ジョン・ウィックと聞くと「ああ主人公がやたらと人を殺しまくるアレね!」と思われる方も多いでしょう。2015年に公開された『ジョン・ウィック』は、キアヌ・リーブス演じるジョンの強靭で華やかなアクションが人気となり、予想外のヒット作となりました。
このシリーズの監督を務めているのは、あの『マトリックス』でキアヌのスタントダブルを務めたチャド・スタエルスキです。
殺し屋の映画なのでドロドロしたマフィアの抗争を想像しがちですが、ジョン・ウィックはセットやロケ地など細部までこだわりが感じられアーティスティックな側面を持ち合わせています。
そんな『ジョン・ウィック』シリーズは、回を重ねるごとにどんどん面白くなっているようです。これまでに製作された映画作品は全部で4作なので、今ならまだ次の映画の公開までに追いつけますね!
この記事では『ジョン・ウィック』シリーズの見る順番や面白い部分についてご説明いたします!
見るならU-NEXT!
- 30万本以上が見放題&作品数No.1
- 最新映画・名作・話題作もすぐ見れる
- 初回30日間無料お試しで利用可能!(終了時期未定)
\ 今日登録で初回31日間無料 /
※解約はいつでも可能です
公式サイト:https://video.unext.jp/
映画『ジョン・ウィック』の公開順と時系列順は同じ
ジョン・ウィックシリーズは公開順に見れば、それがそのまま時系列順になります。2作目は、1作目のラストから5日後の時代設定。さらに3作目は2作目のラスト直後のタイムラインです。
- ジョン・ウィック(2015年)
- ジョン・ウィック:チャプター2(2017年)
- ジョン・ウィック:パラベラム(2019年)
- ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年)
()内は日本公開年
- ジョン・ウィック
- ジョン・ウィック:チャプター2・・・・・・物語上は1作目の5日後からスタート
- ジョン・ウィック:パラベラム・・・・・・物語上は2作目の直後からスタート
- ジョン・ウィック:コンセクエンス・・・・物語上は3作目の数か月後からスタート
タイムラインを見ると、実は驚くほど短い期間の出来事が描かれているとわかります。
映画『ジョン・ウィック』シリーズ各作品のあらすじや見ておきたいポイント
それでは『ジョン・ウィック』各シリーズの細かい部分を見ていきましょう!
ジョン・ウィックはシリーズを重ねるごとに、作品の規模が拡大されています。あらすじやポイントなどをぜひ確認してみてください!
ジョン・ウィック
公開年(日本) | 2015年 |
---|---|
監督 | チャド・スタエルスキ、デヴィッド・リーチ |
キャスト | キアヌ・リーブス、ウィレム・デフォー、ジョン・レグイザモ、イアン・マクシェーン、ミカエル・ニクヴィスト、アルフィー・アレン、エイドリアンヌ・パリッキ、ブリジット・モイナハン、ディーン・ウィンタース、デヴィッド・パトリック・ケリー、ケビン・ナッシュ |
裏社会に語り継がれる一騎当千・伝説の殺し屋ジョン・ウィック。
愛を知り、表の世界へと足を洗い平穏な日々を送っていた彼は、ある日、不運にも彼の愛するもの全てをマフィアに奪われてしまう。
怒りに震え、心の奥底に封じ込めた”殺し屋の魂”を解き放ち、復讐のために独り立ち上がる。
- 銃での接近戦と格闘アクションをかけ合せたガン・フーに注目!
- 登場人物のほとんどが犯罪者!悪い奴をどんどん殺しまくるジョン
- 他とかぶらない魅力的なキャラクターとどこかファンタスティックな裏社会の描写
シリーズの中でも未だに一定の人気をキープし続けている1作目『ジョン・ウィック』は、ある意味入門編のような作品です。
1作目がたちまち人気となった理由には、ジョンという男のキャラクターとしての魅力が考えられます。一見なよっとした男が「オレの犬を殺した奴、許せねぇ」といわんばかりにどんどん凶暴になっていくので、面白くないわけがありません。
主演のキアヌ・リーブスは、柔道や柔術を4カ月の訓練で学んでいます。キアヌはジョン・ウィックになるために、夏休みを全部訓練に捧げたと関係者も語っているようです。
そして登場するコンチネンタルホテル。ここから裏社会の掟、裏社会の仕組み、裏社会の情報管理システムなどがどんどん明かされていくのです。
本作にはジョンの親友マーカス役で、ウィレム・デフォーが出演しています。
ジョン・ウィック:チャプター2
公開年(日本) | 2017年 |
---|---|
監督 | チャド・スタエルスキ |
キャスト | キアヌ・リーブス、リッカルド・スカマルチョ、ルビー・ローズ、ジョン・レグイザモ、コモン、ピーター・ストーメア、イアン・マクシェーン、ローレンス・フィッシュバーン、フランコ・ネロ |
伝説の殺し屋ジョン・ウィックによる壮絶な復讐劇から5日後―。
彼のもとにイタリアン・マフィアのサンティーノが姉殺しの依頼にやってくる。しかし平穏な隠居生活を望むジョンは彼の依頼を一蹴、サンティーノの怒りを買い、思い出の詰まった家をバズーカで破壊されてしまう。愛犬と共に一命をとりとめたジョンはサンティーノへの復讐を開始するが、命の危険を感じたサンティーノに7億円の懸賞金を懸けられ、全世界の殺し屋に命を狙われることになる。
- ガン・フーに続いて華麗なカー・フーアクションが繰り広げられる
- ローマのコンチネンタルホテルには銃やナイフのソムリエが常駐していた!
- 前作よりもさらにピンクやブルー増し!ポップさが強調された色使いの画面構成
舞台は再びニューヨーク。物語上は、前作の騒動から5日しか経っていません。ジョンは、1作目のラストで見つけたピットブルを大事そうに飼っています。
しかし過去にイタリアン・マフィアのサンティーノと血の誓印を交わしていたことが引き金となり、ジョンは平穏な日々を家ごと壊されてしまうのです。
亡き妻との思い出の家を破壊されたジョンは、コンチネンタルホテルへ向かいます。
本作からマトリックスのモーフィアス役でしられるローレンス・フィッシュバーンも登場!彼が演じるバワリー・キングという男は、地下犯罪情報組織のリーダーでホームレスのような格好をしています。
ジョン・ウィック:パラベラム
公開年(日本) | 2019年 |
---|---|
監督 | チャド・スタエルスキ |
キャスト | キアヌ・リーブス、ハル・ベリー、ローレンス・フィッシュバーン、イアン・マクシェーン、マーク・ダカスコス、エイジア・ケイト・ディロン、ランス・レディック、アンジェリカ・ヒューストン |
裏社会の聖域:コンチネンタルホテルでの不殺の掟を破った伝説の殺し屋、ジョン・ウィック。全てを奪ったマフィアへの壮絶な復讐の先に待っていたのは、裏社会の秩序を絶対とする組織の粛清だった。1,400万ドルの賞金首となった男に襲いくる、膨大な数の刺客たち。満身創痍となったジョンは、生き残りをかけて、かつて“血の誓印”を交わした女、ソフィアに協力を求めモロッコへ飛ぶ。しかし最強の暗殺集団を従えた組織は、追及の手をコンチネンタルホテルまで伸ばして、ジョンを追い詰める。 果たしてジョンは窮地を脱出し、再び自由を手にすることができるのか!?
- 今度は愛犬を撃たれたソフィアがブチ切れる!その後はドッグ・フーで反撃も!
- 馬を使った馬・フー(マー・フー)でニューヨークを駆け回るジョンが美しい
- 実はジョンのファンなのか?ジョンを襲う寿司屋の大将兼殺し屋のゼロに注目!
前作『ジョン・ウィック:チャプター2』のラストである掟を破ってしまったジョンは、1400万ドルの賞金を賭けられ街中の犯罪者から追われます。今回のジョンの敵は主席連合の裁定人である冷酷な女性です。
ジョンはモロッコのコンチネンタルホテルの支配人ソフィアの協力を経て、何とかピンチを乗り切りますが…。
聖域解除となったNYのコンチネンタルホテルが緑色のネオンライトで光っているのは、あの『マトリックス』へのオマージュシーンなのでしょう。
終盤のノンストップバトルアクションはケレン味があり、デザインにもこだわりが感じられます。
ジョン・ウィック:コンセクエンス
公開年(日本) | 2023年 |
---|---|
監督 | チャド・スタエルスキ |
キャスト | キアヌ・リーブス、ドニー・イェン、ビル・スカルスガルド、ローレンス・フィッシュバーン、真田広之、シャミア・アンダーソン、ランス・レディック、リナ・サワヤマ、スコット・アドキンス、イアン・マクシェーン |
裏社会の掟を破り、粛清の包囲網から生還した伝説の殺し屋、ジョン・ウィック。地下に身を潜め、全てを牛耳る組織:主席連合から自由になるために立ち上がった。 組織内での権力を得た若き高官グラモンは、聖域としてジョンを守ってきたニューヨークのコンチネンタルホテルを爆破、ジョンの旧友でもあった盲目の達人ケインを強引に引き入れ、ジョン・ウィック狩りに乗り出す。そんな中、日本の友人、シマヅの協力を求めてジョンが大阪のコンチネンタルホテルに現れる・・・。果たしてジョンは、かつて忠誠を誓った世界との決着をつけて、真の自由を手にすることができるのか!?
- 真田広之やドニー・イェン、リナ・サワヤマが加わり豪華なアクションシーンが楽しめる
- 「迷惑かけてすまない」が話題に!流暢な日本語を話すジョンが新鮮
- 大阪・ベルリン・パリなどコロコロと変わる舞台に注目
地下犯罪情報組織のバワリーと手を組んだジョンは、主席連合への反逆を計画します。
そして大阪のコンチネンタルホテルを訪ね、支配人シマヅ(真田広之)と再会するのですが…。
『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は美しさへのこだわり、アクション、ロケ地など全てが贅沢にアップグレードされた作品です。作品の尺もこれまでより長く、いくつもの大がかりな見せ場を楽しめるでしょう。
シリーズ特有の生々しくそれでいて非現実的な映像表現もこれまで以上発揮されていて、ルーブル美術館や凱旋門などの場面で生かされています。凱旋門でジョンが360度ドリフトするシーンは素晴らしく、キアヌはこのスタントを自分で行っています。
またドニー・イェンが演じる盲目の男ケインの格闘シーンも見逃せません。
ビル・スカルスガルドが演じる、悪役グラモン侯爵のファッションも要チェックです!
『ジョン・ウィック』シリーズはなぜ人気があるの?その魅力を徹底解剖
- 犬の復讐のために立ち上がる男!それがジョン・ウィック
- 会員制「コンチネンタルホテル」の謎ルール
- キアヌの新しい格闘スタイル「ガン・フー」が楽しめる
犬の復讐のために立ち上がる男!それがジョン・ウィック
殺された犬の復讐、それがジョン・ウィックの原点でした。
激しい銃撃戦と可愛らしい犬、この奇妙なバランスもジョン・ウィックの魅力の1つでしょう。
このシリーズには、何らかの形で必ず犬が出てきます。この犬のサプライズ的登場に「おっ」と思われる方も多いでしょう。
愛犬家は毎回「今回の犬は無事なのか?」とハラハラしながら作品を鑑賞しなければなりません。
会員制「コンチネンタルホテル」の謎ルール
ジョン・ウィックを語る上で欠かせないのが、コンチネンタルホテルの存在です。物語の舞台となるニューヨークのコンチネンタルホテルは、Y路地の分岐点に位置する三角形の建物で、殺し屋ご用達のホテルになっています。
コンチネンタルホテルにはある掟があります。それはホテル内で殺しや争いをしてはならないというもの。
またコンチネンタルホテルでは現金が通用しません。宿泊代や食事代、バーでのドリンクなどあらゆるサービス料金が専用の金貨で支払われています。
キアヌの新しい格闘スタイル「ガン・フー」が楽しめる
ジョン・ウィックの各シーンには、様々な創意工夫がなされています。銃アクションとカンフーを組み合わせた「ガン・フー」もそのひとつです。
素晴らしいアクションシーンでありながら、ちょっと笑ってしまうような異様なテンションの高さも本作品の魅力と言えるでしょう。
鉛筆1本で人を殺めた過去を持つジョンは、身の回りにある物を何でも武器にして戦います。
以下はその戦闘スタイルの一覧です。
ガン・フー | カンフー+ガンアクション。 |
---|---|
カー・フー | 車を盾や武器にしながら銃を撃ちまくる。 |
ナイ・フー | カンフーとナイフ投げを融合させた技。 |
バイ・フー | バイクチェイス中に銃や刀で応戦する。 |
本・フー | 3作目の図書館のシーンで使われた技。本を武器に戦う。 |
ドッグ・フー | 主に3作目にソフィアが使用した技。飼い犬に命令し敵に咬みつかせる。 |
馬(マー)・フー | 馬に乗りながら敵を何度も殴り、銃で撃つ。 |
刀(トウ)・フー | 日本刀を使用しながら行われるカンフーアクション。 |
ジョン・ウィックの最高傑作はどれか?最新作を含め面白い順にベスト3を発表
『ジョン・ウィック』ファンがシリーズの中で一番好きな作品は、人によって大きく違います。ここではシリーズのベスト3を独断でご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
順位 | 作品名 | 公開年 | 面白い点 |
---|---|---|---|
1位 | ジョン・ウィック:コンセクエンス | 2023年 | ・フランスやドイツなど様々な国が舞台になっていて楽しめる! ・日本でのジョンのヌンチャク使用シーンが面白い |
2位 | ジョン・ウィック | 2015年 | ・ゴシック的で美しいニューヨークの描写 ・ジョン役キアヌがほとんどのスタントを自分でこなし話題になった |
3位 | ジョン・ウィック:チャプター2 | 2017年 | ・『燃えよドラゴン』へのオマージュである鏡の部屋のシーンが素晴らしい! ・あのフランコ・ネロが出演している |
一般的に1作目が大絶賛されている印象はあるものの、犬好きにとってはつらいシーンもあり、一部の人々からは批判されています。
2作目以降は犬が活躍したり、助かったりする展開が多く犬好きの映画ファンからも概ね好評のようです。
スピンオフ映画『バレリーナ』は2025年に公開予定
ジョン・ウィックのスピンオフ映画『Ballerina(原題)』が、2025年6月6日にアメリカで公開される予定です。
この映画は暗殺者養成施設「ルスカ・ロマ」のバレリーナの物語で、アナ・デ・アルマスが主役のイヴ・マカロを演じています。
スピンオフ作品ですが、ジョンやウィンストンも登場することが予告動画から確認されており、ジョン・ウィックとの繋がりも気になるところです。
暗殺者養成施設「ルスカ・ロマ」は『ジョン・ウィック:パラベラム』に登場しており、ジョンもこの施設の出身であることが明かされました。
『Ballerina(原題)』の日本での公開日は発表されていませんが、どんな物語になるか楽しみですね!監督は映画『ダイ・ハード4.0』を監督したレン・ワイズマンです。
また本筋であるジョン・ウィック第5弾が2026年以降に製作されるとの噂がありますが、監督やキャストなど細かいことは分かっていません。
ジョンウィックのプリクエル・スピンオフドラマ『ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から』
『ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から』は、ジョン・ウィックの世界でニューヨークのコンチネンタルホテルのオーナーであるウィンストンの若かりし頃が描かれたスピンオフドラマです。
このドラマは最新作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の公開と同時に、配信が開始されました。
舞台は1970年代のニューヨーク。ウィンストンの兄フランキーがコンチネンタルホテルからあるものを盗んだことで騒動になり、ウィンストンもそれに巻き込まれていきます。
メル・ギブソンの演じる悪役コーマックがクセの強い刺激的なキャラクターで、このドラマのよいスパイスになっています。
まとめ
この記事では映画『ジョン・ウィック』シリーズの見る順番に焦点をあてながら、加えて各シリーズの面白さについてもご説明しました。
映画『ジョン・ウィック』シリーズの公開順と時系列順は同じです。ですから本シリーズは公開順に見れば、物語がすんなりと頭に入ってくるようになっています!
見る順番をおさらいすると…
- ジョン・ウィック
- ジョン・ウィック:チャプター2
- ジョン・ウィック:パラベラム
- ジョン・ウィック:コンセクエンス
となります。
ジョン・ウィックの鑑賞に向いているのはどんな人でしょうか?銃、マーシャルアーツ、マトリックス、カーアクションのうちどれか1つでも好きなものがあればシリーズにハマる可能性は大です。
シリーズを完全制覇したら、ぜひスピンオフドラマ『ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から』にも挑戦してみてください!
見るならU-NEXT!
- 30万本以上が見放題&作品数No.1
- 最新映画・名作・話題作もすぐ見れる
- 初回30日間無料お試しで利用可能!(終了時期未定)
\ 今日登録で初回31日間無料 /
※解約はいつでも可能です
公式サイト:https://video.unext.jp/