毒親・差別・後悔・孤独…小さな体に苦しみをたたえて、ぽつりぽつり生きていた少年たち。
彼らが“ルーザーズ・クラブ”として人生に立ち向かう人間讃歌の大傑作「IT」を解説します！
まずは前編「IT それが見えたら終わり」からじっくり深掘りしていきましょう！
↑リンクをクリックで知りたい項目へ飛べます。
この記事には映画の結末や重要なネタバレを含む可能性があります。未鑑賞の方はご注意ください。
見るならU-NEXT！
- 30万本以上が見放題＆作品数No.1
- 最新映画・名作・話題作もすぐ見れる
- 初回30日間無料お試しで利用可能！(終了時期未定)
＼ 今日登録で初回31日間無料 ／
※解約はいつでも可能です
公式サイト：https://video.unext.jp/
| 公開日 | 2017/11/3（日本） |
|---|---|
| 監督 | アンディ・ムスキエティ |
| 原作 | スティーヴン・キング |
| 脚本 | チェイス・パーマー ゲイリー・ドーベルマン キャリー・フクナガ |
| キャスト | ジェイデン・マーテル ビル・スカルスガルド ジェレミー・レイ・テイラー ソフィア・リリス フィン・ウルフハード ほか |
| 音楽 | ベンジャミン・ウォルフィッシュ |
| 上映時間 | 2時間15分 |
| 配給 | ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ |
| 公式サイト | 「IT／イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」公式サイト （公式サイトは次作の完結編仕様になっています） |
映画「IT それが見えたら終わり」あらすじネタバレ（ラスト・結末まで）
まずは「IT それが見えたら終わり」のあらすじを最後までネタバレありでご紹介します。
映画をまだ見ていない方はご注意ください。
↑リンクをクリックで知りたい項目へ飛べます。
起：1988年10月
デリーというアメリカの田舎町で暮らすビル（ジェイデン・マーテル）は、弟のジョージー（ジャクソン・ロバート・スコット）が大好きです。
ある雨の日、ジョージーのために手のひらサイズの小舟をつくってあげたビル。
ジョージーは小舟をもち、早速雨のなかへ飛び出しました。
近づく嵐の影響で、降水量はめきめきと上がり、小舟は水流にのって進み続けます。
はしゃぎつつ小舟を追っていたジョージーでしたが、強まる雨の勢いのせいで側溝へと落ちてしまう小舟。
暗い側溝をのぞき込むジョージーの前に、ペニーワイズ（ビル・スカルスガルド）と名乗るピエロが現れます。
ペニーは、ジョージーの腕を噛みちぎり、側溝の奥へと引きずり込んでしまいました。
承：ルーザーズ・クラブ
ジョージーの死から約1年が経ち、デリーの街は活気を取り戻しつつあります。
しかし街では、子どもの行方不明事件が起こり続けていました。
“過ぎたことや、自分から遠いものごとへの無関心”は本作の重大なテーマだよ
ビルは、ジョージーの死に責任を感じながら、生きた心地のしない日々を送っています。
しかしビルには、かけがえのない友だちがいました。
“ルーザーズ（負け犬）・クラブ”と自称する6人の仲間たちは、ビルと同じように各々恐怖を抱えながらも、力を合わせて日々を乗り越えています。
リッチー（フィン・ウルフハード）は沈黙を恐れ、下ネタを連発しピエロのようにふるまいながら、実はピエロが大嫌い。
スタンリー（ワイアット・オレフ）はユダヤの血筋をからかわれながら、厳格な父親に怯えて暮らしています。
エディ（ジャック・ディラン・グレイザー）は代理ミュンヒハウゼン症候群（※）の母親に虐げられる毎日。
ベン（ジェレミー・レイ・テイラー）は太った体をからかわれています。
マイク（チョーズン・ジェイコブス）は、人種差別を受け苦しむ日々。
そして、“ルーザーズ・クラブ”唯一の女性であるベバリー（ソフィア・リリス）は、父親から性的に搾取されるおぞましい環境で暮らしています。
7人は、いずれも学校で“浮いた”存在でしたが、彼らの友情は本物で、7人の間にはポジティブな空気が流れていました。
転：井戸の家
家に帰ることが億劫な7人は、度々たむろしてはデリーで起きている失踪事件について調べ始めます。
すると、デリーの街では27年ごとに大きな事件が起きていること、そしてその事件現場はどこも下水道でつながっていることを発見。
そのころから、7人それぞれの前に、気味の悪いピエロが出現します。
ジョージーを連れ去ったペニーワイズだよ
ジョージーの生存を信じるビルを筆頭に、7人は、デリーの真ん中に位置する廃墟に向かいます。
“井戸の家”と呼ばれるその廃墟がペニーワイズの住処とふんだ7人は、勇気を出して廃墟の中へ。
廃墟の中には、やはりペニーワイズがおり、7人を試行錯誤脅かしてきます。
勇敢な7人がへこたれず応戦するも、部屋の奥にある井戸の中へと逃げてしまったペニーワイズ。
あまりの恐怖を味わった7人は命からがら廃墟を飛び出し、興奮のあまり仲違いしてしまうのです。
ルーザーズ・クラブが分解してしまった…
結：VSペニーワイズ
喧嘩から2ヶ月たった8月、7人はそれぞれ、悪化するばかりの環境で孤独に暮らしていました。
それでも、“ルーザーズ・クラブ”で感じた友情と愛情は、7人を強くしていたのです。
虐げられる日々に、いよいよ堪忍袋の緒が切れた7人は、家を飛び出し仲間のもとへと集いました。
「僕を守ってくれるのは友だちだ！」byエディ泣ける…！
廃墟へ向かった7人が井戸底へと降りると、井戸の中では行方不明の子どもたちが宙に“浮いて”いました。
目の前に現れたペニーワイズは、7人それぞれが恐れる相手やモノに姿を変えながら、心身のいずれにも襲いかかってきます。
しかし、“恐れる相手”と対峙してきたばかりの彼らには、そんな猫騙しは通用しません。
恐怖に打ち勝った7人によって追い込まれたペニーワイズはその姿をみるみるしぼませていき、小さくなって消えていきました。
ペニーワイズが消えると、“浮かんでいた”子どもたちが地上に降りてきたのです。
↑あとで解説します
ー9月になり、夏の空気をまとった草原で、“ルーザーズ・クラブ”は決意を固めています。
「また“それ”が現れたら、俺たちもデリーへ戻ろう」と誓いをかわし、おぞましいペニーワイズの記憶を各々の胸の奥へとしまう7人なのでした。
※代理ミュンヒハウゼン症候群：子ども虐待に関連する特殊な精神病理として，親が子どもを病気や障害に仕立てて，診察や治療を受けさせることを特徴とする代理ミュンヒハウゼン症候群がある。
映画「IT それが見えたら終わり」ネタバレ解説①：ラスト結末＆死亡キャラ
それでは「IT それが見えたら終わり」のネタバレになる部分をご紹介。
ラスト・結末や、死亡したキャラクターはいるのか？などについて解説します。
↑リンクをクリックで知りたい項目へ飛べます。
ラスト・結末の解説
ペニーワイズの井戸では、失踪した子どもたちが宙に浮いていました。
「フワフワ、浮かぶ時間だよ」というのは本シリーズのキャッチコピーのひとつですが、単にペニーワイズというキャラクターの特徴として消費するのはもったいないかもしれません。
“浮かんだ”子どもたちは、みなペニーワイズに“死の光”を見せられ自我を奪われていました。
洗脳状態に近いかも、アラジンのジャファーが持ってるヘビのつえ的な！
舞台であるデリーという街は、アメリカの中でも保守的な街として知られているのだそう。
2024年現在では改善されているかもしれません
家父長制や差別意識が根強くのこる街では、つらい思いを抱えて生きる子どもたちが多いでしょう。
ペニーワイズは、そんなデリーを象徴する権威でもあります。
権威にしたがい、自我をころして生きることを“浮かぶ”こと＝“死”として描いていると感じました。
恐怖に打ち勝ったルーザーズクラブの面々がペニーワイズを退治すると、子どもたちが“降りて”くる、というのには希望を感じます。
「権威をおそれず地に足をつけて、自分の意思で生きる」ということ！
ルーザーズクラブが、27年周期らしいペニーワイズの再訪に向けて、決意をあらたにする円陣にて前編終了！
ジェームズ・マカヴォイ版のビルはじめ、大人チームVSペニーワイズ楽しみだなぁー！
死亡キャラは？
- ジョージー
- バワーズ警官
- ホックステッター
- ベティ
ジョージー>> 物語の軸となる、ビルの喪失は弟・ジョージーの死がもととなっています。
ペニーワイズの「ハァ〜イ、ジョージィー」が耳にこびりつく！
バワーズ警官（スチュアート・ヒューズ）。
あらすじでは省略しましたが、ルーザーズクラブを追いかけ回すいじめっ子・ヘンリー（ニコラス・ハミルトン）という重要キャラクターがいます。
そのヘンリーが警官である父（バワーズ）を刺殺するのですが、この事件がヘンリーの人格形成に大いに影響してくるので注目です。
ホックステッター（オーウェン・ウィリアム・ティーグ） >> ヘンリーの腰巾着としていじめっ子の枠を出なかったホックステッターですが、怨霊にとりつかれ死亡しました。
次作にも衝撃の姿で登場するよ！
ベティ（ケイティ・ルマン） >> 物語の序盤で失踪し、“井戸の家”でルーザーズクラブと再会しますが、生きた姿はペニーワイズが見せた幻に過ぎませんでした。
彼らの他にも、この年のデリーではたくさんの子どもたちが失踪していました
映画「IT それが見えたら終わり」ネタバレ解説②：ペニーワイズの正体は？
次に、「IT それが見えたら終わり」のキーキャラクターとなる”ペニーワイズ”の正体についてです。
↑リンクをクリックで知りたい項目へ飛べます。
ペニーワイズの正体をネタバレ
“IT（それ）”こそがペニーワイズ！
それ、とは各々が恐れている対象なので、人によって姿を変えるペニーワイズ。
ビルにとってはジョージー（に対する自責の念）、ベバリーにとっては憎き父親、といったように、ペニーワイズは見せる者によって姿を変えられるのです。
決して子どもにかぎったことではなく、我々大人にもトラウマや嫌な“記憶”がありますが、それこそが本作で描かれたペニーワイズの正体でした。
原作者であるスティーヴン・キングは、子ども時代から地続きである人生において、手放せずにいる“恐れ”をペニーワイズとして実体化し、立ち向かうためにこの物語をつくったのです。
ピエロの格好をしている理由は次項で解説します
ペニーワイズのモデルとなった人物は？
アメリカのシリアルキラー、ジョン・ゲイシーがペニーワイズのモデルとされています。
おもに少年をターゲットとして強姦・拷問のかぎりを尽くし自宅の床下に埋めたゲイシー。
子どもの遺体はおびただしい数で、床下が満杯になってからは近くの川に投げ捨てていたそうです。
ゲイシーは、自身の同性愛を隠すために殺人を繰り返しました。
犯行と同時に、表ではピエロの格好でチャリティー活動などをおこなう外面の良さがゲイシーの特徴であり、ペニーワイズの原型となっています。
やばい人すぎて検索注意です！
ちなみに“ペニー・ワイズ（penny wise）”とは“一文惜しみの”という意味の形容詞。
目の前の小さな得をとると大きなものを失う、ということわざの一片から名付けられているのだそう。
ペニーワイズに小舟を渡され手を伸ばし、結果殺されてしまったジョージーのように…
映画「IT それが見えたら終わり」は90年代ドラマのリメイク
トミー・リー・ウォーレス監督「IT」（1990）という作品があります。
187分という長尺で、子どもと大人のパートを行き来するつくりですが、内容は今回の「IT」シリーズとほとんど変わりません。
長尺なのは、ドラマ放送されていたものを再編集してつなげているから！DVD特典には監督によるコメンタリーがついていますが、字幕なしというゴツさです
90年Ver.のペニーワイズのキモさは凄まじく、大人が見てもトラウマになる可能性あり！
ドラマ放送後のアメリカでは“ピエロ恐怖症”を発症する人がいたのだそう。
メーキャップしたピエロを見ると、本来ゆかいなおどけものを象徴したそのキャラクターに対して極めて恐怖感を覚える病的な心理。
ーWikipedia／道化恐怖症
原作者であるスティーヴン・キングは、“怖いもの・恐れていること”を小説に昇華することで「もう大丈夫！」とげんを担いでいたそうです。
キングもピエロが怖かったんだね
映画「IT それが見えたら終わり」印象に残ったキャスト3選（ネタバレあり）
次に、「IT それが見えたら終わり」で印象に残ったキャスト3名をご紹介します。
↑リンクをクリックで知りたい項目へ飛べます。
①エディ役/ジャック・ディラン・グレイザー
過干渉甚だしい母親のもと、吸入器を手放せずアラームごとに薬を飲み、あらゆる細菌と病魔におびえるエディ。
母親に刷り込まれた「この世は汚くて危険」という認識に苦しむ彼ですが、なんと切実でかわいそうなこと…。
エディの母が患っている代理ミュンヒハウゼン症候群については、アニーシュ・チャガンティ監督「RUN」でしっかり描かれているのでご参照ください。
ドラマ版「IT」よりも“大きめ”の母親像だったのも、映画「RUN」の元ネタであるディー・ディー・ブランチャードがモデルになっていそうです。
そんな毒親のもと、つねに不安で顔を歪ませながら過ごすエディ。
エディがルーザーズクラブのメンバーに、母からの受け売りでしかない偏った知識を披露するマシンガン・トークは圧巻です！
身振り手ぶり力説する姿が愛おしい…いちばん好きなキャラクターです！次作でジェームズ・ランソンが引き継いだ大人版エディもかわいいのでぜひ
②ベバリー役/ソフィア・リリス
父親からおぞましい虐待を受けながら、笑顔を捨てず力強く生きるベバリー。
虐待されたことによる肯定感の低さは、ベバリーの依存体質へとつながります。
本作「IT それが見えたら終わり」は、次作の完結編へ向けた丁寧な説明書。
子ども時代の怒りを咀嚼しないまま歳をとると、どんな悲劇が起こるのか、ということをまじまじと見せつけられる完結編に向けての序章となっています。
ベバリーの怒りは、父親とのかかわりのなかで心の奥底へと沈められていき…
妙に快活な感じ、あけすけな印象、周囲へのバリアの張り方、そのすべてに虐待の影響を感じるリアルなキャラクターです。
家のなかであんなに虐められているのに、憎しみが第三者に向かっていかないベバリーが誇らしい！どうか幸せになってほしいと願わずにいられません
③ヘンリー役/ニコラス・ハミルトン
自分よりひと回り小さい体のルーザーズクラブを追いかけまわし、残酷にいじめるヘンリー。
ダサい髪型と土壇場での弱さに、「ハリー・ポッター」シリーズのキャラ・マルフォイを彷彿とさせるヘンリーに、しかしファンなどいないでしょう。
マルフォイ推しの筆者、食指は動いたのだけど、さすがにヘンリーは推せないよね…可哀想なキャラではあるけど
「IT」シリーズの根底には“毒親”というキーワードがゴツめに設置されていて、ヘンリーなんて警官の父親に銃を向けられたりします。
恐ろしくて仕方ないといった様子で父親を避け続けていたヘンリーでしたが、彼なりの決着として、ついに父親を殺してしまうことに。
人生はいつも選択の連続で、やばそうなラインを越えてしまえる人として描かれる孤独なヘンリーもまた、選択を迫られていました。
次作でも重要なキャラであるヘンリーの闇堕ちは止まらない！彼を見離せないのは、明日は我が身かもしれない危うさを感じるからかもしれません
映画「IT それが見えたら終わり」印象に残ったシーン・場面3選（ネタバレあり）
「IT それが見えたら終わり」で私が印象に残ったシーンは以下の通りです。
↑リンクをクリックで知りたい項目へ飛べます。
①キス
初々しいキッズたちによる甘ったるいキスシーンが印象的です。
だれがだれをスキで、でもあのこはあのこがスキで…という切ないファースト・ラブが垣間見えるのは、オタサーの姫的立ち位置のベバリー周辺！
ベバリーが男子の集団に入っていって、はしゃぐ姿に圧倒的な愛着欠乏を感じて胸がつぶれそう
学校のトイレで堂々タバコをふかすベバリーが、女子からのイジメの対象にされるあたりストロング・アメリカとも思いますが、いじめっ子の言い分は「このビ◯チが！」でした。
自宅で女の部分を搾取され続けるベバリーが、自分の存在を軽くみたり、体を大事に思えなかったりするのは当たり前。
ルーザーズクラブの面々には「オトナな女」に映るベバリーが、キスのひとつやふたつで場を色めき立たせるのが、切ない印象でした。
ちなみにドラマ版「IT」ではルーザーズクラブの全員とデートまでしてあげていたベバリー。甲斐甲斐しい…泣
②色彩とデザイン
アメリカでつくられた作品でありながら、イギリスライクな色合いが印象に残りました。
キャラクターの衣装デザインはもとより、切りとる街の色彩、アンティークな“シルバー号”などなど、ブリティッシュな雰囲気をまとっています。
いちばんのお気に入りは、ベバリーがタバコを吸っている外階段での1カット！後光さす女神に見えた
ペニーワイズとジョージーの、赤×黄が目に焼きつくビジュアルふくめ、ビビッドな色彩とデザインが本作の魅力をさらに引きあげています。
③トラウマのもと
「あなたのため」「おまえのため」と言いながら、わが子を傷つける毒親描写も印象に残っています。
ルーザーズクラブのメンバーは、だれもが、楽しい瞬間の裏側に孤独や不安を抱え、全力で“いま”を生きられていません。
それは、まだ幼い己の命をあずける相手を選べずに、仕方なく関係しているしかない毒親の影響下にいるからです。
彼らが、自分の人生を取り返すため死に物狂いで逃げ出す“家”は、デリーという街そのものでもあったのでしょう。
つらい思いをした街は、全体像を思い浮かべるのもしんどいよね
27年置きに現れるペニーワイズは、30代そこそこで幼少期を振り返る私たちそのもので、彼の存在自体に人間の大まかなサイクルを感じます。
ペニーワイズが見せる不安や恐怖は、すべて幻で、実在しないものだと忘れないようにしたいです
映画「IT それが見えたら終わり」編集部で実際に鑑賞した感想と評価（ネタバレあり）
ストーリー展開
とってもわかりやすいです！
子ども時代と大人パートを前編・後編で分けているので、本作ではルーザーズクラブの成り立ちと、少年たちの成長を一直線で見ることができます。
VSペニーワイズというシンプル構造もミソ！各々の敵をひとりの化け物として表現するのは、さすがにエンタメの天才すぎるスティーヴンキング
自分だけの“IT”をペニーワイズに投影すれば、あなたもお家でルーザーズクラブの仲間入り！
結末への評価
青春すぎて草木まで青々として見える最高のエンディングでした！
次作への期待感をMAXまで引き上げる「子ども時代、完！」といった潔さ。
ルーザーズクラブの円陣に加わっているような気分になりました！
怖さ・グロさ
レイティングはR15+なので、15歳以上の皆さま限定で鑑賞できます。
ヘンリーたちによる、過激ないじめ描写が引っかかったのでしょう。
ちなみにルーザーズクラブは16歳設定です
ペニーワイズが見せる幻覚はきわめてグロテスクなもので、かつ子ども時代のトラウマを具現化したものなので、人によってはかなり怖いはず。
前述のようにピエロ恐怖症を発症する場合もあるので、あくまで鑑賞は自己責任です！
再鑑賞
過去に足を引っ張られそうになったら、観返して勇気をもらいたい！何度も観たいセラピー映画です！
まとめ
ルーザーズクラブへ愛をこめて！
さて、次作「IT THE END “それ”が見えたら、終わり。」で27年後の彼らに会える興奮を胸に、しばしのお別れです。
前編・後編のどちらもU-NEXTで配信中！
見るならU-NEXT！
- 30万本以上が見放題＆作品数No.1
- 最新映画・名作・話題作もすぐ見れる
- 初回30日間無料お試しで利用可能！(終了時期未定)
＼ 今日登録で初回31日間無料 ／
※解約はいつでも可能です
公式サイト：https://video.unext.jp/