シンガソングライターとして、韓国のみならず世界中で人気のイ・ジウン(IU)が主演を務めることで話題となり、予想通り国内外で大ヒットしました。
日本でも、「好きな韓国ドラマランキング」に必ずランクインするほどの大人気の作品です。
「ホテルデルーナ」のあらすじ(ネタバレなし)
ある日、マンウォルは、新しい支配人として人間のク・チャンソン(ヨ・ジング)を迎え入れます。
チャンソンは海外で一流のホテル経営を学んでおり、エリートの道を歩む予定でした。
しかし、チャンソンの父親がかつてマンウォルと交わした契約によって、チャンソンは「ホテルデルーナ」で働くことを余儀なくされます。
最初は幽霊たちが集まる奇妙な職場環境に戸惑うチャンソンですが、優れた洞察力と人柄はホテルの業務に適しており、徐々に職場にもなじんでいきます。
ホテルには、家族に会えない悲しみを抱えた幽霊や、復讐心を持つ幽霊など、さまざまな幽霊たちが訪れます。
幽霊たちは生前に叶えられなかった願いや未練を抱えており、ホテルを通じてそれを解消し、次の世界へ旅立つ準備をするのです。
チャンソンは、ホテルに訪れる幽霊たちに寄り添いながら、幽霊たちの問題を解決していくうちに、ホテルの役割を次第に理解していきます。
そして、マンウォルの過去に関する秘密が少しずつ明らかになっていきます。
マンウォルが「ホテルデルーナ」に縛られる原因となった罪とは何なのか。
マンウォルの心に残る「消えない人」とは誰なのか。
チャンソンはマンウォルのそばにいるうちに、マンウォルの孤独や悲しみに触れ、マンウォルの心を解放する助けになりたいと思うようになります。
そして、マンウォルが自らの罪と過去に向き合い、成仏への道を模索する中、マンウォルとチャンソンの間に特別な感情が芽生え始めます。
マンウォルの心の中にある深い後悔や憎しみは、チャンソンとの交流を通じて少しずつ和らいでいきますが、その先には二人にとって避けられない別れが待っていました。
「ホテルデルーナ」の主要キャスト&登場人物紹介(相関図付き)
イ・ジウン(IU)(チャン・マンウォル役)
イ・ジウン(IU)は、韓国で「国民の妹」と称されるほど韓国で愛されているアーティストです。
そのズバ抜けた歌唱力と親しみやすいキャラクターで、韓国や日本のみならず世界中で多くのファンを魅了しています。
アーティスト活動にとどまらず、女優としても高い評価を受けており、これまで数々の話題作に出演。
特に、『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』で見せた抜群の存在感と演技力は、多くの視聴者の心をつかみました。
ヨ・ジング(ク・チャンソン役)
ヨ・ジングは、8歳で映画デビューした子役出身の韓国を代表する実力派俳優です。
数多くのドラマや映画で主人公の子ども時代を演じ、早くからその演技力が注目されました。
子役とは思えない高い演技力が評価され、数々の演技賞を受賞しており、その後は子役から大人の俳優へと見事に転身しました。
他の出演作には、『太陽を抱く月』『イルジメ〜一枝梅』『絶対彼氏。』などがあり、幅広いジャンルで活躍し、しっかりとした演技力を発揮しています。
子役出身ならではの演技の安定感が、ヨ・ジングを次世代を担う俳優として確固たる地位に押し上げています。
シン・ジョングン(キム・ソンビ役)
シン・ジョングンは、1987年に劇団で演技を始め、多くの作品で活躍してきた名バイプレイヤーです。
コメディ系作品に多く出演しているイメージで、クスッと笑えるようなコミカルな演技に定評があります。
トップ俳優達の父親役を多く演じており、韓国ドラマファンならどこかで見たことがある脇役でしょう。
ペ・ヘソン(チェ・ソヒ役)
ペ・ヘソンが演じるチェ・ソヒは、「ホテルデルーナ」の客室長です。
200年の勤務歴を誇るベテランのホテルスタッフ。
優雅な振る舞いの中に時折見せる冷たい視線や鋭い言葉は、ゾクっとさせる不思議な魅力を持っています。
ペ・ヘソンは、演劇『風と共に去りぬ』(1995年)でデビューして以来、舞台を中心に活動してきた実力派女優です。
演劇やミュージカルでは主演から助演まで幅広くこなし、その演技力で数々の賞を受賞してきました。
ドラマ『ヨンパリ』(2015年)で初のドラマ出演を果たし、独特の存在感で注目を集めています。
他の出演作には、『ハイバイ、ママ!』『月水金火木土』『なぜオ・スジェなのか』などがあり、どの作品でも長年舞台で培った演技力を発揮しています。
P.O(チ・ヒョンジュン役)
P.Oは、7人組の人気アイドルグループ「Block B」のラッパーとして2011年にデビュー。
本名はピョ・ジフンで、明るく親しみやすいキャラクターでファンから愛されています。
アーティスト活動を軸にしながらも、2016年から演技に挑戦し、俳優としてのキャリアをスタート。
『愛の温度』(2017年)でドラマデビューを果たし、自然体の演技で注目を集めました。
カン・ミナ(キム・ユナ役)
カン・ミナは、アーティスト出身の女優です。
オーディション番組で結成されたガールズグループ「I.O.I」の一員としてデビューし、その後、ガールズグループ「gugudan」で活動を継続。
アーティストとしての活動を経て、『2度目のファースト・ラブ』(2017年)で女優としてのキャリアをスタートさせました。
その後、『花が咲けば、月を想い』『美男堂の事件手帖』『サムダルリへようこそ』などのドラマで次々と存在感を発揮し、役柄に応じた柔軟な演技力と自然な表情で視聴者の共感を呼んでいます。
チョン・ドンファン(ノ支配人役)
チョン・ドンファンは、恋愛ドラマから時代劇まで幅広いジャンルで活躍する韓国を代表するベテラン俳優です。
高校時代に演劇部で主演に抜擢され、全国演技コンテストで最優秀演技賞を受賞するなど、早くからその才能を発揮しました。
その後、数多くのドラマや映画に出演し、安定感ある演技と存在感で多くの名作に貢献してきました。
また、妻は歌手のチョン・ユンソン、次女は舞台女優のチョン・ハニという芸能人一家としても知られています。
ソ・イスク(麻姑神役)
ソ・イスクは、元社会体育コーチという異色の経歴を持つベテラン女優です。
1986年に演劇女優としてデビューしてから、多くの韓国ドラマで名脇役として活躍し、中堅女優として確固たる地位を築いてきました。
カン・ホンソク(死神役)
カン・ホンソクは、主にミュージカルで活躍してきた俳優です。
映画「映画は映画だ」(2008年)でデビュー、舞台は『三銃士』などで高い評価を受けました。
高い歌唱力を持つことでも有名で、その深みのある低音ボイスで多くの女性ファンを魅了しています。
2019年に、日本で初のソロファンミーティングを開催するなど、国内外で高い人気があります。
イ・ドヒョン(コ・チョンミョン役)
イ・ドヒョンは「新・国民の年下彼氏」と称され、多くのファンに愛されている俳優です。
デビュー作の『刑務所のルールブック』(2017年)では、俳優チョン・ギョンホの少年時代を演じて、注目を集めました。
ドラマ『18アゲイン』(2020年)で初主演を務め、その演技力が高く評価され、続けて『ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜』や『良くも、悪くも、だって母親』などの主役に抜擢されています。
また、日本を含む海外での注目度も急上昇しており、新人賞も次々と受賞しています。
イ・テソン(ヨヌ/パク・ヨンス役)
刑事として、死者からの通報を受けて事件を解決する中で、前世の記憶を全て失ったまま、マンウォルと再会します。
イ・テソンは、多くの大ヒットドラマに出演している俳優です。
ドラマ『走れお母さん』(2003年)で俳優デビューを果たし、その後、日韓合作映画『あなたを忘れない』(2007年)で主役を務めて一躍注目を集めました。
弟が歌手ソン・ユビンという芸能一家でも知られています。
まとめ
韓国ドラマ『ホテルデルーナ』は、韓国のみならず世界中で大人気の作品で、日本では「好きな韓国ドラマランキング」に必ずランクインするほど人気があります。