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【ターミナル】映画の実話はどこまで?元ネタやイライラする理由,あらすじを解説

映画「ターミナル」は空港から出られなくなった男性を主人公にした、ハートウォーミングなコメディ映画です。

スピルバーグ監督によるこの映画は実話ベースの物語として有名ですが、全てが実話というわけではありません

そこでこの記事では「どこまでが実話なのか?」や、主人公のモデルになった人物について解説していきます。

さらには終盤のアメリアの言動やイライラする理由についても、考察してみましょう。

※この記事には映画の結末・ラストのネタバレを含む可能性があります。未鑑賞の方はご注意ください。

ターミナル U-NEXT
引用元:U-NEXT
作品名ターミナル
公開年2004年
上映時間129分
監督スティーヴン・スピルバーグ
脚本サーシャ・ガヴァシ
ジェフ・ナサンソン
音楽ジョン・ウィリアムズ
キャストトム・ハンクス
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
スタンリー・トゥッチ
シャイ・マクブライド
ディエゴ・ルナ
配給UIP

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目次

【ターミナル】映画は実話?あらすじを解説

【結論】「ターミナル」は実話&実在したマーハン・カリミ・ナセリ氏の日記に着想を得たヒューマンドラマ

旅行客のビクターは、NYへ行く目的でクラコウジアからジョン・F・ケネディ国際空港へ到着します。

しかし旅行中に祖国で内戦が起こり、国がなくなったせいで無国籍の状態となりました。

このせいでパスポートが使えなくなり、入国ビザも取り消しという最悪のケースを体験することになったビクター。

新政府がアメリカと国交を結ぶまでの間、空港の外へ出られなくなってしまったのです。

セキュリティ上空港外へ出るのは簡単なので、空港税関国境保護局のディクソンはビクターが不法入国するだろうと踏みました。

しかしビクターは、律儀に規則を守り指定範囲内をほっつき歩くだけなので、周囲からの注目を集めはじめます。

ディクソンはやけに目立つビクターの存在が、自身の出世の妨げになるのでは?と気になって仕方がありません。

一方でビクターは空港に住み、清掃員のグプタや機内食サービス担当のエンリケと親しくなっていきました。

【ターミナル】映画の結末のあらすじとネタバレ部分を解説

ここからは、映画「ターミナル」の結末やネタバレの部分について解説していきます。

映画を見ていない方、結末を知りたくない方はご注意ください。

「ターミナル」映画の結末・ラスト部分の解説

空港のペンキ塗りとして雇われたビクターは生活も安定。

フライトアテンダントで既婚男性と不倫しているアメリアに出会い、恋をしました。

アメリアと親しくなったビクターはある晩、亡き父との約束を守るためにアメリカへやって来たのだと打ち明けます。

その約束はNYのジャズ・ミュージシャンであるベニー・ゴルソンから直接サインをもらうことで、それは長年かけて父が必死で集めていたコレクションの最後のワンピースになるのでした。

その後、アメリアとビクターはキスをします。

翌朝クラコウジアに平和が訪れ帰国が許されたビクターですが、目的のサインは手に入らないまま。

ディクソンが国に帰れと言って入国許可をくれないので、ビクターは逮捕される覚悟で空港外へ出ますが、皆彼に温かい眼差しを向けるだけでした。

ビクターは無事NYへ行き、ゴルソンに会ってサインを手に入れます

帰りのタクシーで行き先を聞かれた彼は「家へ帰るんだ」と、喜びを噛みしめながら答えるのでした。

ビクターとアメリアの恋?の行方は

不倫相手を待つことに疲れたアメリアは、次第にビクターとラブラブになっていきます。

そして2人がついに結ばれたと思ったその翌日に、クラコウジアの戦争が終わりビクターは帰国できるようになりました。

お祝いのパーティーに来たアメリアは、ビクターに1日だけ入国可能な特別ビザを渡します。

しかしこのビザは、ビクターの夢を叶えるためにアメリアが不倫相手経由でゲットしたもの。

彼女は不倫相手とヨリを戻すことと引き換えに、1日だけ入国できる特別ビザを用意したのです。

ビクターはショックを受けますが、アメリアは目に涙をためながら元カレのところに戻っていきました。

アメリアがどういう気持ちでこの行動に出たのかは不明で、動機については様々な考察がなされています。

ビクターは空港を出れた?

ラストでビクターは空港を出てNYに行くことができましたが、不法入国という手段になってしまいました。

せっかくアメリアの不倫相手から特別ビザを用意してもらっていたのに、ディクソンが意地でも許可しなかったからです。

ビクターはディクソンから、国へ戻らないなら仲間の職員を解雇すると、脅されていました。

入国を諦め帰国を決意していたビクターですが、清掃係のグプタがクビになる覚悟で飛行機を止めて、ビクターのNY行きを応援します。

それを見たビクターは、危険覚悟でNYへ行くことを決意しました。

幸いにもディクソン以外の空港職員は皆ビクターの味方だったので、ビクターが外へ出るのは容易でした。

結果、空港の職員たちを敵に回したくないディクソンは、ビクターを見逃すしかなくなったというわけです。

【ターミナル】映画は実話?元ネタ,モデルになったイラン人男性は誰?

映画「ターミナル」のシナリオは、ある実話からインスピレーションを得て書かれたものです。

ここからは映画「ターミナル」の元ネタ・モデルになったイラン人男性について詳しくみていきましょう。

ビクターのモデルはイラン人男性のマーハン・カリミ・ナセリ

主人公ビクターのモデルになった男性は、マーハン・カリミ・ナセリという名のイラン人でした。

ナセリは1940年代にイランで生まれ、1973年にはイギリスに留学します。

その後反体制的運動への参加が原因で、帰国後に投獄されました。

国外追放となったナセリは、西ドイツなど数ヵ国で政治亡命の申請をしますが、どの国でも却下されてしまいます。

1980年にようやくベルギーで難民として認められそこに住みますが、1986年になると転居を決めイギリスへ向かいました。

しかしナセリはその道中で、難民認定書と入国許可証を紛失してしまったためイギリスに入国できず、送還されたベルギーでも入国拒否されてしまいます。

結果パリのシャルル・ド・ゴール空港で足止めとなり、そこで暮らす以外に方法がなくなりました。

プロデューサーが日記を買い上げて映画化

ナセリは空港に滞在していた当時、日記を書いていました。

この日記を「ターミナル」のプロデューサーが25万ドルまたは30万ドル(諸説あり)で買い上げ、映画化権を獲得します。

それを映画化したのが「ターミナル」なのですが、主人公名にナセリの名前が使われることはありませんでした。

ナセリは気難しい人でしたが、ゲットした報酬を使って身近なホームレスの人々ために居住施設を借り入れていたようです。

2022年に空港で死去した

2022年11月、推定年齢80歳のナセリがシャルル・ド・ゴール空港で亡くなっているのが発見されました。

2004年に映画化権で30万ドルを得たナセリですが、2006年に健康状態が悪化し空港内の病院に入院します。

その後フランスでの滞在許可が降りたことで、2007年にはパリ郊外のホームレス支援施設に移住。

彼は亡くなる数週間前に空港に戻ってきたばかりだったようで、その理由の一説として映画化権で得た大金を使い果たしたからだとも言われています。

しかし別の報道からはナセリが亡くなった時、数千ユーロを持っていたとの情報もあがっていて、本当のことはわからないままです。

【ターミナル】実話はどこまで?映画との違いを解説

「ターミナル」の主人公の名前や出身国はフィクションです。

要は、空港で生活をしたという部分以外はほとんど脚色と考えればよいですね。

ここからは映画の主人公ビクターと、主人公のモデルになったマーハン・カリミ・ナセリの置かれた環境などを比較して見ていきましょう!

※↑リンクをクリックで知りたい項目へ移動します。

①本当はイラン難民

独特な個性を持つ主人公ビクターは、架空の国クラコウジアからはるばるアメリカへやってきました。

単なる旅行客だったのですが、アメリカ入国前に祖国が消滅するという珍しいケースにぶち当たり、法の隙間に落ちてしまったのです。

一方で主人公のモデルになったマーハン・カリミ・ナセリはイラン難民で、【ビクターのモデルはイラン人男性のマーハン・カリミ・ナセリ】の章で前述したように、空港に住むまでの経緯もやや複雑。

入国拒否されたイギリスとベルギーの間を何度も行き来した末、パリの空港に住むことになりました。

②本当の舞台はパリのシャルル・ド・ゴール空港

映画「ターミナル」の舞台はアメリカのニューヨーク州にあるジョン・F・ケネディ国際空港です。

そこでナボルスキーが滞在を許可されたのは、ショッピングや食事ができる国際線の乗り継ぎロビーのみでした。

67番ゲートが改装中だったので、ビクターはそこで寝起きするようになります。

一方で実在の人物であるナセリが住んでいたのは、パリのシャルル・ド・ゴール空港

ナセリは第1ターミナルビルのソファーに座り、読書をしたり日記を書いたりして毎日過ごしていたそうです。

③実際の空港生活は18年間!

映画「ターミナル」のビクターが空港で過ごしたのはおよそ9か月。

しかしモデルになったマーハン・カリミ・ナセリは、驚いたことに18年間も空港で暮らしていたのです!

ナセリの空港生活は、入院期間も含め1988年〜2006年の18年間。

ナセリは空港外へ出てしまい一時的に収監されたこともあったようなので、ビクターよりもお騒がせな人ですね。

旅行客という設定のビクターはさりげなく高価な時計をしていましたが、現実のナセリの方はやはりホームレスのような身なりだったようです。

気難しいながら「サー・アルフレッド」の名で親しまれていたナセリが、家同然だった空港で人生の幕を閉じたという知らせは、空港職員ら多くの人を悲しませました。

【ターミナル】映画がイライラすると言われる理由…

概ねと評判の良い「ターミナル」ですが、一部の視聴者からは「イライラする」という意見も見受けられます。

これはスピルバーグ監督の、奇をてらった演出効果の表れかもしれません。

この章では、映画「ターミナル」のイラッとするポイントについて調査&解説していきます。

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①登場人物のとぼけた感じにイライラ

一部の人たちからは、登場人物の言動がどこか不自然でとぼけた感じに見えるため、イライラするという感想が出ています。

例えば清掃員のグプタの仕掛けたいたずらに、通行人がいちいち引っ掛かり転ぶシーンなどがそうでしょう。

作風がコメディなので、そこはむしろ面白いところでもあるのですが、見る人によっては話が進むテンポが遅く冗長に感じられるようです。

またディクソンとビクターの会話が噛み合わず、もたつくのもイラッとするポイント。

ディクソンがクラコウジアの消滅を伝えるためチップスにリンゴを叩きつけ、ビクターのスーツが汚れるシーンなども不愉快ですね。

このように、清潔な物と汚れた物のギャップからくる不愉快さを煽るようなシーンも目立ちます。

②ビクターの行動にイライラ

ビクターはジェスチャーが大袈裟で、マイペースな感じの面白キャラでした。

しかし序盤から中盤にかけてはビクターの言葉が周囲の人に通じず、物事も上手く運ばないのでイライラの連続

食べ物を口にいれたまま走る、誰かとぶつかる、窓ガラスがあるのに気づかずぶつかるなど、不注意な言動が目立ちイラッとさせられます。

また頑張っているビクターを応援しているのにドン臭いので、もどかしく感じる方も多いでしょう。

周囲の旅行客の冷ややかな視線も手伝って、ビクターをつい意地悪目線で見てしまうのも悲しいところです。

しかし中盤以降はそのようなシーンが減り、ビクターに共感できるような作りになっています。

③アメリアとビクターが結ばれずイライラ

ビクターとアメリアの恋愛は話の流れ的にも、当然上手くいくだろうと予想されていました。

しかし、どういうわけかアメリアが不倫相手に寝返ってしまうというまさかの展開に…。

2人の恋愛がハッピーエンドではなかったので、イラッとさせられた方も多いでしょう。

アメリアはビクターと出会ってからそれまでの異性関係を反省し、新しい生き方を手に入れたんじゃなかったの?と思うとどこか釈然としません。

またアメリアが去っていくタイミングも悪過ぎで、何で今なのよ!と複雑な気持ちにさせられますね。

④あり得ない結末にイライラ

ディクソンからの許可なく空港の外へ出て、憧れのミュージシャンに会えたビクター。

ハッピーではありますが、登場人物がいい人ばかりで「そんなことってある?」の連続で、ご都合エンディングに馴染めなかったという意見もちらほら。

また最後だけほんの少しいい人サイドに傾くディクソンを見て、結局どっちやねん!と思った方も多いでしょう。

ただしビクターは実際1日だけの入国ビザを持っていますし、個人的な感情でそれにサインしなかったディクソンが悪いので、話の筋は一応通っているのです。

【ターミナル】映画の見どころ&重要ポイントを解説

それでは映画「ターミナル」の見どころや重要なポイントなど、絶対に見てほしいという要点を3つご紹介します!

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見どころ①:ビクターのサバイバルスキルがすごい!

ビクターには食堂で使用できるクーポンと15分だけ使えるテレカ、職員から呼び出された時のためのポケベルしか渡されませんでした。

クーポンを失くし、クラコウジアの現金も使えないので、ご飯を買うことも不可能になってしまったビクター。

この状況下、様々な創意工夫で乗り越えていく彼を見ていると前向きな気持ちになれるでしょう。

買い物カートを定位置に戻して小銭をゲットするシーンなど、やろうと思えばなんでもできるんだなぁと感心させられます。

見どころ②:なぜか心変わりしたアメリア

「アメリアがなぜビクターを突き放したのか?」については、様々な考察がされています。

お祝いパーティー中のお別れのシーンで、アメリアは「ナポレオンの結婚プレゼントを?金のロケットよ。中にはこう刻んであったの。運命って」と言いました。

このセリフは意味深で様々な解釈ができますが、1つは「元彼から金のロケットペンダントを贈られたこと」を示唆しているのだと考えられます。

彼の元に戻ったというのは残念な話ですが、悲しいかな人間はそんなに簡単には変われないということなのかもしれません。

もう1つは、アメリアが自分から身を引いたという解釈。

本当はビクターと一緒にいたかったアメリアですが、それ以上に彼の父親の夢を実現してほしいと思ったのでしょう。

この場合のセリフの解釈は、例えば「運命でまた会う機会があるのなら、金のロケットを贈ってね」など、アメリアの何らかの願望を伝えているのでしょう。

「ターミナル」は、スピルバーグ映画の中でもより性善説が強調された作品なので、後者の解釈の方が有力筋かもしれません。

見どころ③:「待つ」という普遍的なテーマ

ビクターの父はニューヨークのジャズ・ミュージシャンに手紙を送り、40年間サインを待ち続けました。

こうして集まったサインは、大事に缶の中に保管されています。

そして最後の1人であるベニー・ゴルソンからサインをもらうために、ビクターはずっと空港で辛抱しました。

空港でビクターはアメリアを待ち続け、アメリアは7年間不倫相手からの誘いだけを待ち続けています。

そうなんだよ、人は皆何かを待ってる」とビクターが言うように、人は皆孤独。

待つことの苦しみを充分知っているアメリアだからこそ、ビクターやビクターの父の夢に敬意を払い、自分は身を引いてビザを用意したのではないでしょうか。

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【ターミナル】映画は実話をもとにしているがほぼフィクションと考えてOK

この記事では、映画「ターミナル」のどこまでが実話なのかについて考察しました。

  • 映画「ターミナル」は実在したマーハン・カリミ・ナセリの日記から着想を得ている
  • 実話の舞台はパリのシャルル・ド・ゴール空港
  • 映画「ターミナル」のテーマは「待つこと」や孤独

映画「ターミナル」は空港で暮らすという部分のみ実話ベースで、それ以外はほとんど脚色と言っても過言ではありません。

劇中の空港もセットなのでどこか現実味がなく、やや不思議な気分を味わえるでしょう。

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