「夫婦の世界」は、イギリスの大ヒットドラマ「女医フォスター 夫の情事、私の決断」をリメイクした作品で、韓国での視聴率は韓国ケーブルドラマ史上最高となる28.371%を記録するほどの人気となりました。
その人気は韓国だけにとどまらず世界中で大ヒットし、日本でも多くの放送局で放送されています。
「夫婦の世界」のあらすじ(ネタバレなし)
ある日、ソヌはテオのマフラーに付着した一本の女性の髪の毛に気づきました。
勘違いかと思ったソヌですが、次第に不信感が募ります。
冷静を装いながらもテオの身辺調査を始めたソヌは、テオが長い間不倫をしていた事実を突き止めました。
テオの不倫相手は、地元で有力な資産家の娘であり、美貌と若さを兼ね備えたダギョン(ハン・ソヒ)という女性です。
テオは映画監督を夢見るものの、経済的にはソヌの支えがなければ生活が成り立たない状況。
ソヌの献身的なサポートによって安定した暮らしを得ていたにも関わらず、テオはダギョンとの不倫関係を続けていたのです。
さらに、テオの友人や周囲の人々が不倫に加担していたことを知り、ソヌの絶望は深まります。
裏切られた妻としての怒り、そして母として息子を守りたいという強い思いから、ソヌは復讐を決意。
ソヌは冷徹かつ計画的に夫テオとその周囲に対して反撃を開始します。
表向きは穏やかな笑顔を装いながらも、その内側には燃え上がる怒りが渦巻いていました。
テオの不倫が発覚後、テオの不誠実な性格や自己中心的な行動が明らかになり、次第に家庭が崩壊し始めます。
「夫婦の世界」の主要キャスト&登場人物紹介(相関図付き)
キム・ヒエ(チ・ソヌ役)
キム・ヒエは、長年のキャリアを誇る韓国を代表する50代のベテラン女優です。
その美貌で「奇跡の50代」と呼ばれる彼女は、1984年のデビュー以来、40年以上にわたり第一線で活躍してきました。
大人の恋愛をテーマにした数多くの作品でヒロインを務め、ミドル世代の女性たちにときめきと希望を与え続けています。
パク・ヘジュン(イ・テオ役)
パク・ヘジュンは、舞台出身の実力派俳優です。
演劇『その時、星が降る』(2007年)で俳優としてのキャリアをスタートして、その後、映画『火車』(2012年)で初の映画出演を果たし、演技力の高さで注目を集めました。
悪役を演じることが多いため、「名品助演」や「名品悪役」と呼ばれることも少なくありません。
ハン・ソヒ(ヨ・ダギョン役)
ハン・ソヒは、韓国のみならず日本でも高い人気を誇る女優です。
2016年にSHINeeの「Tell Me What To Do」のミュージックビデオ出演で芸能界にデビューしました。
翌年のドラマ『ひと夏の奇跡 〜Waiting for you』で女優デビューを果たし、幅広いジャンルで活躍しています。
『夫婦の世界』では、SNSのトレンドに名前が上がるほど注目を集めて一躍有名になり、その後のドラマ『わかっていても』での主演が話題を呼び、さらに知名度を上げました。
キム・ヨンミン(ソン・ジェヒョク役)
キム・ヨンミンが演じるソン・ジェヒョクは、テオのエンターテインメント会社で専門会計士を務める会計士です。
中学高校時代からの旧友であるテオの家の向かいに住んでおり、ソヌたちとも家族ぐるみの付き合いがあります。
ジェヒョクは家庭では妻を愛していますが、単調な日々に退屈を感じており、刺激を求めて浮気を繰り返しています。
キム・ヨンミンは、じっくりとキャリアを築き上げた遅咲きの名バイプレーヤーです。
競争率1,000倍のオーディションで出演を勝ち取り、映画『受取人不明』(2001年)でデビューしました。
その後もコツコツとキャリアを積み重ね、大ヒットドラマ『愛の不時着』(2019年)で演じた「耳野郎」というキャラクターで大ブレイク。
他の出演作には、ドラマ『プライバシー戦争』『マイ・ディア・ミスター』『軍検事ドーベルマン』などがあり、今後の活躍がさらに期待されています。
パク・ソニョン(コ・イェリム役)
パク・ソニョンは、コメディから時代劇まで様々なジャンルで活躍する実力派女優です。
1996年にスーパータレント大会で大賞を受賞して芸能界デビュー、その同年にKBS演技大賞で新人賞を獲得し、鮮烈なスタートを切りました。
チェ・グッキ(ソル・ミョンスク役)
チェ・グッキは、元客室乗務員という異色の経歴を持つ女優です。
ミュージカル女優として芸能活動をスタートさせ、その後もミュージカルや演劇を中心に活躍しており、ドラマにも出演しています。
2歳差の姉であるチェ・シラも女優として活躍しており、姉妹での芸能界での活躍が注目されています。
イ・ギョンヨン(ヨ・ビョンギュ役)
イ・ギョンヨンは、1987年に俳優としてのキャリアをスタートし、以降、数多くの映画やドラマで活躍してきた韓国ドラマ界の大御所俳優です。
官僚や企業家といった硬派な役柄から悪役まで幅広いキャラクターを演じてきました。
悪役を演じることが多く、韓国ドラマファンにはお馴染みのベテラン俳優です。
キム・ソンギョン(オム・ヒョジョン役)
キム・ソンギョンは、主にミュージカルの舞台で活躍してきた女優です。
舞台で培った表現力を武器にドラマの世界でも存在感を発揮しています。
姉であるキム・ソンリョンも女優として知られており、二人は芸能界で「美人姉妹」として注目されています。
チョン・ジンソ(イ・ジュニョン役)
チョン・ジンソは、子役時代から活躍しており、多くの作品で存在感を放ってきました。
ドラマ『ミスター・サンシャイン』『青い海の伝説』『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』では、イ・ビョンホン、イ・ミンホ、カン・テオといった韓国トップ俳優たちの幼少期役を演じています。
まとめ
韓国ドラマ「夫婦の世界」は、韓国や日本のみならず世界中で大ヒットした不倫の愛憎劇を描いた作品です。