2023年に放送された韓国ドラマ「涙の女王」は、冷え切った夫婦があることをきっかけに再び恋に落ちるラブストーリーです。
タイトル通り、涙が止まらない感動の作品になっています。
韓国で大人気となったドラマで、最終話で「愛の不時着」の視聴率を超えたことでも有名です。
この記事では「涙の女王」のあらすじ・主要キャスト・登場人物の相関図について詳しく紹介します。
あらすじはネタバレなしなので、ご安心ください。
目次
「涙の女王」のあらすじ(ネタバレなし)
ソウル大法学部を卒業したヒョヌ(キム・スヒョン)は、クイーンズ百貨店に新入社員として入社し、そこでインターン生のヘイン(キム・ジウォン)と出会います。
ヒョヌとヘインは、お互い惹かれ合い、やがて心を通わせます。
しかし、ヒョヌはヘインが財閥の令嬢だと知ると、その違いに引け目を感じ身を引こうとしますが、ヘインの情熱的な愛に心を動かされ、大恋愛の末に結婚。
ところが結婚生活は理想とほど遠く、ヒョヌは義理家族からの圧力と上司である妻との複雑な関係にストレスを募らせ、次第にヘインとの夫婦関係も冷え込んでしまいます。
そしてついに離婚を決意したヒョヌ。しかし、ヘインに余命3ヶ月の脳腫瘍を患っていることを告白されます。
この衝撃的な事実に、二人の運命は再び揺れ動き、愛の試練を迎えることとなりました。
「涙の女王」の主要キャスト&登場人物紹介(相関図付き)
キム・スヒョン(ペク・ヒョヌ役)
キム・スヒョンが演じるペク・ヒョヌは、ソウル大出身の弁護士であり、クイーンズグループの法務取締役を務めるエリートです。ヒョヌは田舎の小さな村・龍頭里で生まれ育ち、田舎の温かさを忘れずに成長しました。大企業の娘であるヘインと大恋愛の末に結婚したヒョヌでしたが、結婚生活は上手くいかずストレスを抱える日々を過ごします。我慢の限界に達したヒョヌは、ヘインに離婚の意思を告げようとしますが…。
キム・スヒョンは演技力に定評のある大人気俳優です。「星から来たあなた」や「サイコだけど大丈夫」など数々の名作で主演を演じており、韓国だけでなく世界中のファンから支持されています。
キム・ジウォン(ホン・ヘイン役)
キム・ジウォンが演じるホン・ヘインは、クイーンズグループの常務取締役を務める才色兼備な財閥三代目。エリート弁護士であるヒョヌと結婚し、表向きは幸せに見えるヘインの結婚生活ですが、実は夫婦の中は冷え切っています。そんな中、突然の脳腫瘍の発覚。医師から余命3ヶ月と宣告され、限られた時間の中で愛や人生を考え直します。
キム・ジウォンは、ヘインの強さと弱さが入り混じる複雑な心情を繊細に表現し、その迫真の演技で視聴者を魅了しました。「サム、マイウェイ」や「太陽の末裔」などでも存在感を出しているキム・ジウォンは、韓国ドラマ界で確固たる地位を築いた実力派女優として、多くの支持を集めています。
パク・ソンフン (ユン・ウンソン役)
パク・ソンフンが演じるユン・ウンソンは、M&Aの専門家としてその名を馳せる才気あふれるウォール街で活躍するアナリストです。大学時代からの友人であるヘインとは深い友情で結ばれ、ヘインの人生においても重要な存在となっています。冷静で論理的な一方、ウンソンの行動の裏には複雑な感情が隠されています。
「恋愛体質〜30歳になれば大丈夫〜」や「ブラック」などの話題作で実力を示してきたパク・ソンフン。「涙の女王」でもその演技力で視聴者を魅了し、多くの共感を集めています。
クァク・ドンヨン(ホン・スチョル役)
クァク・ドンヨンが演じるホン・スチョルは、財閥三代目である姉・ヘインの弟で、クイーンズマートの代表を務める若き実業家です。姉への劣等感を抱きながらも、クイーンズマートをさらに成長させるべく奮闘しています。
「雲が描いた月明り」や「ヴィンチェンツォ」などで知られるクァク・ドンヨンは、その確かな演技力と存在感で韓国ドラマ界に欠かせない俳優として成長を続けています。
イ・ジュビン (チョン・ダヘ役)
イ・ジュビンが演じるチョン・ダヘは、ヘインの弟であるスチョルの妻です。一見、夫を支える良妻賢母に見えますが、実は野心を隠しているという二面性を持っています。
イ・ジュビンは、「先輩、その口紅塗らないで」や「ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え」などで注目を浴びました。韓国ドラマ界で存在感を出しつつある実力派女優です。
キム・ガプス(ホン・マンデ役)
キム・ガプスが演じるホン・マンデは、クイーンズグループの会長であり、ヘインの祖父でもある財界の重鎮です。莫大な財産を築き上げ、金銭と権力への執着を隠そうとしないマンデは、まさに野望の化身と言える存在。成功のためには手段を選ばない冷徹さがあります。
「階伯」や「アイリス」など数々の名作に出演してきたキム・ガプスは、韓国ドラマ界の中で存在感のあるベテラン俳優です。
イ・ミスク(モ・スリ役)
イ・ミスクが演じるモ・スリは、クイーンズグループ会長であるホン・マンデの愛人です。グループ経営には関与せず、控えめながらも気品を持った存在感を放つスリでしたが、実は野心を隠しており…。
イ・ミスクは、多くのヒットドラマで圧倒的な演技を見せる超ベテラン女優です。他の出演作品には、「シークレットファミリー」や「ラブレイン」などがあります。
チョン・ジニョン(ホン・ボムジュン役)
チョン・ジニョンが演じるホン・ボムジュンは、クイーンズグループの副会長であり、グループを支える重要な役割を果たすヘインの父です。ボムジュンは、家族と企業の未来を背負う重責を抱え、常に冷静かつ慎重に物事を進める堅実な性格。その一方で、父としての温かさを時折見せる姿に親しみやすさを感じさせます。
「王の男」や「シグナル」などで数多くの名演を披露してきたチョン・ジニョンは、韓国ドラマ界で不動の地位を築く実力派俳優です。
ナ・ヨンヒ (キム・ソンファ役)
ナ・ヨンヒが演じるキム・ソンファは、クイーンズ百貨店のVVIPクラブを経営するヘインの母です。娘のヘインとの関係は上手くいっておらず、ソンファはヘインに対して冷たい態度を取ります。
「あなたが眠っている間に」や「サーチ」など、多くの作品で培ってきた実力派女優としての風格を備えたナ・ヨンヒ。「涙の女王」でも存在感を出しています。
キム・ジョンナン (ホン・ボムジャ役)
キム・ジョンナンが演じるホン・ボムジャは、波乱万丈な人生を歩むヘインの父方の叔母です。3度の離婚を経験しながらも、持ち前の明るさと強さで前向きに生きています。ボムジャの奔放でユーモラスな一面に、シリアスなドラマの中でほっこりさせられます。
キム・ジョンナンは、豊かな表現力に定評のある女優です。他の出演作には、「SKYキャッスル」や「紳士の品格」などがあり、どのドラマでも高い演技力を発揮しています。
チョン・ベス (ペク・ドゥグァン役)
チョン・ベスが演じるペク・ドゥグァンは、龍頭里村のリーダーでもあるヒョヌの父親です。村のリーダーとして村の人々から尊敬を集めています。地域に根ざした温かいリーダーシップで、村民の信頼を得ているドゥグァンは、息子にとっても大きな支えとなっています。その穏やかで包容力のある姿にどこか懐かしさを感じます。
チョン・ベスは、ドゥグァンの人情味あふれるキャラクターを巧みに演じ、ドラマに安定感と温かさをもたらしています。他の出演作として、「刑務所のルールブック」や「応答せよ1994」などがあります。
ファン・ヨンヒ (チョン・ボンエ役)
ファン・ヨンヒが演じるチョン・ボンエは、龍頭里村でスーパーを経営するヒョヌの母親です。しっかり者で、家族を支える温かさと、商売を切り盛りするたくましさを併せ持つボンエは、村民にとっても欠かせない存在です。息子ヒョヌへの愛情が強く、家族を守り抜くボンエの姿に逞しさと温かさを感じます。
「ハイエナ」や「トッケビ」など多彩な役柄で視聴者を魅了してきたファン・ヨンヒは、韓国ドラマ界で幅広い層に愛される実力派女優として、その存在感を放ち続けています。
キム・ドヒョン (ペク・ヒョンテ役)
キム・ドヒョンが演じるペク・ヒョンテは、ボクシングジムを経営するヒョヌの兄です。努力家で、ボクシングに情熱を注ぎつつ、弟ヒョヌや家族を大切にする面倒見の良い兄として描かれています。
キム・ドヒョンの他の出演作は、「ヴィンチェンツォ」や「アスダル年代記」などがあります。
チャン・ユンジュ (ペク・ミソン役)
チャン・ユンジュが演じるペク・ミソンは、地元で美容院を経営するヒョヌの姉です。美容の仕事に誇りを持ち、ヒョヌの姉としての包容力を併せ持つミソンは、家族や地域の人々にとって心強い存在です。ミソンのユーモアあふれる性格と人懐っこさにほっこりします。
チャン・ユンジュの他の出演作には、「三食ごはん」や「アスダル年代記」などがあり、どのどらまでもマルチな才能を発揮しています。
まとめ
「涙の女王」は、離婚を考えていた夫と余命3ヶ月を宣告された妻が、再び愛を取り戻す感動のラブストーリーです。
人気俳優のキム・スヒョンとキム・ジウォンが夫婦役を演じており、脇役たちも実力者俳優が名を連ねています。
この記事では、ネタバレなしであらすじを紹介し、主要キャストについても相関図付きで解説しました。
「涙の女王」の視聴前にこの記事をお読みいただくと、さらにドラマが楽しめると思います。