を襲ってきたのは一体…？というところから直接繋がる物語です。
アリスたちを襲ってきたのは、実は「バイオハザードⅡ アポカリプス」で仲間として戦っていたジル・バレンタインだった！という衝撃の展開から始まります。
今作のメインの舞台は海底にあるアンブレラ社の極秘実験施設「アンブレラ・プライム」で、アリス救出チームのメンバーと共に施設から脱出するというストーリー。
脱出途中で出会った少女ベッキーに対して、アリスが母性を抱くなどこれまで見せてこなかった、人間らしい以外な一面を見せています。
ジルの他にも、女性隊員のレイン、仲間のために犠牲になったカルロス、AIのレッド・クイーン、前作で中島美嘉が演じた“第一感染者”など、過去作の豪華人気キャラクターたちが再集結！
多くの人にトラウマを植え付けた「レーザートラップ」など過去作品へのオマージュが多く、シリーズのプチ総集編的な内容になっています。
バイオハザード：ザ・ファイナル（2016年）
| 公開日 | 2016年12月23日 |
|---|---|
| 監督 | ポール・Ｗ・Ｓ・アンダーソン |
| キャスト | ミラ・ジョヴォヴィッチ アリ・ラーター ショーン・ロバーツ ルビー・ローズ ローラ |
| 上映時間 | 106分 |
| 興行収入 | 42.7億円 |
人類滅亡のカウントダウンが始まった。アンブレラ社が開発した人工知能・レッドクイーンは、48時間で人類は滅びると宣言。全ての始まりの地・ラクーンシティに向かうアリスに対し、宿敵・アンブレラ社は全勢力を結集させて立ちはだかる。
引用：U-NEXT公式
シリーズ6作目は、アリスが主役の映画シリーズの完結編となる作品で、シリーズ集大成にふさわしい大迫力のアクションシーンが盛りだくさんです！
これまで敵だったAIのレッド・クイーンとアリスが協力して、アンブレラ社との最後の闘いに挑むという驚きの展開。
壮大なフィナーレを迎えるにあたって、謎に包まれていたアリスの過去と正体、そしてシリーズ全体の黒幕が明らかになります。
タレントのローラや韓国人俳優のイ・ジュンギも出演していて、端役ながらもそれぞれ見せ場のシーンもあるので注目。
巨大コウモリ風の「ポポカリム」、強化版「ケルベロス」の大群、生物兵器のボスキャラ「ブラッドショット」などのクリーチャーも暴れまくり！
相変わらずハイブ内には凝ったトラップだらけで、仲間が巨大タービンにみじん切りにされるという新トラウマシーンも爆誕。
初代トラウマシーンの舞台も、重要なシーンで使われていますよ。
バイオハザード：ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ（2022年）
| 公開日 | 2022年1月28日 |
|---|---|
| 監督 | ヨハネス・ロバーツ |
| キャスト | カヤ・スコデラーリオ ハナ・ジョン=カーメン ロビー・アメル トム・ホッパー アヴァン・ジョーギア |
| 上映時間 | 107分 |
| 興行収入 | 6億1000万円 |
アメリカ中西部、ラクーンシティの施設で育ったクレア。この街にはかつて製薬会社・アンブレラ社の工場があった。彼らが秘密裏に研究開発を進めていた“何か”が住民に健康被害を与えているとのメッセージを受け取ったクレアは、その真実を探ろうとするが…。
引用：U-NEXT公式
実写映画7作目は、ゲーム版「バイオハザード」の1と2をベースにしたリブート作品です。
実写映画の1〜6作品と直接的な繋がりはないのですが、パラレルの時系列では1作目「バイオハザード」の後の時代設定となっています。
主役は孤児院で育ったクレア・レッドフィールドとラクーン市警で働く兄クリス。
ジル、レオン、ウェスカーなど、他の原作のキャラクターたちも登場します。
“アリス無双”のような痛快アクションは皆無で、かなりホラー映画よりの仕上がりの作品です。
公開直後には「続編が進行中か？」というニュースがありましたが、その後進展は無いようです。
人体実験された少女・リサの、皮を縫い合わせた人面風マスクをつけた姿が衝撃的！
登場するクリーチャーで最もグロ＆インパクト大なのは、研究者が自らウィルスを打って変異した「G生物」！（他は、犬・カラス・リッカーなどお馴染みの面子）
【バイオハザード】映画や実写ドラマがひどいと言われる理由
「バイオハザード」映画や実写ドラマが、ひどいと言われている理由について解説します。
特にゲームファンからの”ひどい”という声が多い
ゲーム版「バイオハザード」は、1996年に1作目が発売されて以来ホラーゲーム界のレジェント的な人気作品で、ゲームファンの間から長年愛されています。
実写映画シリーズの主人公・アリスはゲーム版には存在しないキャラクターなので、ゲーム版とは基本的に異なる設定の作品として始まりました。
“ゲーム版を忠実に実写化した作品”ではないため、実写映画は基本的にゲームファンの人達から”ひどい”と不評を買っているようです。
「ザ・ファイナル」「ラクーンシティ」は特に”ひどい”と言われている
1作目「バイオハザード」は初実写化作品ということで新鮮味があったり、2作目「アポカリプス」はゲーム版のキャラが忠実に描かれていたりして、ゲームファンからも好意的に受け入れられています。
その後も、新作が公開される度にゲームと映画両方の知名度もあがり、興行面では大人気シリーズへと成長していきました。
一方でシリーズが進むにつれて、残念ながら作品自体の評価は徐々に下がるという結果に…。
特に完結編の「ザ・ファイナル」や、リブート作「ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」は、ストーリーやキャラクター描写等、作品全体のクオリティがひどい、とコアなファン層からは非常に低い評価を受けています。
「ザ・ファイナル」は完結編なのにラストが既視感がある展開だったり、過去作の人気キャラが勢揃いしていないなと、人気シリーズのフィナーレとしては物足りなさを感じる仕上がりだと言われています。
個人的には、映画単体として見ればそこまで酷評されるほどの内容ではなく、エンタメ作品として十分満足できる内容だと思いました。
Netflixの実写ドラマも評判が悪く打ち切りになっている
2022年には、Netflix制作で全8話の実写ドラマシリーズ「バイオハザード」が配信されました。
2036年と2022年の出来事が交互に描かれるストーリーで、Netflixが手掛ける新たな「バイオハザード」はどうなるのか？と配信前には期待が寄せられていました。
しかしNetflixの作品でありがちな事ですが、全体的にポリコレ要素が悪目立ちしていて、実写ファンからもゲームファンからも「こんなのバイオじゃない！」と酷評の嵐。
特に死亡しているはずのウェスカーが生きていて、しかも人種が変わっているというところが不評だったようで、シーズン1で打ち切りになってしまいました。
やはり絶大な人気を誇るコンテンツの、続編やリブート版を成功させるのはなかなか難しいというのが現実のようです。
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【バイオハザード】映画の見る順番は公開順でOK！まとめ
- 実写映画「バイオハザード」シリーズ（1〜6作）は、公開順＝時系列
- 7作目「ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」は、独立したリブート作品
- 原作のゲームファンからは、”ひどい”という評価も
一部のコアなファン向けだったゾンビ映画を、最新の映像技術とハイセンスなアクションによって極上のエンタメ作品へとスケールアップさせ、広い観客層を取り込むことに成功した本シリーズ。
原作の世界観にこだわりがなければ、最強ヒロインがゾンビや黒幕と戦う姿を描いたサバイバル＆ホラーアクションの傑作として、思いっきり楽しめる内容になっています。
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