「無料VPNでおすすめはどれ?」
「安全に使える完全無料のVPNを知りたい!」
国内外の情報・コンテンツを自由に使うツールとして人気の『VPN』。安全を最優先するなら有料が一番だけど、コストフリーの無料版も気になりますよね。
セキュリティレベルや通信速度の低さから、不満を感じる可能性が高いからです。
この記事では、人気の無料VPNの紹介と利用時の注意点や危険性について分かりやすく解説します。
当サイトでは無料のVPNを推奨していません。リスクや注意点が多いため、安全・安心なVPNをお求めであれば返金保証つきの有料VPNをチェックしましょう。
人気のVPN9社を徹底比較した記事もおすすめです!
無料で使えるVPN7選
無料VPNのうち、とくに人気の7社をピックアップしました。
- VPNネコ
- VPN Gate(筑波大学のVPN)
- VPN Super
- ProtonVPN
- Hide me
- TunnelBear VPN
- Turbo VPN
それぞれの特徴や通信速度、セキュリティについて詳しく解説していきます。
VPNネコ
料金 | 無料 |
---|---|
サーバー数 | 10台 |
利用国 | 要確認 |
データ制限 | 無制限 |
ノーログポリシー | なし |
同時接続 | 1台 |
対応OS | iPhone Android |
運営会社 | FOURSEASON YUMMY PTY. LTD. |
『VPNネコ』は無料VPNの中でも人気のあるVPNサービスです。速度は速いわけではないけれど、完全無料で海外で問題なく使えると話題になりました。
「つながったらOK」という方にとっては良いアプリでしょう。しかしセキュリティについて明言されておらず、ログの扱いも不明なため、個人情報を抜き取られている可能性は否めません。
VPN Gate(筑波大学のVPN)
料金 | 無料 |
---|---|
サーバー数 | 4,189台 |
利用国 | アメリカ 韓国 ルーマニア ロシア など |
データ制限 | 公式サイトに掲載なし |
ノーログポリシー | 公式サイトに掲載なし |
同時接続 | 公式サイトに掲載なし |
対応OS | Windows MacOS iOS Android |
運営会社 | 筑波大学 |
『VPN Gate』は日本で話題になっている筑波大学提供の無料VPNサービスです。学術実験プロジェクトの一環として稼働しており、サーバーはボランティアを活用しているため、無料提供を実現できています。
しかし、セキュリティやログ管理に関する詳細は述べられていません。サーバーの状態によっては頻繁に接続が切れるという口コミもあります。
VPN Super Unlimited Proxy
料金 | 無料 |
---|---|
サーバー数 | 公式サイトに掲載なし |
利用国 | 公式サイトに掲載なし |
データ制限 | 無制限 |
ノーログポリシー | 公式サイトに掲載なし |
同時接続 | 公式サイトに掲載なし |
対応OS | Android |
運営会社 | VPN Super Inc |
『VPN Super Unlimited Proxy』はAndroid用の無料VPNです。アメリカで人気を博したVPNで、操作性が高いため日本ユーザーの数も増えています。
有料VPNのようにセキュリティ対策として256ビット・AES暗号化を採用していますが、ノーログポリシーについての記載はありませんでした。実際に利用した一部のユーザーからは「登録後にウイルス感染した」という気になる口コミも届いています。
ProtonVPN
料金 | 無料 ※有料プランあり |
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サーバー数 | 1,904台 |
利用国 | 67カ国 |
データ制限 | 無制限 |
ノーログポリシー | |
同時接続 | 公式サイトに掲載なし |
対応OS | Windows macOS Linux Chromebook Android Android TV iOS iPadOS |
運営会社 | Proton AG |
ProtonVPNはスイスにあるProton AG社が運営しており、広告の非表示や情報売買を明確に否定するなど信頼度の高い無料VPNです。256ビット・AES暗号化を採用しているほかノーログポリシーも掲げており、セキュリティ面では信頼できます。
ただ通信速度が有料に比べて劣るため、利用しているうちに結局有料プランに登録しなおしたというユーザーもいます。サポートが日本語に対応しきれていない点も把握しておきましょう。
Hide me
料金 | 無料 ※有料プランあり |
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サーバー数 | 2,300台以上 |
利用国 | 7カ国 ※有料プランでは91カ国 |
データ制限 | 無制限 |
ノーログポリシー | |
同時接続 | 1台 ※有料プランでは最大10台 |
対応OS | Windows iOS macOS スマートテレビ Appleテレビ AndroidTV AmazonFireOS ルーター 各種ブラウザ |
運営会社 | eVenture Ltd. |
『Hide me』は、マレーシアをメインにIT事業を行うVenture Ltd.が運営するVPNサービスです。有料VPNも提供しているため、無料プランでも高いセキュリティが約束されています。
有料VPNと並ぶセキュリティ環境は安心して無料VPNを使いたい方にとってメリットと言えます。ただし、通信速度に制限がかかってくる点は考慮しておきましょう。
TunnelBear VPN
料金 | 無料 ※有料プランあり |
---|---|
サーバー数 | 公式サイトに掲載なし |
利用国 | 48カ国 |
データ制限 | 無料プランは制限あり |
ノーログポリシー | |
同時接続 | 無制限 |
対応OS | Windows iOS macOS スマートテレビ Appleテレビ AndroidTV AmazonFireOS ルーター 各種ブラウザ ほか |
運営会社 | TunnelBear.inc |
『TunnelBear VPN』は世界各国で人気を集めており、有料プランのほか無料プランを設けています。256ビット・AES暗号化やノーログポリシーを導入しており、高いセキュリティとコスパの良さが特徴です。
無料プランでも多くの国で利用できると好評ですが、サポートはすべて英語なので苦手な方は注意しましょう。
Turbo VPN
料金 | 無料 ※有料プランあり |
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サーバー数 | 21,000台以上 ※無料プランでは制限あり |
利用国 | 50カ国以上 |
データ制限 | 制限なし |
ノーログポリシー | |
同時接続 | 1台 ※有料プランは最大5台 |
対応OS | Windows iOS macOS スマートテレビ Appleテレビ AndroidTV AmazonFireOS ルーター 各種ブラウザ ほか |
運営会社 | Innovative Connecting |
『Turbo VPN』はシンガポールにあるInnovative Connecting社が運営するVPNサービスです。高いセキュリティシステムと20,000を超えるサーバー数から高品質な無料VPNを利用できます。
有料プランの用意もありますが、無料プランで満足しているユーザーが多いのは高ポイントです。ただ接続できるデバイス数が1台のみなので、複数台契約したい方はよく検討しましょう。
完全無料VPNの危険性・リスクを徹底解説!
「完全に無料で快適に使えるVPN」なんて美味しい話があるのでしょうか?
事前に把握しておいてほしいので、完全無料のVPNを利用する危険性・リスクについて3つ紹介します。
- 個人情報の漏洩
- パソコンのウィルス感染
- ユーザー満足度が低い
個人情報の漏洩
無料VPNの中には、ユーザーの個人情報や閲覧情報などをなどを売買することで報酬を得ている会社があります。とくにログの記録について明記していない完全無料のVPNは個人情報を悪用することを目的にしている可能性が高いです。
2017年にオーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)で実施された調査では、無料AndroidVPNサービスの84%でユーザーデータが漏洩していると報告されました。
簡単に取得できるIPアドレスから詳細の個人情報まで割り出す集団の手に渡り、振り込め詐欺や架空請求の被害に遭った事例もあります。最悪の場合、詐欺被害やクレジットカードの不正利用に悪用される恐れもあり、注意が必要です。
パソコン・スマホのウィルス感染
無料VPNの中でセキュリティ管理が甘いサービスを利用すると、パソコンやスマホがウィルスに感染してしまう恐れもあります。とくに、公式サイトでセキュリティ内容について明記していない無料VPNは気をつけましょう。
パソコンやスマホがウィルスの感染により起こりうる被害例を紹介します。
- パソコン内のファイルが消える
- 膨大な架空請求が届く
- パソコンを遠隔操作される
- スマホの乗っ取り
パソコンもスマホも大切な個人情報が詰まったデバイスです。悪意ある者に悪用されないためにも、無料VPNは慎重に選びましょう。
ユーザー満足度が低い
完全無料のVPNを利用しているユーザーの満足度が低いことが多いです。
ユーザーが完全無料VPNのサービスに満足できない理由を4つ挙げます。
- 通信速度が遅い
- 通信環境が不安定
- データ容量がある
- 外国でスムーズに利用できない
無料だからと気軽にVPNを利用し始めたものの、期待していたサービス内容ではなかったため、結局有料VPNに切り替えた方もいらっしゃいます。
無料VPNを使う時の注意点
完全無料のVPNを使う時は、事前に注意したいポイントを把握しておきましょう。
- 個人情報の登録を避ける
- 動画視聴やゲームなど容量の大きいサービスの利用が難しい
- 広告の表示がうざい可能性大
- サポート体制に期待できない
個人情報の登録を避ける
個人情報の登録はできる限り避けましょう。セキュリティについて公式サイトで記載されていない無料VPNではとくに注意が必要です。
個人情報の例としては、本名・住所・メールアドレス・電話番号・クレジットカードなどが該当します。情報を抜かれて悪用されないためにも、完全無料VPNを介してネットを使う時は大切な情報を入力しないでください。
動画視聴やゲームなど容量の大きいサービスの利用が難しい
無料VPNは有料VPNに比べてデータ容量や通信速度が限られているため、高画質な動画視聴やオンラインゲームなどの大容量コンテンツをスムーズに利用できない可能性が高いです。つながったとしても、途中で途切れてしまうという体験談もよく耳にします。
容量の大きいコンテンツを利用する機会の多い方は、有料版を検討しましょう。
広告の表示がうざい可能性大
無料VPNのユーザーは広告の表示が鬱陶しいと感じることが多いです。VPNによってはかなり高頻度で広告が表示されるため、イライラしてコンテンツを楽しめないでしょう。
YouTubeの広告でも鬱陶しいと感じる方は、完全無料のVPNの利用は控えた方が良いです。
サポート体制に期待できない
有料VPNに比べ、無料VPNではサポート体制が整っていないことがあります。せっかく登録したのに使い方が分からない・不具合を相談したいのにチャットが繋がらないなどのトラブルも発生しているので、注意しましょう。
初めてのVPNだからしっかりとサポートしてほしい方は、有料VPNもしくは無料プランを用意している海外の大手VPN社をメインに検討されることをおすすめします。
VPNを使うなら無料版ではなく有料版がおすすめ!
無料VPNサービス | 有料VPNサービス | |
---|---|---|
サーバー数 | 少ない(例:1,000未満) | 多い(例:5,000以上) |
データ容量 | 制限あり ※VPNによる | 制限なし ※VPNによる |
通信速度 | 有料版に比べて遅い | 高速〜超高速 |
通信の安定性 | 有料版に比べて不安定 | 比較的安定している |
通信量の制限 | 制限あり(例:500MB/月) | 無制限 |
セキュリティ | 安全性が低いプロトコル | 安全性が高いプロトコル |
理由は4つです。
- 安心して使える
- 通信速度が安定している
- 使える国と対応しているVODが豊富
- トラブル時のサポート体制あり
無料版はセキュリティ対策について不明瞭な会社が多いですが、有料版では徹底して管理しているため安心です。また有料VPNの方がサーバー数や設置している国が充実しているので、旅行や出張で海外へ行く際も安定した通信速度を期待できます。
有料VPNの中でも、とくに『MillenVPN』はおすすめです!金融機関レベルの頑丈なセキュリティでプライバシーを保護しており、72カ国にサーバーを設置しているため海外でも安心して使えます。
コスパも良く、長期契約にすれば月当たり396円から利用できます。登録から30日間は返金保証対象なので、万が一サービスに不満があっても期間内に解約すると実質無料で使えます。
日本企業が提供する安心・安全のVPNが気になる方は、MillenVPNから検討してみましょう。
\ 月額396円~完全日本語対応で安心安全/
公式サイト:https://millenvpn.jp/
無料VPNでよくある質問
無料VPNについてよくある質問に回答していきます。
無料VPNは安全に使えないのですか?
無料VPNのうち「完全無料」を謳っているVPNはセキュリティやログ管理があやふやな部分が多く、安心して使えると約束ができません。無料VPNの中であれば、有料プランも用意している海外拠点の大手VPN社を選ぶようにしましょう。
無料VPNの通信速度は遅いですか?
完全無料のVPNでは、有料VPNに比べて通信速度が遅くなる恐れがあります。国によってはまったく繋がらないこともあるでしょう。快適に使える速度でVPNを利用したいのであれば、有料プランを扱うVPNをおすすめします。
無料VPNは違法になりますか?
現在のところ、日本では正規の使用方法である限り無料VPNは違法には値しません。ただ犯罪を目的にVPNを悪用した場合は罰せられるので注意してください。中国やロシアなど一部では、国が認可した無料VPN以外の使用を違法としている国もあります。
まとめ:完全無料のVPNはリスクが高いので慎重に検討しよう
VPNネコやVPN Gateなど完全無料を掲げているVPNは、セキュリティやログ管理のシステムが不明瞭なことが多く、リスクが懸念されるので利用は控えましょう。
また海外の大手VPNでは安全・安心の無料プランを用意していますが、通信速度や同時接続できるデバイスなどに制限を設けており、後々有料プランへ移行しているユーザーが多い点を頭に入れておいてください。
複数社のVPNを長年使っている身としては、とりあえず有料VPNの返金保証制度を利用して1ヶ月無料体験をしてみることをおすすめします!複数使ってみて、自分に合っている安全・安心のVPNと本契約するようにしましょう。