クローン・ウォーズはあの『スター・ウォーズ』シリーズの中でも特にクローン戦争に焦点をあてた、3Dアニメのスピンオフ作品です。
劇場版と133話のテレビアニメで構成されるこのシリーズは、あのジョージ・ルーカス監督がスター・ウォーズ関連作に携わった最後の作品でもあります。
そんなクローン・ウォーズですが時系列がバラバラであったり、話があちこちに飛んでわかりづらいなど様々な難関があり、見る前に諦めてしまった方も多いのではないでしょうか?
また時短でおすすめの回だけ見たいけど、ゴチャゴチャしすぎていてよくわからないという方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、クローン・ウォーズの見る順番や超おすすめの話、最低限見るべきエピソードをご案内します。
映画『スター・ウォーズ』シリーズと3Dアニメ『クローン・ウォーズ』の時系列の関係は?
クローン・ウォーズの時間軸は映画『スター・ウォーズ』のエピソード2以降の物語で、シーズン7のラストは映画『スター・ウォーズ』エピソード3とほぼ同時期になります。
よって映画『スター・ウォーズ』シリーズの4作目と1〜3作目を見ていれば、クローン・ウォーズを概ね楽しむことができるでしょう。
この記事ではスター・ウォーズの実写映画をご覧になった前提で解説を進めていきますので、映画シリーズをまだ見ていない方はこちらの記事をご覧ください。
【初心者必見】スターウォーズ見る順番のおすすめ!公開順・時系列・見どころを解説
本作ではタイトル通り、ジオノーシスの戦いで勃発したクローン戦争の3年間の出来事が描かれています。
この戦争では共和国側の軍隊であるクローン・トルーパーと、分離主義勢力のバトル・ドロイドが銀河各地で激しく戦い、銀河各地の多くの市民は侵略に脅えながら暮らすしかありませんでした。
クローン・ウォーズの世界でジェダイの敵となるのは、グリーヴァス将軍などドゥークー伯爵の率いる分離主義勢力やダース・モールなど。
また海賊や賞金稼ぎなど戦争や銀河支配にはあまり興味のない悪党も登場し、ジェダイの厄介者になったり味方になったりするので、そのような部分もチェックしてみてください!
2Dアニメ『スター・ウォーズ クローン大戦』と3Dの『クローン・ウォーズ』は別物
クローン・ウォーズシリーズを見るとき、ふと気になるのは2Dアニメ『スター・ウォーズ クローン大戦』の存在です。
この記事で主に取り上げる3Dアニメ『クローン・ウォーズ』と『クローン大戦』の違いは何でしょうか?
結論:3Dアニメ『クローン・ウォーズ』は正史(カノン)に分類されていますが『クローン大戦』の方は非正史(レジェンズ)扱いで、パラレルワールド的な作品とされています。
ちなみにこの2シリーズはどちらから見ても、特に問題はありません。
『クローン大戦』は映画『スター・ウォーズ』エピソード2とエピソード3の間の時代設定になっています。
映画『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』と3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』の公開順は?見る順番や違いついても解説!
劇場版の『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』は総集編ではありません!
ある意味劇場版はアニメシリーズの前振りのような役目を果たしていて、同じ世界観で繋がっています。
映画とアニメをどちらから見るかについては、映画→アニメの順でOK!
時系列は入り乱れますが、初めて見る場合はひとまず公開順で見れば大丈夫です。
- アニメーション映画『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』(2008年公開)
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』シーズン1(2008年放送)全22話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』シーズン2(2008年放送)全22話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』シーズン3(2010年放送)全22話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』シーズン4(2011年放送)全22話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』シーズン5(2012年放送)全20話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』シーズン6(2014年放送)全13話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』シーズン7(2020年放送)全12話
ただし厳密に言えば、以下の2つのエピソードだけは映画より前の時間軸になりますので、一応チェックしておきましょう。
- シーズン2の16話
- シーズン1の16話
『クローン・ウォーズ』シリーズの時系列順はやや複雑!話がバラバラなのはなぜ?
テレビアニメ版の時系列がバラバラな理由は当時、時系列順に製作&放送されなかったからだと考えられます。
特にシーズン1〜3の時系列が前後し、ややこしくなっている傾向があるので注意が必要です。
2度目の鑑賞や時系列通りに見たい場合は、以下の順番で見てもよいでしょう。
下のリストは海外のスター・ウォーズ公式サイトを参考に、時系列をまとめたものです。
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン2〉16話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン1〉16話
- アニメーション映画『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン3〉1話、3話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン1〉1話~15話、17話~21話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン2〉1話~3話、17話~19話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン2〉4話~14話、20話~22話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン3〉5話~7話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン3〉2話、4話、8話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン1〉22話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン3〉9~11話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン2〉15話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン3〉12話~22話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン4〉1話~22話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン5〉2話~13話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン5〉1話、14話~20話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン6〉1話~13話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン7〉5話~8話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン7〉1話~4話、9話~12話
「長いなぁ」と思われるかもしれませんが、シーズン6と7は各12〜13話なのでそんなにボリュームがなく、見始めたらやめられないような面白いエピソードばかりです!
クローン・ウォーズのシリーズをサクッと見たい方用!おすすめの見る順番はコレ
以下はシリーズの見るべきエピソードを半分程度まで減らし、時系列順に並べたおすすめコースです。
特に重要な見るべきストーリーは後の【クローンウォーズの見るべき話を厳選!これだけは見ておきたい10のストーリー】の章で解説していますので、各リンク先をご覧ください!
- アニメーション映画『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』(2008年公開)
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン3〉1話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン1〉1話~5話、19~21話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン2〉5話~8話、12話~14話、20話~22話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン3〉2話、12話~14話、18話~20話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン4〉7話~10話、14話〜18話、19話〜20話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン5〉6話、1話、14~16話、17~20話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン6〉1話~4話、10~13話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン7〉5話~8話
- 3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』〈シーズン7〉1話~4話、9話~12話
『クローン・ウォーズ』シリーズのあらすじや見どころ
スター・ウォーズ紀年法では、クローン戦争は22BBYにはじまり19BBYに終わります。
この章では、各シーズンのあらすじや見どころを時系列を追いながらチェックしてみましょう。
アニメーション映画『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』(2008年)
公開年 | 2008年 |
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監督 | デイブ・フィローニ |
製作総指揮 | ジョージ・ルーカス |
キャスト | ジェームズ・アーノルド・テイラー、マット・ランター、キャサリン・テイバー、クリストファー・リー、サミュエル・L・ジャクソン |
銀河系の各地でクローン戦争が激化する中、アナキン・スカイウォーカーとそのパダワンであるアソーカ・タノは、犯罪王ジャバ・ザ・ハットの息子を救出するという危険な任務に突き進む。その任務の重要性を察知したドゥークー伯爵は、これを何としても阻止しようと、最強の刺客アサージ・ヴェントレスを放つ。
劇場版は一番最初に見るのが好ましいですが、きちんとした時系列順で見たい場合①シーズン2の16話→②シーズン1の16話→③劇場版の順番になります。
本作品はジェダイと犯罪王ジャバが取引をするという、ちょっと珍しくて面白い系のストーリー。
またクリストフシスの戦場でのアソーカとアナキンの出会いが描かれているため、とても貴重な物語です。
テスの戦いでは競争しながら崖を上るアソーカ&アナキンの陽気さが目立ち、まだ始まったばかりのワクワク感が感じられるでしょう。
終盤にはC-3POの活躍シーンもありますよ!
- アナキンやレックスに対して初対面でも生意気なアソーカがかわいい!
- 壮大なスケールで描かれる惑星の都市やわざと汚した戦闘機が素晴らしく、ちゃんとスター・ウォーズしている
3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』シーズン1(2008年)
放送年 | 2008年 |
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日本初放送年 | 2009年 |
エピソード数 | 全22話 |
製作総指揮・原案 | ジョージ・ルーカス |
総監督 | デイブ・フィローニ |
キャスト | マット・ランター、アシュリー・エクステイン、ジェームズ・アーノルド・テイラー、トム・ケイン、キャサリン・テイバー、ディー・ブラッドリー・ベイカー、アンソニー・ダニエルズ、テレンス・“T・C”・カーソン 、イアン・アバ-クロンビー、コーリー・バートン |
第1話では極秘任務を帯びたヨーダの一行に、待ち伏せていた敵が襲いかかる。はたしてジェダイ・マスターと3人のクローン・トルーパーは、刺客アサージ・ヴェントレス率いる圧倒的に数の多いドロイド軍との闘いから生還できるのか。第2話から第4話では、戦艦マレボランスがその巨大な姿を現す。この恐るべき破壊力を持つ宇宙船に対し、ジェダイ・ナイトのアナキン・スカイウォーカーはクローン部隊を従えて襲撃。撃沈こそできなかったがダメージを与えることに成功する。さらにパドメ・アミダラとC-3POが敵の手に落ちたことを知ったアナキンとジェダイ・マスターのオビ=ワン・ケノービは、人質を救出しマレボランスを内側から破壊するため、大胆にも戦艦内への潜入を試みる。
遙か彼方の銀河系で、アクションとユーモア溢れるエキサイティングな冒険が始まる!
シーズン1の時系列順は①1話~15話→②17話~21話で、22話はシーズン3の時系列に入ります。
ちなみに16話はクリストフシスの戦い関連のエピソードとなり、時系列順では映画アニメーション映画『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』の直前のエピソードとなっているので、要チェックです。
シーズン1の時代設定は、スター・ウォーズの紀年法では21BBYにあたりクローン戦争1年目。
パダワンになったばかりのアソーカが活躍し、クローン兵と徐々に親しくなっていく姿が描かれています。
第10話「グリーヴァスのアジト」は、グリーヴァスが要塞で勝利品を集めていることが分かるレアな回です。
- 2話〜4話のエピソードに登場する巨大な戦艦「マレボランス」の船内が凄い!
- 5話の惑星リシでのクローン兵の物語は有名。「ラジャー・ラジャー」と敵方ドロイドのまねをするレックスに注目!
3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』シーズン2(2008年)
放送年 | 2008年 |
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日本初放送年 | 2010年 |
エピソード数 | 全22話 |
製作総指揮・原案 | ジョージ・ルーカス |
総監督 | デイブ・フィローニ |
キャスト | サミュエル・L・ジャクソン、クリストファー・リー、マット・ランター、アシュリー・エクステイン、ジェームズ・アーノルド・テイラー、トム・ケイン、キャサリン・テイバー、 ディー・ブラッドリー・ベイカー、アンソニー・ダニエルズ、イアン・アバ-クロンビー |
共和国からの離反を目指す分離主義勢力と共和国との間に起きた「クローン戦争」。『エピソード2/クローンの攻撃』と『エピソード3/シスの復讐』でほんの少しだけ描かれたこの戦いが、本シリーズの舞台となる。
共和国を崩壊させるため、元ジェダイ・マスターのドゥークー伯爵は、冷酷な暗殺者アサージ・ヴェントレスや、サイボーグのグリーヴァス将軍を使ってさまざまな陰謀を画策する。対する共和国は、ジェダイが率いるクローン兵団を投入。銀河各地での戦いは熾烈を極めていた…。
アナキン・スカイウォーカー、オビ=ワン・ケノービ、ヨーダ、R2-D2、C-3POなどお馴染みのキャラクターに加え、アソーカ・タノという新キャラクターも登場。覇権をめぐる二大勢力の戦いを軸に、毎回さまざまな人間ドラマが繰り広げられる。
シーズン2を時系列順で見る場合は①1話〜3話→②17話〜19話→③4話〜14話→④20話〜22話とやや複雑です。
他のシーズンと絡んでいる15話はシーズン3-11話の次に見るようにしましょう。
シーズン2の時代設定もシーズン1同様21BBYですが、1よりも内容の濃いエピソードが盛りだくさんです!
ジェダイ聖堂の公文書館からホロクロンが盗まれる話である1話〜3話は、聖堂内のセキュリティ・システムやホロクロンの保管状態なども見れる興味深い回かもしれません。
情報記録装置であるホロクロンが盗まれたことで、ヨーダやオビ=ワンは顔色を変えます。
5〜8話は第二次ジオノーシスの戦いに関するエピソードです。
ジェダイは惑星ジオノーシスに分離主義者のバカでかいドロイド工場ができたと知り、ムンディやオビ=ワンらが攻撃に向かいます。
- 6話と8話ではパダワンのバリス・オフィ-&アソーカが危険なミッションを任される
- 20話と21話はボバ・フェット少年の登場回!彼がクルーザーに乗り込んだ目的は?
3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』シーズン3(2010年)
放送年 | 2010年 |
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日本初放送年 | 2011年 |
エピソード数 | 全22話 |
製作総指揮・原案 | ジョージ・ルーカス |
総監督 | デイブ・フィローニ |
キャスト | サミュエル・L・ジャクソン、 クリストファー・リー、マット・ランター、アシュリー・エクステイン、ジェームズ・アーノルド・テイラー、キャサリン・テイバー、アンソニー・ダニエルズ |
クローン戦争が『スター・ウォーズ』の銀河を席巻する中、紛争から新たな脅威が出現し、危うい力の均衡はますますかき乱される。暗殺者や賞金稼ぎ、モンスターなどに加え<サード・シーズン>では、ジャバ・ザ・ハット、グリード、さらにシスの弟子ダース・モールと同じ種族の恐るべき刺客がジェダイの騎士に襲いかかる。そして謎や陰謀、冒険を前に、パダワンのアソーカ・タノはお馴染み毛むくじゃらの仲間チューバッカの助けを借りて、ジェダイとしての真価を証明しなくてはならない。大胆不敵な新キャラクター、未知なる世界へのスリリングな冒険、そして銀河の行く末を永久に変えてしまう驚くべき新事実を見届けよ!
シーズン3周辺の時系列順は①5話〜7話→②2話、4話、8話→③〈シーズン1〉22話→④9話〜11話→⑤〈シーズン2〉15話→⑥12話〜22話とかなり複雑です。
第1話は時系列順では映画『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』の次のエピソードとなり、他のシーズン3の話とずれているので放送順で見る場合は注意しましょう。
第2話はカミーノの戦いを題材として扱ったエピソードで、クローン兵の生まれた場所であるカミーノをグリーヴァス将軍とアサージが攻撃します。
またこの第2話はシーズン1の5話「ルーキーたち」と繋がりのある作品なので注意しましょう。
時系列順では①〈シーズン3〉第1話→②〈シーズン1〉第5話→③〈シーズン3〉第2話となり、放送順で見ているとやや混乱するポイントですね。
シーズン3の時代設定は22BBY〜20BBY、共和国と分離主義勢力のクローン戦争はますますエスカレートし、共和国は軍事費用に頭を悩ませます。
戦争自体を終わらせたいアミダラ議員は分離主義勢力との和平交渉の第一歩として分離主義者のミーナ・ボンテリを訪ねますが、この件以降とんでもない事件が発生してしまい、息子ラックス・ボンテリが分離主義者を疑うきっかけに…。
18話〜20話の主な舞台は、ジェダイの敵である独立星系連合のシタデル刑務所です。
ジェダイの騎士たちが囚われたイーヴン・ピールとターキン艦長の救出を試みる話が3話分もあり、逃げても逃げても捕まるジェダイチームにハラハラさせられるかもしれません。
シーズン3最後の物語となる22話は、予想外のキャラクターが登場する楽しいエピソード!アソーカと協力し、囚われた島から脱出します。
- シタデル刑務所潜入のエピソードでは、R2D2が改良したバトルドロイドを引率する役目を担う
- アソーカが分離主義支持派ラックス・ボンテリと出会い恋愛感情を持つことで、それぞれの正義について考えはじめる
3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』シーズン4(2011年)
放送年 | 2011年 |
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日本初放送年 | 2012年 |
エピソード数 | 全22話 |
製作総指揮・原案 | ジョージ・ルーカス |
総監督 | デイブ・フィローニ |
キャスト | サミュエル・L・ジャクソン、クリストファー・リー、マット・ランター、アシュリー・エクステイン、ジェームズ・アーノルド・テイラー、キャサリン・テイバー、アンソニー・ダニエルズ、ディー・ブラッドリー・ベイカー |
銀河を救うための戦いはいよいよ剣呑なものとなり、闇はますますその濃さを増してゆく。勇敢なジェダイの騎士とクローン・トルーパーは他の星々を敵の軍勢から防衛し、水中での激戦、夜の帳に包まれた世界での死闘を経て、冷酷非情なデス・ウォッチに戦いを挑む。我らがヒーローを襲うかつてない試練。アナキンは忌まわしい過去に取りつかれ、アソーカは同胞を解放するために奮闘し、敵陣に潜り込んだオビ=ワンは命がけの賞金稼ぎトーナメントに参戦する。そしてフォース・シーズン衝撃のクライマックスでは、血も涙もない復讐の鬼と化した宿敵ダース・モールが再び登場。
シーズン4は放送順と時系列順が同じなので、1話~22話までそのまま見ればOK!
時代設定は20BBYです。
シーズン4では深刻な問題が次々と発生し、ヨーダの表情もだんだん険しくなっていくのがわかるでしょう。
アンバラの戦いが舞台である7話~10話では、従順なクローン兵の引率者に倫理的な問いかけをする物語です。
14話はアソーカが密かに思いを寄せているラックス・ボンテリが再登場したり、マンダロリアンのボ=カターン・クライズが初登場したりとやたら情報量の多いエピソード。
15話〜18話では、パルパティーン議長暗殺計画をオビ=ワンがあるユニークな方法で阻止します。
アナキンはこの機密ミッションの内容を知らされていなかったことで、徐々にジェダイ評議会に対しての不信感を募らせていきます。
- ムカつくクレル!戦闘シーンが妙にリアルなアンバラ4部作(7話~10話)は注目度高めの人気エピソード
- ドロイドマニア必見!5話と6話はR2D2やC3POが登場する癒しのエピソード
3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』シーズン5(2012年)
放送年 | 2012年 |
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日本初放送年 | 2013年 |
エピソード数 | 全22話 |
製作総指揮・原案 | ジョージ・ルーカス |
総監督 | デイブ・フィローニ |
キャスト | サミュエル・L・ジャクソン、クリストファー・リー、マット・ランター、アシュリー・エクステイン、ジェームズ・アーノルド・テイラー、キャサリン・テイバー、ディー・ブラッドリー・ベイカー |
銀河系をめぐる紛争は、ダークサイドの影が忍び寄るなか、危険極まりない局面に差しかかっていた。分離主義勢力に支配された惑星オンデロンでは、正義を求めて戦う自由の闘士による反乱が勃発。ジェダイの卵である子供たちの新しい力は海賊の試練にさらされる。冷酷なダース・モールは復讐を遂げるべくオビ=ワン・ケノービと対決。さらに身に覚えのない罪に問われたアソーカ・タノは無実を証明せねばならず、ジェダイへの忠誠心が試される。
シーズン5の時間軸は20BBY〜19BBYで、時系列順は①2話~13話→②1話→③14話~20話です。
ディズニーのルーカスフィルム買収の関係でシリーズがシーズン5で打ち切られることになります。
この時既に作られていたエピソードがあったため、後に「ザ・ロスト・ミッション」と題するシーズン6が配信される流れができました。
シリアスなエピソードが多めのシーズン5では共和国市民が、以前より戦争好きになったジェダイに対して反発心を抱きはじめます。
6話〜19話は子供のジェダイすなわちジェダイ・イニシエイトが、初めて自分のライトセーバーを持つという心暖まるストーリーです。
しかしこのことから、未熟なイニシエイトすら戦場に送り込まなければならないジェダイの危うさも感じ取れるでしょう。
2話〜5話は元々中立的な立場だったオンダロンが分離主義派に転向したため、アソーカの意中の人ラックスが新しい王に反乱を起こす話です。
このエピソードの中心的人物となるのは若かりし頃のソウ・ゲレラ。
後にスピンオフ映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で活躍するソウがその妹スティーラたちと共に、ジェダイのアナキンやアソーカから戦闘のノウハウを学んでいたのだとわかるエピソードです。
17話〜20話はジェダイ・テンプル格納庫爆破事件に関する話で、シーズン5の最重要エピソードとなるので必ず見るようにしましょう。
- ラックスがソウの妹に夢中?彼が気がかりで任務に集中できないアソーカが愛おしい
- ライトセーバー作りを教えるのは、何とヒュイヤン教授というドロイドだった!
3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』シーズン6(2014年)
米国配信 | 2014年 |
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日本初放送年 | 2015年 |
エピソード数 | 全13話 |
製作総指揮・原案 | ジョージ・ルーカス |
総監督 | デイブ・フィローニ |
キャスト | サミュエル・L・ジャクソン、クリストファー・リー、マット・ランター、ジェームズ・アーノルド・テイラー、キャサリン・テイバー、ディー・ブラッドリー・ベイカー |
惑星リンゴ・ヴィンダでの激戦の中、クローン兵タップに異変が。その出来事によって共和国軍は衝撃的な秘密を知ることになる。一方、アナキン・スカイウォーカーは分離主義勢力によってパドメとの信頼関係を試されることに。そして、ヨーダは瞑想中に故クワイ=ガン・ジンの声を聞き、フォースの導きに従い旅立つ。そこに待っているのは…ファン待望のエピソードでは、光と影が対立する最も深い謎が明らかにされていく。
シーズン6は基本的に1話から13話まで順番に見ていけばOK!それがそのまま時系列順になります。
シーズン5の打ち切りが決まっていた時点で完成していた13話のエピソードが、シーズン6『クローン・ウォーズ ザ・ロスト・ミッション』として配信されます。
シーズン6は全体的に不穏な空気が漂っており、映画『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』で描かれるオーダー66がとうとう近づいてきているのだとわかるでしょう。
重要エピソードはクローン兵に奇妙な異変が起こる1話〜4話や、クローンの生産を依頼したジェダイ「サイフォ=ディアス」の死因を探る10話「失われた者」です。
これらは、ジェダイ側がなぜオーダー66の罠に気づけなかったのか?のアンサーになっていて、詳細を深掘りしたくなるエピソードかもしれません。
- クローンに関する真実を隠蔽する惑星カミーノの科学者ナラ・セがエグイ
- 人気ジェダイの声の導きによって、修行の旅を続けるヨーダ
3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』シーズン7(2020年)
米配信 | 2020年 |
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日本配信 | 2020年 |
エピソード数 | 全12話 |
原案 | ジョージ・ルーカス |
総監督 | デイブ・フィローニ |
キャスト | マット・ランター、アシュリー・エクスタイン、ジェームズ・アーノルド・テイラー、ディー・ブラッドリー・ベイカー |
アソーカはコルサントのアンダーワールドに住むトレースやその姉に出会い、なりゆき上凶悪なパイク団の元へスパイスを運ぶ羽目になってしまう。そこでダース・モールが惑星マンダロアを支配していると知ったアソーカに、ある人物が声を掛けてくるのだが…。
ファイナル・シーズンと題し、ファン待望のシーズン7が2020年に配信されました。
新作エピソード12話で構成されるシーズン7はおおざっぱに言えば3つのパートにわかれており、時系列順は①5話〜8話→②1話〜4話→③9話〜12話となります。
時系列順では5話〜8話から見る形になりますが、放送順に見ても特に違和感はなく問題はありません。
1話〜4話には独特な戦闘スタイルでバトル・ドロイドを倒す不良分隊が初登場し、さらに5話〜8話ではシーズン5である事件の被害者となったアソーカの放浪が描かれています。
- レックスも唖然!異端児である不良分隊の戦い方に注目してみて!
- アソーカを遠くから見守るのは、仲間を殺されたボ=カターン・クライズ
クローンウォーズの見るべき話を厳選!これだけは見ておきたい10のストーリー
クローン・ウォーズの中でも特に人気のエピソードや、これだけは見ておきたいという重要なストーリーを10個ご紹介します。
〈シーズン1〉19話:ライロスの嵐~21話:ライロスの解放
シーズン1の19〜21話で描かれているのはライロスの戦い。
分離主義者からの侵略を受けているライロスを救うため、共和国がジェダイを送ります。
19話ではアナキンとアソーカ、トルーパーたちの航空戦が楽しめるでしょう。
パダワンになったばかりのアソーカはこのミッションで初めて指揮官を任されますが、提督やアナキンの助言を聞かず失敗してしまいます。
メインストーリーであるライロスでの地上戦では、オビ=ワンとクローン・トルーパーが活躍!
果たして、捕虜となったナバットの住民を無事救助できるのでしょうか?
〈シーズン2〉12話:デス・ウォッチの陰謀~14話:狙われた女公爵
シーズン2の12話〜14話に登場するのは、マンダロアの華奢な女性公爵サティーンです。
惑星マンダロアがドゥークー率いる分離主義勢力に加わったとの告発を受け、オビ=ワンはサティーン公爵を訪問します。
サティーンは告発の内容を否定しますが、その矢先マンダロアで爆破テロが起こってしまいオビ=ワンはヒヤヒヤ。
なんと、このサティーンはオビ=ワンと過去に恋愛関係があった女性なんです。
あくまで中立を主張する平和主義者のサティーンが、戦争ばかりのジェダイに対して批判的な目を向けているのがこのエピソードの面白いところですね。
物語にデス・ウォッチのプレ・ヴィズラが初登場しているあたりも、見落とさないようにしましょう。
〈シーズン3〉12話:ダソミアの魔女~14話:灰色の魔女
ドゥークー伯爵と暗殺者アサージに関するエピソードで、主な舞台は魔女の住む惑星ダソミアになります。
ダース・シディアスの命令で愛弟子アサージの殺害を試み失敗したドゥークーは、彼女から恨まれることになりました。
アサージは自身の故郷であるダソミアに戻り、マザー・タルジンの手を借りてドゥークーへの復讐を企てますが…。
これらの過程を得て、ダース・モールと同じ血筋で狂暴な戦士であるサヴァージ・オプレスが誕生してしまうというエピソード。
アサージやサヴァージの話はシーズン4以降もいろんな話と関わって来るので、この3話は押さえておいた方が無難です。
〈シーズン4〉7話:アンバラの暗雲~10話:クレルの正体
闇の惑星アンバラで、ジェダイの指揮官がクローン兵にメチャクチャな指示を出すという稀なエピソードです。
アンバラでのミッション開始後まもなく、アナキンに帰還命令が出ます。
コルサントへ帰還するアナキンの代わりにやって来たクレル将軍はクローン兵に対して差別意識を持つ嫌なジェダイで、レックスをはじめとする他の兵士たちの反感が高まりました。
クレルは「クローンのくせに」など露骨な差別発言をするだけでなく、無謀な作戦を兵士に押し付ける危険なタイプの引率者です。
クレルのせいで大勢のクローン兵が死亡し、仲間を失ったクローン兵たちは何かが変だと気づきはじめます。
シリーズの中でも人気の高いクローン兵たちに焦点をあてたエピソードで、話題性もあるので視聴必須です!
〈シーズン4〉19話:魔女狩り~20話:その手に掴むもの
シーズン3でタルジンに騙されたドゥークーは、その報復としてダソミアへグリーヴァス将軍とドロイド兵を送り込みます。
このせいでダソミアは火の海と化し、アサージの仲間のナイトシスターたちは皆殺しにされてしまうのです。
第20話は仲間を失い賞金稼ぎとして生計を立てるアサージに、心境の変化が起こるエピソード。
このエピソード以降、暗殺者だったアサージがオビ=ワンに協力したりアソーカを助けたりするようになります。
〈シーズン5〉14話:悪の同盟~16話:歪みゆく惑星
主に「マンダロアの掌握」や「マンダロアの戦い」についてのエピソードで、シーズン4の21話〜22話、シーズン5の1話の続きとなります。
前回のフローラムの戦闘で、かねてから恨みを持つオビ=ワンと対峙したモール。
負傷したモールやサヴァージを助けたのは、デス・ウォッチのプレ・ヴィズラでした。
ヴィズラと手を組んだモールは、サティーン公爵を陥れるべくマンダロア市民を脅かすような茶番を演じます。
市民からの信用を失ったサティーン公爵は王立刑務所に収監されてしまい、オビ=ワンに助けを求めますが…。
〈シーズン5〉17話:爆破犯を追え~20話:ジェダイの過ち
ジェダイ聖堂の爆破テロ事件が勃発し、ヨーダらジェダイ評議会のメンバーは犯人がジェダイの中の誰かではないかと疑います。
アソーカやアナキンはこのテロ事件の犯人捜しを命じられますが、次第にアソーカが疑われる流れに変わっていき、とんでもない事態に…。
クローン兵やアナキンなどこれまで味方だった仲間から追われ、可哀想でたまらないアソーカ。
このエピソードではドゥークーから見放されたアサージが、似たような境遇のアソーカを助けるというまさかの展開になっていきます。
戦争ばかりで落ちぶれたジェダイ評議会の鈍い判断や、ラスト付近でメイス・ウィンドウがアソーカにかける高慢な言葉。
これらはアナキンやアソーカの心を傷つけ、今後のストーリーに大きく影響を与えます。
〈シーズン6〉1話:未知の症状~4話:命令
リンゴ・ヴィンダの戦いの中、クローン兵タップが突如味方のジェダイであるティプラー将軍を攻撃し、殺害してしまう事故が発生します。
この件でタップはクローン兵の故郷カミーノの医療施設に送られ、親友のファイブスがそれに付き添うことに。
ファイブスはここで、後のジェダイやクローン兵に関する重要な真実を突き止めますが、その話を誰からも信じてもらえません。
「ここで気づければ、オーダー66を防げたかもしれない」と見ていて悔しくなるエピソードですが、最後まで勇敢に真実を伝えようとするファイブスには心を奪われます。
ファイブスの相棒となる医療ドロイドがキュートな癒しキャラとして活躍してくれるのが、唯一の救いとなるエピソードですね。
〈シーズン7〉1話:不良分隊~4話:やり残した仕事
アナクセスの戦いや不良分隊にまつわるエピソードです。
死んだと思われていた仲間のエコーが敵に利用され、自分たちの戦術がダダ漏れになっているのでは?と気づいたレックスは、アナキンやクローン・フォース99の兵士と共にエコー救済に向かいます。
突然変異で他のクローンと違った能力を持つクローン・フォース99の4名は、かなりの個性派揃いですが実は特殊任務を任されているエリート分隊。
力持ちのレッカーやメカニック担当のテックが型破りな戦い方で、キャプテン・レックスを驚かせるのも面白いところです。
ここで活躍するクローン・フォース99(通称:バッド・バッチ)が主役となる『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』が、2021年から配信されています。
〈シーズン7〉9話:忘れがたき旧友~12話:勝利と死
オーダー66の発令とマンダロア包囲戦を描いた、とても悲しいエピソードです。
9話〜12話ではオープニングの黄色い「THE CLONE WARS」の文字が赤に変わっており、ただ事ではないムード。
また9話のオープニングのみ、他のエピソードでは使用されなかった「スター・ウォーズ」のメインテーマが流れます。
ボ=カターン・クライズらと協力し、憎きモール捕獲のためマンダロアに向かうことになったアソーカ。
アナキンと再会しますが、彼が一緒にマンダロアに行かないことを寂しく思います。
この物語はある意味、オーダー66を『スター・ウォーズ/シスの復讐』とは別のカメラアングルで捉えたエピソードといえるでしょう。
それぞれのジェダイが思惑や不安を抱えたまま、闇の時代へ突入していくところがとても悲しいです。
クローン・ウォーズシリーズの見る順番は劇場版→アニメがおすすめ!
この記事では『クローン・ウォーズ』シリーズの見る順番や、最低限見るべきおすすめエピソードをご紹介しました。
初めてクローン・ウォーズを見る場合
- 劇場版『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』
- アニメシリーズ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』
の順番が無難です。
話がバラバラで混乱する場合や2度目の視聴なら、時系列順で見るようにしましょう!
クローン・ウォーズには、様々な境遇にある人物やエイリアンが登場します。
欺瞞に満ちた善人と闇落ちしてしまった悪人の境界線が極めて曖昧で、そこがクローン・ウォーズの魅力といえるでしょう。
クローン・ウォーズはスピンオフ作品の入り口として見るのにも適しているので、気になる方はぜひ視聴してみてください!