塚原あゆ子さん×野木亜紀子さんがタッグを組んだ「ラストマイル」は、伏線が多く散りばめられていると話題です!
過去二人が組んだドラマ「アンナチュラル」と「MIU404」は放送時とても人気で今も尚愛される作品となりました。
今回のラストマイルには、その二作が登場するということで楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか。
実はドラマからの伏線やキャストもいるようです!
ラストマイルを鑑賞するにあたって予習をした方がいいエピソード、また簡単なあらすじなど「アンナチュラル」「MIU404」との関係を詳しく解説します!
【ラストマイル】MIU404とアンナチュラルを見ていない人でも楽しめる?
しかしドラマを見ているのと見ていないのとでは、ラストマイルの楽しさは2倍くらい変わります!
ドラマ未鑑賞で映画を見た人は、ちょい役のキャストがすごく豪華だなぁとびっくりするというだけです。
アンナチュラルとMIU404それぞれドラマからの伏線や登場キャラがいるので、見た人は回収しながら見るとさらに楽しめます。
【ラストマイル】MIU404とアンナチュラルの何話が関係している?
二作とも大筋はあるものの、一話完結のエピソードなので単発で読んでも理解できるかと思います。
もちろん、時間があれば全部みたほうがいいです。各キャストそれぞれ深いバックグラウンド抱えているので、更に面白くなります。
簡単にラストマイルと関係のあるエピソードのあらすじとネタバレを解説します!
「MIU404」第3話
110番に女性からの”襲われている”というの虚偽通報が相次いでいるという情報を受け、第4機捜伊吹・志磨は通報場所へ向かいます。
犯人は警察との追いかけっこ楽しんでおり、これまで何度も取り逃がしていました。
伊吹が現着し「警察が来たぞ」という掛け声と共に犯人はダッシュします。
脚に自信のある伊吹は追いかけますが、全く追いつきません。
犯人を取り逃がしてしまった伊吹でしたが、後ろからみていた志磨が犯人の全容を掴んでいました。
犯人は複数犯で交代で走って途中で入れ替わり、警察との鬼ごっこを楽しんでいたのです。
現場周辺の情報から犯人は私立バシリカ高校に通う陸上部だと言うことがわかりました。
しかしバシリカ高校の陸上部は一部部員の違法薬物使用によって廃部になっていたのです。
捜査を進める中で成川・勝俣・竹中・佐野の4人が大会に出られなくなった不満を警察との追いかけっこで憂さ晴らしをしていたことがわかりました。
現場を押さえるべく虚偽通報を待ちます。
成川らは最後の決行にしようといきごみ、いつものようにマネージャーに通報を依頼しばらけます。
110番通報がなりました。
しかしいつもと違う切羽詰まった声に虚偽ではなくマネージャーは本当に誰かに襲われていると警察は察知します。
成川らの元に出動していた第4機捜は通報をうけ追うのをやめます。
伊吹は勝俣に「オレは今から、襲われた真木カホリを助けに行く。逃げるか来るか、今決めろ」と声をかけます。
現場の様子からなんとか伊吹はマネージャーを助け出したのでした。
ラストマイルでは、勝俣がなんとMIU第4機捜に所属し陣場隊長のバディとして登場します。
「アンナチュラル」第7話
三澄ミコトの携帯にあるURLが送られてきます。
送り主は三澄の弟が講師をしている塾生徒の白井でした。
URLはライブ配信のリンクとなっており、顔を隠している白井と刺し傷がある男性の遺体が映っていたのです。
そして白井は三澄に「死因をあててください、まちがえたらもう一人殺します」と告げるのです。
タイムリミットは視聴者数10万人に達するまでという制限でUDIラボのメンバーは動画上での検死と白井が通う学校に向かいてがかりを集めていきます。
視聴者数が10万人に達するころ、三澄も事件の真相を掴んでいました。
三澄は死因を法医学的には「自殺」と鑑定しましたが、個人的な見解は「法律では裁けないいじめという殺人」だと伝えます。
死んでいたのは白井と同じ学校の横山でした。
学校でいじめにあっていた横山は殺人と見せかけ自殺をして、いじめっ子たちを犯人に仕立て上げる作戦でしたが、いじめっ子たちは約束の時間に来ず殺人に見せかけることはできないまま横山は死んでしまいました。
報われないまま死んだ横山のために仲の良かった白井が、今回の騒動を企てました。
横山を救えなかった後悔と自分だけが生きている後ろめたさで死のうとしていた白井の元へ、間一髪中堂と東海林と久部が到着します。
中堂は白井へ「死んだヤツは答えてくれない。許されるように生きろ」と声をかけ自殺をとめることが出来ました。
そしてラストマイルで白井はバイク便のドライバーとして登場します。
【ラストマイル】MIU404との関係と出演キャストの振り返り
誰かが最悪の事態になる前に助けることができるのが、MIU(機動捜査隊)の良さです!
久しぶりに没頭した刑事ドラマがMIU404でしたが、何度もみてもハラハラして楽しい作品です。
伊吹藍(いぶきあい):綾野剛
警視庁芝浦分駐所・MIU第4機動捜査隊に所属する刑事です。
志摩とバディを組み404号車メロンパン号に乗ってあらゆる現場に駆けつけます!
足の速さと機動力抜群の運動神経で体を張って犯人を追い詰めていきます。
野生の鼻(勘)が鋭く、無邪気な暴れん坊なので制御できるのが志摩しかいません。
志摩一未(しまかずみ):星野源
警視庁芝浦分駐所・MIU第4機動捜査隊に所属する刑事です。
伊吹とバディを組んでいます。
過去に組んでいたバディが不慮の事故で死んでしまい、ずっと自分のせいだと思い込み自分も他人も信用ができなくなっていました。
しかし伊吹のおかげで過去の後悔から前に進むことができたのです。
冷静に事件を分析する洞察力があり、暴れ出した伊吹を制御する役割でもあります。
勝俣奏太(かつまたそうた):前田旺志郎
前述した通りバシリカ高校の元陸上部員です。
ドラマではそこまでフューチャーされる役どころではありませんでしたが、第3話のタイトル「分岐点」が伏線となっていたことが映画をみてわかりました。
伊吹に捕まったことで間違った人生を歩まずにこれました。
勝俣にとって人生の分岐点だったことがわかります。
そんな分岐点に第4機捜がいたおかげでラストマイルでは刑事になっていました。
【ラストマイル】アンナチュラルとの関係と出演キャストの振り返り
毎話号泣必須です。様々な社会問題を取り入れたエピソードに考えさせられるドラマでもありました。
生きている人ではなく亡くなった人に焦点をあて、不条理な死を許さないUDIラボの信念に感動します。
三澄ミコト(みすみ みこと):石原さとみ
不自然死究明研究所、通称「UDIラボ」の法医学者です。
三澄班の執刀医を務める法医学者で解剖実績は1500件程の実力を有します。
実母が一家無理心中をするも唯一生き残り、身勝手な死に対し猛烈な拒絶をしています。
不条理な死を遂げたご遺体の声を解剖を通してすくい上げ、時には警察や上の者を敵に回してでも真実を導き出すことを優先します。
中堂系(なかどうけい):井浦新
同じくUDIラボの執刀医です。
中堂班の執刀医を務める法医学者で解剖実績は3000件程の実力を有します。
無愛想で口が悪いのが特徴です。口癖は「クソが」
恋人を殺害され、連続殺人鬼を自分の手でみつけるためご遺体にある手がかりを探し出すことに執着しています。
不器用なだけで協力的な一面もあったりと嫌いになれないキャラです。
東海林夕子(しょうじゆうこ):市川実日子
三澄班の臨床検査技師です。
ミコトとは監察医務院時代から面識があり、互いに気の合う同僚です。
UDIラボ内ではムードメーカー的存在で、明るい性格をしています。
仕事よりプライベート優先で恋愛に重きをおいているタイプです。
神倉保夫(かみくらやすお):松重豊
UDIラボの所長です。
元厚生労働省医政局職員で、東日本大震災の身元不明遺体調査を機にUDIラボへの転属を決意しました。
唯一三澄や中堂の過去を最初から知っている人物です。
いつもは雑に扱われていることが多いですが、大事なときはビシッと締める頼りになる所長です。
久部六郎(くべろくろう):窪田正孝
医大生で法医学を学ぶためバイトでUDIラボで働いています。
三澄班の記録員で真面目に働いていると思いきや、実はUDIラボの内部事情を探るために送られた週刊誌の使者だったのです。
ドラマの後半で、自らの悪事を公にし問い詰められますが、一緒に働く中でUDIラボの人たちに感銘をうけ更生します。
ラストマイルでは医大生から成長して研修医となっていました。
ちゃんと医者になっていて時の流れと成長を感じることが出来ました。
白井一馬(しらいかずま):望月歩
前述の通り、ドラマ第7話「殺人遊戯」に登場します。
大切な友達を失った喪失感・悔しさが伝わってきてとても感動回でした。
ミコトや中堂からもらった言葉を胸にこれまで一生懸命生きてきたんだなと思うと感慨深いですね。
【ラストマイル】MIU404とアンナチュラルの何話が関係?まとめ
- MIU404とアンナチュラルの何話が関係している?
- MIU404との関係と出演キャストの振り返り
- アンナチュラルとの関係と出演キャストの振り返り
ラストマイル・アンナチュラル・MIU404の世界線が交わる壮大なストーリーは予想をはるかに上回る傑作となっていました。
ドラマ同様、奥深く作りこまれた内容に塚原あゆ子さん×野木亜紀子さんの世界にどっぷり沼ってしまう感覚になります。
ドラマみたけれど記憶がおぼろげだなという方は7話と3話だけでも見ていくと、さらに楽しめます!
見ていない方は、是非鑑賞前に見てからいくのをおすすめします。