「トッケビ」のあらすじ(ネタバレなし)
現代に生きるシンは、ある日、幽霊が見える能力を持つ女子高生チ・ウンタク(キム・ゴウン)と出会います。ウンタクは生まれながらにして不思議な運命を背負った女子高校生で、母親の死をきっかけに孤独な日々を送っていました。
しかし、ウンタクは明るく前向きで、持ち前の純粋さで周囲を笑顔にする明るい存在。ウンタクは、シンが伝説のトッケビであることを見抜き、自らを「トッケビの花嫁」だと主張します。
半信半疑ながらも、ウンタクと過ごす中でウンタクが剣を抜く鍵を握っていることに気付くシン。しかし、永遠の命を終わらせるはずの花嫁であるウンタクに心を動かされてしまい、シン自身の考え方にも変化が訪れます。
「不滅の命」から解放されることだけを望んでいたシンが、次第に生きることの意味や愛の大切さに気付き始めるのです。
また、シンの忠実な家臣の子孫であるユ・ドクファ(ユク・ソンジェ)は、現代で財閥の御曹司として暮らしており、シンの家を管理する役目を担っていました。
ドクファが勝手にシンの家を死神(イ・ドンウク)に貸し出したことで、シンと死神の奇妙な同居生活が始まります。死神は、前世の罪によって罰を受ける存在であり、自らの過去に深い後悔と悲しみを抱えていました。
しかし、シンやウンタクとの交流を通じて少しずつ心を開き、死神自身の運命と向き合っていくのです。
「トッケビ」の主要キャスト&登場人物紹介(相関図付き)
コン・ユ(トッケビ/キム・シン役)
キム・シン役を演じたコン・ユは、韓国で大人気のトップ俳優です。「コーヒープリンス1号店」(2007年)で大ブレイク。日本でも人気になったドラマで、コン・ユは韓国だけでなくアジア全域で注目を集めました。兵役後は映画を中心に活動し、「トガニ 幼き瞳の告発」(2011年)や「新感染 ファイナル・エクスプレス」(2016年)などで主役を演じ、演技派俳優としての地位を確立しました。
「トッケビ」では、韓国のゴールデングローブ賞と呼ばれる第53回百想芸術大賞のTV部門男性最優秀演技賞を受賞するなど、その演技力が高く評価されました。
コン・ユは、エンターテインメント性だけでなく社会的なテーマも伝える演技を得意としており、多くの人々に影響を与える俳優です。その洗練された演技力と人間味あふれる魅力で、今後も韓国を代表する俳優として活躍が期待されています。
キム・ゴウン(チ・ウンタク役)
チ・ウンタク役を演じたキム・ゴウンは、韓国を代表する実力派女優として知られています。2012年に映画「ウンギョ 青い蜜」でデビュー。この作品で国内外の映画賞を多数受賞し、一躍注目の新人女優となりました。
その後も「コインロッカーの女」(2015年)や「メモリーズ 追憶の剣」(2015年)などで幅広い役柄をこなしています。特に「メモリーズ 追憶の剣」ではイ・ビョンホンやチョン・ドヨンと共演し、存在感を示しました。
「トッケビ」では、その自然体な演技でドラマの成功に大きく貢献しています。この役により、彼女は韓国だけでなくアジア全域での人気を不動のものとしました。
キム・ゴウンは、シリアスからコミカルまで幅広い役柄をこなす演技力で、着実にキャリアを築いています。彼女の今後の活躍にも期待が寄せられています。
イ・ドンウク(死神役)
死神役を演じたイ・ドンウクは、1999年にデビューして以来、長年にわたり韓国ドラマ界で活躍する人気俳優です。2005年の「マイガール」での御曹司役で大ブレイクし、一躍スターダムに躍り出ました。その後も「女の香り」(2011年)、「天命」(2013年)、「ホテルキング」(2014年)など数々の話題作に出演し、幅広い役柄をこなしてきました。
「トッケビ」では、死神役の冷たさと切なさ、そしてコミカルな一面を合わせた絶妙な演技が高く評価され、彼の代表作の一つとなりました。
イ・ドンウクの持つ端正なルックスと、繊細で奥深い演技力は、幅広い世代に支持されています。彼はドラマや映画だけでなく、バラエティ番組でも活躍するなど、その多才ぶりでエンターテインメント界をリードする存在として注目されています。
ユ・インナ(サニー役)
サニー役を演じたユ・インナは、2009年にデビューして以来、多くの話題作に出演し、韓国を代表する女優の一人となりました。その後、ドラマ「シークレット・ガーデン」(2010年)で注目を浴び、第47回百想芸術大賞の女性新人演技賞(テレビ部門)を受賞しています。
さらに、「イニョン王妃の男」(2012年)や「星から来たあなた」(2013年)、「マイ・シークレットホテル」(2014年)など、次々にヒット作に出演し、実力派女優としての地位を気付き築きました。
「トッケビ」では、ユ・インナの持つ自然体の演技と美しさが際立ち、深い印象が残りました。この役を通じて、彼女は韓国のみならず、アジア全域での人気をさらに高めるきっかけになっています。
ユ・インナは、コメディからシリアスな役柄まで多彩にこなし、今後のさらなる活躍が期待される女優です。彼女の持つ洗練された魅力と親しみやすさは、多くのファンを惹きつけ続けています。
ユク・ソンジェ(ユ・ドクファ役)
ユ・ドクファ役を演じたユク・ソンジェは、韓国のアイドルグループ「BTOB」のメンバーとして活躍しながら、俳優としても成功を収めている多才なアーティストです。2014年に俳優デビューを果たし、すぐに演技の才能を発揮しました。「応答せよ1994」(2013年)で初めて注目され、その後「アングリーママ」( 2015年)や「恋するジェネレーション」(2015年)などの話題作でさらなる支持を獲得しました。
「トッケビ」でのコミカルな演技と感情豊かな表現は、視聴者に親しみやすさを感じさせ、彼の俳優としての地位を確立するきっかけとなったと言えます。
アイドルとしての華やかさだけでなく、役柄ごとに異なる個性を巧みに演じ分けるユク・ソンジェは、今後も俳優としての活躍が期待されています。その多才な魅力で、これからも音楽と演技の両面でファンを楽しませ続けてくれるでしょう。
まとめ
韓国ドラマ「トッケビ」は、ストーリー・セリフ・登場人物・映像の全てが秀逸された壮大なスケールの大ヒット作品です。